【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」】

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」26】 張飛は関羽に、玄徳の行動は少し行き過ぎてるとは思わないか？と言えば、関羽も少し度が過ぎると応じます。張飛にしてみたら、新野にいる者は皆玄徳と生死を共にして生き残ってきた人間ばかりであるのにもかかわらず、それが無視されていると。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」27】 朝から晩まで孔明孔明と、酒を飲むのも食事をするのも孔明と供でなければならず、他の家臣のことなど今や眼中にない、家臣の間から不平不満があがるのも当然だ、と張飛が言います。このままでは、家臣の気持ちが玄徳から離れてしまうと危惧。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」28】 関羽も、たしかにその通りだと答えます。張飛は今から玄徳を諌めようと持ちかけると、関羽もよし行こうと応じます。張飛にかぎらず、孔明の存在が家臣団の気持ちに波風を立ててしまっているようです。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」29】 玄徳の前に来た張飛と関羽。話がしたいと関羽がいうと、孔明は自分は遠慮しましょうと席を立ちます。いつものお前達らしくないという玄徳。孔明の姿が見えなくなったとみて、関羽は、玄徳は少し人に惚れ込みすぎるのではないか、と切り出します。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」30】 孔明のことか、と玄徳。張飛はもっとストレートに、孔明の実力を疑ってかかっています。まだ何も手柄も才も見たことがないと。玄徳はいずれわかる日がくるだろう、と答えます。国を造るには智と勇がなければならぬと言う玄徳。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」31】 智は孔明、勇はお前達、すなわち張飛や関羽といった存在です。どれが欠けてもならんと言います。自分が孔明を得たことは魚が水を得たようなものだ、と言います。どちらも切っても切れぬ関係ということです。だから、悪く言わないでほしいと。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」32】 そこまで言われたら関羽とて返す言葉はありません。おとなしく引き返します。 帰り道、関羽は、こりゃ、恋の熱病にかかったようなものだ、今は何を言っても駄目だろう、と張飛に言います。このままじゃまずいぜ、と張飛は答えます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」33】 と、その先に孔明が通り過ぎるのを見ると、張飛は、おい、水が行くぜ、と言います。張飛は、見てろ、そのうち化けの皮をはいで、玄徳の目を覚ましてやる、と意気込みます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」34】 こんなギスギスした雰囲気の時に、曹軍動くの方が新野に飛び込んできました。注進を告げる早馬が飛び込んできたかと思うと、曹軍10万が新野を目指して進んでくると報告が。玄徳は、こんな小城では10万の大軍なぞとても防ぎきれないと言います。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」35】 関羽と張飛にいかがしたものか、と言う玄徳に対し、張飛はすました顔で大変な野火ですな、水を向けて消したらどうです、と嫌味なことを言います。孔明を水に例えた当てこすりです。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」36】 それを聞いた玄徳はあきれた顔で、感情的なしこりを持っているようだが、今そんなことを言っている場合ではないと、すぐに応戦の準備をするように命じます。そしてすぐに孔明を呼ぶように言うのです。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」37】 呼び出された孔明は、曹操が新野に10万の兵でやってくると言うと、孔明は曹軍の心配は無用だといいます。しかし、問題は内にあると。おそらく、関羽、張飛は自分の命令には従わないので、どんな作戦を立てても駄目になってしまうと。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」38】 まず二人を絶対命令どおりに動かすこと、それが絶対条件となります。しかし、変に感情的になっているから、という玄徳。孔明は、玄徳の剣と印を貸してもらうように言います。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座117「曹軍侵攻」39】 これをどうすのか、と玄徳は剣と印を孔明に渡します。孔明は、この前では誰も命令に逆らえぬでしょう、と言い、すぐに諸将を集めるように言います。内と外、それぞれの問題に、果たして孔明の作戦とは…。 続きはまた次回です。 今回はここまで。