人的資源不足に困った王国が侵略に対抗するため大量異世界召喚による現代人大量輸入をして勇者とは名ばかりの人海戦術と現代知識で魔王を倒しに行く話

晒野 @Sep_eighter

人的資源不足に困った王国が侵略に対抗するため大量異世界召喚による現代人大量輸入をして勇者とは名ばかりの人海戦術と現代知識で魔王を倒しに行く話

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（義）勇（軍を編成した武）者

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王様「戦争で疲弊して村から若者は消え、魔王軍の主力部隊は首都近郊まで迫っている…金は正直国債でどうにかなるが軍人は…」 大臣「他国の義勇軍という手もありますが…ところで3番街の魔法使いが訪ねてきております」 王様「何だこの忙しいときに…仕方ない、通せ」 みたいな導入で

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魔法使い「軍人に困ってるって来たから褒美前提で来たんですけど」 王様「すげぇ図々しいのが来た」 大臣「今の言い回しだとアテがあるようだな」 魔「いや僕最近異世界召喚理論を完成させまして」 王様「異世界召喚理論」 魔「異世界から人的資源召喚できますけど」 大臣「人的資源」

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魔法使い「いやこれ実際すごいんすよ～。どこからともなく湧いてくる人と物資！まぁどっかの世界ではそれだけ人と物資が消えてるんですけど」 王様「ガチならすごい」 魔法使い「でっしょ～。これ国の為に使ってもいいけど一生暮らせる金と名誉博士号欲しいんですよね～（ﾁﾗﾁﾗ」

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大臣（目くばせ） 王様「…まぁこれで本当に国体を残せるのであれば、そのような望み容易いぞ」 魔法使い「マジっすか！いやぁ～良かった！」 大臣「で、いくらまで人的資源を出せる？1000か？5000か？」 王様「5000も出せる程の騎士を抱える国があるとは思えないが…」 魔「10万」

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王・大臣「え？」 魔「10万ですけど、もっと出しましょうか？」

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王「え、何その国、どうなってんの」 大臣「10万も騎士が居て国が傾かねぇのかよ…」 魔「なんかこいつらの国って騎士じゃなくて平民オンリーで軍隊作ってるみたいっすね～」 王「ヤベェな何だその国桑と斧で武装してんのか？」 魔「なんか変な筒持ってますね～」 大臣「異世界こえー」

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魔「あ、私が召喚すんのは軍隊から引っこ抜くんじゃなくてそこら辺の市民拉致ってくる感じで」 王「なんで使えないの呼ぼうとしてんだよ」 魔「だって向こうに感づかれたら怖いし…」 大臣「使えんのそいつら？」 魔「幸いこの国戦えそうな世代の奴らがわんさか自殺してるし自殺野郎を召喚出来る」

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王「え、いや、ほら、士気とかさ…」 大臣「自殺未遂するレベルの士気の低さは流石に…」 魔「この国わがまま言える状態？」 王「う」 魔「自殺しようとするくらいだし戦場で死んでも自殺でも死にはかわりねぇだろ！！！」 王「やだこの魔法使い人権の概念がない」 大臣「この国にもないけどな」

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王「てか若者大事にしないとかその国ゼッテェ滅ぶだろ…」 大臣「うちみたいにですか」 王「まだ滅んでないもん！」 魔「とりあえず召喚する方向でいっすか？」 王・大臣「異義なーし」 つづかない

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魔「じゃあ召喚しますね」 王「ちょっと待って、ここに出てくるの」 魔「そうだけど」 王「この王宮に入ると思う？」 魔「いやーでも向こうの世界なんか変な逆三角形の宮廷？みたいな所に10万人を軽く超える人たちが押し寄せてたの見たんでいけると思うんですよね」 王「異世界なんなの」

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王「とりあえず郊外まで出てって人がぎゅうぎゅうにならないようにしたげてよこちとら異世界人に頼む身なんだし待遇は出来るだけよくしたげたいよ」 魔「名君かよ」 王「類い稀なるな」 大臣「陛下の戯言は放っておいて北方の草原地帯が宜しいと思います」 王「お前の印象最悪に宮廷史に載せるぞ」

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魔法使い「いきますよー」 王「おう」 大臣「つまんね！」 王「普通なら読者にしかわからないメタな親父ギャグを認識するな世界観こわれる」 魔法「まぁもともと世界観なんてないようなもんですけどね（魔法陣ﾋﾟｶｰ）」

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日本人「ここは…？俺は確か東尋坊で…」 魔法使い「召喚成功しました」 王「すげー！」 大臣「これで我が国はあと10年戦えますね」 王「10年は国力が持たないな」 日１「俺は樹海…」 日２「俺は自室で…」 日３「俺は…」 王「なんかこいつら闇の深い話してる気がするんだけど」

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王「えー諸君、かくかくしかじか」 王（状況説明中） 王「というわけで諸君らに拒否権はない、我が国は厳しい状況下にあるのだ」 日１「ってことはもうあの上司いないの？」 日２「え、勝手に職くれんの？」 日３「え、軍隊って寝るのも仕事なの？」 大臣「こいつら喜んでません？」

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王「異世界ってもしかしてうちの国よりヤバい？」 大臣「それはともかく士気の問題はなさそうですね」 魔「それじゃ私はこれで」 王「ありがとう。助かったよ、君は救国の英雄になるだろう」 魔「いえいえ、お礼なら名誉博士号と一生遊べる金で十分です」 王「…最もこの国が残れば、の話だが」

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大臣「彼らの食料は戦時国債でなんとかしました！また他国への借金が増えますね！」 王「あとは彼らの装備を整えれば…」 日１「なにこの剣、冶金がなってないだろ」 日２「てか今時剣で戦うつもり？」 日３「この国って銃ないの？」 日４「無いなら俺ら作る？銃の方が生存率高いっしょ」

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日５「作るっつったってノウハウがないぞ、お国柄仕方ないけどさぁ」 日６「あ、俺豊和に勤めてた時期が一時期あってさ」 日７「マジ？銃作れんの？」 日６「結構うろ覚えだけど人手があれば出来るんじゃね？何人か仕組み分かってりゃ出来るっしょ」 王「この戦争勝てる気がしてきたぞ」 つづく