妙な話

意味不明
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@sorede2

あ~、東京など都会の人は夜中も外で遊べるなぁ。田舎だと、夜の外は熊と戦うか霊探しか凍てつく海で半分凍死しながら釣りするぐらいだ。

2010-12-04 17:15:04
@sorede2

田舎では20時過ぎると、見渡す限り一面に停電地帯のようになる。昼に華やかな畑も日没後はどこにあぜ道があるか不明だ。夜半に歩くには松明が必要だ。両手を自在にするには頭に松明をくくると良いが。たいていは八つ墓村の祭りか?と勘違いされる。

2010-12-04 17:25:36
@sorede2

#kimyou 意味不明の樹が。錆びた河の上流から無数に千切れた月の骸に揺られ。手元に辿り着き。細かに渦巻いてまどろむ。掬う指を擦り抜け幾度掬っても樹液の零れる水音は黄金虫に化けて。意味不明の樹は私の掌に馴染まない。と云うより…書いたこの意味不明の内容が馴染まない笑

2010-12-08 12:19:54
@sorede2

#kimyou 青、藍、碧、赤、黄、橙、白。電飾の蛍は舞い。乱れ。奔り。駆け。佇み。留まり。街の何処に棲家を視つける?夜の底に這う電飾の蛍は何時本当に跳ぶ?貴方は其れより艶やかなトキメキって有る?…私には無い。街は灰色の墓標に観える。街ゆくヒトは鮮やかに着飾る墓守に観える

2010-12-08 12:25:46
@sorede2

#kimyou 今日はウチの東邸の中央廊下を自分で雑巾がけした。片道百メートルを三十往復した。金張りの光沢が戻った。奥の八十番目の部屋辺りから木を削るような音がするが何が棲みついているか判らないので観なかった.。

2010-12-08 12:28:09
@sorede2

#kimyou 「暖めますか?」笑顔の女子店員。「いいです」…つうかチョコって熱くしねえだろ…。コンビニ出た。後ろから声。「暖めますか?」「え?」店員が追ってきた。 俺は駆け出した。微妙な笑顔で追って来た。「いいですぅー」「暖めますかぁー」夕暮れに汗だくで奔り続ける

2010-12-08 12:51:27
@sorede2

#kimyou 日常に潜む闇から黒い翼を背負って遣って来たような微妙なズレ、矛盾を内包しつつあたかも正常であるかのような発言。「…健康の為なら死んでもいい」

2010-12-08 12:56:42
@sorede2

#kimyou 言語宇宙に浮ぶ修辞惑星ツイッタ。荒筋の原野に調査員「サクシャ」は検索を続ける。両脚にむず痒い違和感…。踝まで思案の底無し沼に嵌っている。「しまった、プロット建造の前に懊悩の土壌化…」サクシャは静かに沈み…蒼い天空にテキトー鳥が雲と流れ哂う。

2010-12-08 13:07:27
@sorede2

#kimyou 「思索したいのか?」老師は天然甘酒流の構えで問うた。度羅恵門の仮面を被る男は灼熱の存在意義の剣を上段に移し。白昼の蒼白の月に向かって咆哮した。「形而上の剣戟の海栗を問う!」…海栗?…意味では… 汗が頬を伝い老師は「塩辛い…」と呟いた。

2010-12-08 13:15:45
@sorede2

#kimyou 割り箸を磨いで縫い針を作り世界の観念の綻びを紡ごうとしても。微小の繊維が木綿とビニイルと絹の合せ目に付いて。敏感な皮膚の痛覚神経を刺激して。低温熟成した牛乳の滑らかに一枚の皮膜のようにはならないだろう…

2010-12-08 13:34:12
@sorede2

月蝕の翌日の夜空はけらふねのぱらろうように、ぺくのはにさうさうと、んが、ほげにそうろうへほ…ああ…へほへほ…

2010-12-22 22:54:41
@sorede2

日曜の午後。目覚めるとマンションにヒトは居なかった。舗道に出たが誰も居ない。街にヒトは居なくなっていた。放送するヒトが居ないのでTVは砂嵐。車道には車が無造作に点在した。まるで或る瞬間に時間が止まりヒトだけ消滅して一切の人工物が死んだように動かなかった。猫は居た。雲は流れた。

2010-12-25 20:51:55
@sorede2

犬も居た。諦めてうずくまる近所の犬。街に聴こえる小さな遠吠え。部屋に戻り誠はネットを観た。夜明けに全てのツイートは止まった。以後書き込みは無い。窓に揺れる陽射しは普段通りだ。ラジオに雑音が漏れる。「な、なにこれこわい…」誠は呆然と座り込んだ。 

2010-12-25 21:15:38
@sorede2

この数日間。街の昼と夜はクリスマスらしい。賑やかな曲想と鮮やかに雑多な電飾の色彩は舞踏会の招待状のように軽い足取りの奇妙なコンクリートの街を包む。祝祭仕掛けの街は踊る。ケーキは買ってある。食べてない。まだキッチンのテーブルに在る。食べようと想って気づいたら26日になってた。

2010-12-26 05:40:58
@sorede2

イエスの誕生日は恋人の祝祭になってた。恋人の祝祭に変貌した街は欲の洪水に飲まれたようだ。恋人は居ないので嬉しくもないし。かと言って…イエスでも其の家族でも信者でもないので厳かにもなれない。白けて虚ろで居たら気づいた。俺はまだケーキを食べてない。恋人は居ないけど今日食わないと。

2010-12-26 06:06:45
@sorede2

部屋に居て妙に寒くなった。ドアが開かない。無理に押し放つ。冷気の突風が起こった。白く靄がかり奥の部屋は観えない。天井からツララが垂れシャンデリアの灯りを遮る。スリッパが大理石から剥がれず俺は転びかけた。廊下の奥の部屋に用事があるが辿り着けるか分からない。玄関が3℃。 すげー寒っ。

2011-01-11 03:55:49
@sorede2

暖かい部屋を出ると其処は極寒の廊下だった。廊下の何処かに行き倒れの旅人や餓えた小動物が居ないか探したが居なかった。安堵した。キッチンに珈琲を作りにゆくために遭難の危機を孕む廊下を歩いて進む。辿り着ける確証は無く…胸騒ぎを覚え…山岳救助隊を呼ぶか否か思案に揺れる…(ウソです笑

2011-01-11 04:10:48
@sorede2

暖かい部屋を出発し冷気に白む極寒の廊下を歩いて進みキッチンに到着した。夜明け前の闇の中に蛍光灯を点す。凍えるキッチンの全貌が眼前に広がる。キッチンに雪は無い。だが銀色のシンクに残る水滴は氷り。冷凍庫の肉と海老と魚類は氷結して死の永遠の眠りの裡にある。朝陽さえ登るなら温度が上がる…

2011-01-11 06:38:05
@sorede2

二月は四季の冷える極みの月。太陽から最も斜めに熱を受ける月。毛糸の帽子から耳がはみ出て痛い月。八月の太陽の裏側でひっそりコタツに甘酒が美味い月。ぬくぬく愉しむ寒さの頂きの月。軽装になってゆく手前の最も重ね着の月。気温の底の月。

2011-01-13 05:11:24
@sorede2

ちいさいしろいつめたい虫の群れに観えた。ほのかな夜の流れと踊る。いっぱい降る夜。俺は路に立っていた。寒い。外灯をぼんやり光る虫の跡は淫らにさまよう。延々とえんえんと動きを追うのに疲れた。掌をこすりあわせた。「雪だ…」そう、この冬に初めの雪だ。…どわっ、表現できねえ笑  

2011-01-16 02:22:22
@sorede2

夜、ツイッターを覗いた後、南邸から東邸にゆく渡り廊下を歩いていると…雪が舞う。寒かったので鎧を着込んでいた。雪募る椿の庭園を延びるウグイス張りの廊下に踏締める小鳥のさえずりと金属の擦れる音は響く。白面の夜に奏でる俺の歩みよりいずる楽想。俺は法螺貝を吹きつつ歩む。やっぱ寒っ笑

2011-01-17 01:52:01
@sorede2

東邸は改築して巨大コタツにした。広がる重いコタツ布団の壁面に立ち両腕が痙攣する渾身の筋力の限りに捲り上げ邸内に入る。奥行き200mの邸内を照らす数十の遠赤外線の天井灯に柔道大会と見紛う一面の畳はほんのり赤い。あたたかい。この無垢な平安に満たされたコタツの内こそ俺の冬の愉しみ。

2011-01-17 02:10:59
@sorede2

東邸の正門前に着いた。恒例の狩りは夜通しになった(注:蜜柑狩り) 巨大な白亜の門戸が軋む。奥の庭園に横一列に等身大の痩せた雪の地蔵が観えた。動いた…。今季最低気温1℃の朝に美女のメイド百人が立ち尽くし霜に被われ夜通し待っていた。俺は背負った籠から蜜柑を取り出し一人一人に手渡した。

2011-01-21 06:35:16
@sorede2

夜、2階の書斎から金属の擦れるような音が聴こえる。階段を登る。蛍光灯を点ける。誰も居ない。金属が小刻みに擦れる音は大きくなった。窓際に据えた机から聴こえる。近づいた。灰色のスチール製引き出しが震える。ゆったり動いた。開きだした。奇妙な物体が引き出しの奥から這いだそうとしている。

2011-01-22 23:57:46
@sorede2

物体は狭い引き出しから這い出た。風船が膨らむように1メートルほどの金属質の3頭身の奇妙な生物形態となった。蒼ざめた球体の頭部に耳は無く巨大な瞳に般若の裂けた口に似た巨大な口を持つ猫に近い生物。猫を擬した人造機械ではないか…。その3頭身の猫モドキは喋った。「僕、どらえもん」…え?

2011-01-23 00:08:17