とまあ、天保時代の蕎麦が出てきたそうで。

 はい、いつもながらのだらだら蕎麦語りです、面白いかどうかはともかく、記憶に従って書いてますので、細かいところはご自身で確認を(^^;。
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ooi@n_m @izumosobarieato

@LDipper 通になんかならないほうが良いです、その代わり、蕎麦好きになって欲しいと思います。

2011-03-02 22:49:08
LD @LDipper

…いや、別に通になる必要もないか。

2011-03-02 22:49:19
ooi@n_m @izumosobarieato

で、蕎麦の実ってのは、全国的に色々品種があって、俗に地蕎麦とも言う。蕎麦の交雑による変化が激しい事は書いたがその土地にあった蕎麦が生き残り、根付いていくのである。

2011-03-02 22:54:29
ooi@n_m @izumosobarieato

無論、蕎麦ってのは雑草同然とは言え、やはり作っている方にしてみれば収量の多い方が良い訳である、と言う訳で、改良も進むがその代わり、その土地で取れる程度しか収量が上がらない品種ってのも多い訳で。

2011-03-02 22:59:41
ooi@n_m @izumosobarieato

ただ、その代わり収量は安定しているんで、そう言う土着品種が生き残っていく事になる、概ねどこでもそうだったらしい。

2011-03-02 23:00:34
ooi@n_m @izumosobarieato

しかし、あるとき、非常に収量の安定した蕎麦の決定版が出る事になる、その蕎麦の名は「信濃1号」、無論他に色々有名な品種もあるが、結構信濃一号は広範囲に使われている。

2011-03-02 23:05:21
ooi@n_m @izumosobarieato

しかし、信濃一号が広範囲に使われる様になって問題が起きた、蕎麦の交雑は起きやすいのだが、従来の地蕎麦が安定した収量の信濃一号と混ぜて栽培される様になり、各地の地蕎麦が絶滅の危機に瀕したのである。

2011-03-02 23:10:03
ooi@n_m @izumosobarieato

真面目な話、信濃一号も悪い蕎麦ではないが、地蕎麦はより蕎麦の香り立つモノである事が多い、しかし、地蕎麦の収量はさほどでない事と、かつ、粒が小さいものが多い事もあって安定した収量と粒の大きい信濃一号を選んでしまう事も地蕎麦の衰退に拍車を掛けたのである。

2011-03-02 23:13:39
ooi@n_m @izumosobarieato

ここ近年の蕎麦ブームに乗って地蕎麦の見直しが行われているが、それらに出てくる地蕎麦は「おらほの蕎麦が一チャンええだ」と残っていたか、割に大きな産地で地蕎麦を残していたかのいずれかである。

2011-03-02 23:18:11
LD @LDipper

.@izumosobarie 深く考えず、うまいものはうまいといえるのが一番ですね

2011-03-02 23:33:38
ooi@n_m @izumosobarieato

地蕎麦がダメになったとか言う話はよくあって、幾つかの産地で信濃一号と混ざったとか言う話は結構ある、それを毎年毎年種を選抜していって元の性質を持った蕎麦に戻したケースや、農家が大事に持っていた種を増やしたケースなど、色々ある。

2011-03-02 23:35:12
ooi@n_m @izumosobarieato

ちなみに、出雲地方界隈だと横田界隈の小蕎麦とか、松江周辺の在来、三瓶在来などが所謂地蕎麦である。先程の屋根裏で見つかった奴は実際天保蕎麦という名称なんだそうな。

2011-03-02 23:38:08
ooi@n_m @izumosobarieato

でまあ、話を戻すが、天保時代の性質を持った蕎麦が見つかった、と言うのは実は結構大変な事で、その時代の性質を持った蕎麦がタイムカプセルから出てきた様なモンである、栽培に成功したら凄いとチャレンジするのも頷けるってものだ。

2011-03-02 23:47:55