一色登希彦先生（@ishikitokihiko）が考える、漫画雑誌が果たす役割（ちょっと脱線つき）

一色登希彦 @ishikitokihiko

【漫画雑誌１５】で話は無理くり漫画雑誌に戻りますが、あの作品を世に出さしめたという事では間違いなく漫画雑誌はエラい、ということです。「上手いだけ」の漫画しか載せることの出来ないフィルターがかかっていたら世に出ていなかったかも知れない。漫画雑誌を讃えたいのはこういう時す。

赤司 @akashiningen

@ishikitokihiko 上手く言えませんが、人気漫画が沢山載っているから読みたいのではなくて、その編集部が「読者に読ませたい漫画」が載っている雑誌が読みたい、というか。編集部の趣味が自分と合致した時、未知の「好きな漫画」と出会える期待感を持てるから買い続けるというか。

松田未来　コミティア146 C50b 「翼駆人アラン 第Ⅵ章」 @macchiMC72

一色先生＠ishikitokihikoの漫画雑誌についてのツイートが興味深いです。その名のとおり「雑多な物」をくくったのが雑誌のハズなんですが、売れなくなったりするととにかく稼げる物というか「失敗しない物」で固めようとする。その姿勢が如実に出るのが絵柄なわけですね。

一色登希彦 @ishikitokihiko

@macchiMC72 せまくなるよー　ひらべったくなるよー　そしてツルッとなるよー　・・・と思います

一色登希彦 @ishikitokihiko

【漫画雑誌１６】表題とは離れて終わりますが、漫画を論ずる方法は多々あって良いです。でも「絵が下手」軸だけが時々わかりやすく横行するように感じる。では物語構成は？作者のまなざし自体への批評は？それらが同じ比重で扱われているようには思えないし全てが不可分でありうるという慎重さも薄い。

一色登希彦 @ishikitokihiko

【漫画雑誌１７】10何年前にも、話も絵も大好きな作家さんが「この人は絵が下手。上手くなる気もなさそうで」みたいにあげつらわれるような物言いがあって血管切れそうになって、何かこの軸の論調にはナーバスなのは自覚しております。ご容赦下さい。でもあの漫画載せた雑誌は万歳すよ。失礼しやした

一色登希彦 @ishikitokihiko

ご存知のように何人かの方がやっているように、実績を挙げた方が思う所あって「それ以外の道」を模索出来る可能性はあると思うけれど、これからプロ漫画家になりたいという人には少なくとも漫画の雑誌が今の所ほとんど唯一の足がかりなのだから魅力的であり続けて欲しいと思いますです。