第13回(対象:1996年)【エア本格ミステリ大賞】選考会

@air_mys_award　鉄鼠の方がミステリとして優れているって考えも理解できます。あの動機は確かに衝撃。

2017-01-07 22:21:41

@air_mys_award 正直皆さんの評価に驚いています。てっきり○を付けるのは私だけだと思っていたので…。

2017-01-07 22:21:49

@air_mys_award　いや正直◎にするか迷ったくらいですよｗ＞松井さん　ただ「本格」で弱い、というかあからさますぎて不利なんですよね。

2017-01-07 22:23:30

@air_mys_award それほど面白いミステリであるということではないでしょうか（本格であるかはおいておいて

2017-01-07 22:24:14

@air_mys_award 『絡新婦の理』は冒頭でもうテーマを明かしてしまっていますし、フーダニットとしての興味もほぼ皆無に等しいんですよね。ですから、その犯人（要は冒頭に）に以下に辿りつくかという話なので、私はむしろアリバイ崩しに近いような読み方で愉しみました。

2017-01-07 22:24:42

@air_mys_award 「貴方は必ず読み返す」という帯が文句無しによく似合う作品ですね。いくつかの点で解答のアウトラインだけをみせて、ミステリとしてはオープンエンドな作りになっているのが粋だと感じました

2017-01-07 22:25:20

@air_mys_award　途中で京極堂も言ってますけど「木場を主人公にした警察小説」としても読めるし美由紀を主人公にした「学園ミステリ」でもある。分冊だと文庫4冊ですけどまさに4作分のアイディアや文章が詰まっている本だと思います。

2017-01-07 22:26:47

@air_mys_award スミスさん決定している結末まで退屈させず読者を持っていく技量は凄いですよね。リーダビリティもストーリーテリングも。

2017-01-07 22:26:49

@air_mys_award さかえさん私もどちらかというと『鉄鼠』の方がより本格らしいと思ったんですよね。ただ、本ミスベストの10周年オールベストでも1位(2位が『鉄鼠』）で、東西ベスト100でも『絡新婦』の方が上ですから、採らないわけにはいきませんでしたね…

2017-01-07 22:29:18

@air_mys_award　作品の評価と直接関係ないんですが、京極夏彦って漫画家で言うとひぐちアサみたいな人で、その事象に関する事を事細かに描かないと気が済まないからこの厚さなんだろうなって思いました。ぼろ宿の女主人とかあんなに何度もこするキャラでもないだろうにｗ

2017-01-07 22:29:50

@air_mys_award タナティスさん確かに“粋”という言葉がぴったりのミステリですね。

2017-01-07 22:30:14

@air_mys_award 松井さん京極夏彦の真骨頂ここにありという作品だと思います。普通の作家であれば単独の事件だけで十分に1冊書き終えてそれでもクオリティ高いと思うのですが全部くっつけて、かつそれぞれをつなぎ合わせ高める作品になっていると思います

2017-01-07 22:30:46

@air_mys_award 個人的にポイント高いのが○○○○○○○○○○○○○○ということと○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○という点ですね。 fse.tw/qnXHp#all

2017-01-07 22:32:34

@air_mys_award　前者はともかく、後者の部分をもっと広げたらよりミステリとして良かったかもしれませんね＞松井さん

2017-01-07 22:34:09

@air_mys_award さかえさん恐らくそこまで細密に描いているからこそ、あの構図に嘘臭さが表れないんじゃないでしょうか。この作品の“絵空事のリアリティ“の持つ強さは”尋常ではないですね。

2017-01-07 22:35:10

（本格ってつくと）

2017-01-07 22:35:59

@air_mys_award 半分読んだ辺りの木場修パートの終わり？のようなところで、「あれ、物語終わったんじゃね？」っていう独特の不安感がありましたw(それは絶対、あり得ないし、残りの頁がまだまだあるにも関わらず) だらだら長い話が続いているわけでないとこがやはりうまいなぁ、と

2017-01-07 22:36:37

（ミステリーだけだと頭いっこ抜けてる）

2017-01-07 22:36:40

@air_mys_award　明らかな欠点というか読んでてどうかと思ったのは、しょうがないんですが杉浦と平野が役割もキャラも完全にかぶっているせいでこの二人のせいで起こる事件に「またかよ…」感が出ちゃうところですかね。

2017-01-07 22:37:44

@air_mys_award 松井さんの言うようなところで、帯の「最強の敵」......？となりました。ただ、それにしては榎木津の能力対処が凄すぎて、やはり最強......

2017-01-07 22:38:18

@air_mys_award さかえさん恐らく他の推理作家であればあの部分を切り捨てて極限まで全てを見通した“悪”を想像すると思うのですが、京極氏はそれをしませんでした。結果、(文庫版解説で巽昌章氏が指摘する通り)「壊れなかった」のではないかとおもいます。

2017-01-07 22:39:22

@air_mys_award タナティスさんわかりますわかりますwたぶん、榎木津をどうやって対象(や真相)から遠ざけておくか、というのが作者の悩みの種なんじゃないかと。

2017-01-07 22:41:26

@air_mys_award 個人的には○○○○○○○○○○○○○○○○ので、杉浦は好きなんですけどね。二人の役割としては……たしかに多様性がないというかなんというか fse.tw/zDpLo#all

2017-01-07 22:41:55

@air_mys_award 正直、杉浦と平野は「あれ、どっちがどっちだっけ？」となることもありましたね(小声)　関口くんといいこういうパーソナリティの人間を書くのはホント巧いよなぁ、と思います。

2017-01-07 22:43:35