業界人が語る「日本ゲーム業界にとって『FF15』や『トリコ』はコンシューマーのロマン最後の体現者。数字を見れば緩慢な自殺を感じる。ソシャゲのほうが活気ある」

NaBaBa @NaBaBa

Scalebound開発中止。プラチナゲームズについては端から見るだけでもプロジェクトを抱え込み過ぎで異常だったし、業界内にいるとそれ以上の不穏な噂を耳にしていたが、最悪の結末になったな。スタジオは存続の危機だろうし、日本のデベロッパーの限界をまた一つ見た様で哀しい。

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日本のコンシューマは冗談抜きでお先真っ暗で、いつ死ぬかの問題に差し迫っている。市場からダイナミズムが完全に失われており、各メーカーは各々の伝統的なボキャブラリーの中でしかゲームが作れない。プラチナもそうしたメーカーの一つだったし、そこから脱しようとした今回の挑戦も失敗してしまった

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欧米は似た様なデザインのゲームばかりと言うけど、近年だけ見てもオープンワールド、サバイバル、クラフト等のトレンドが生まれては更新されていくダイナミズムがある。インディーズ発のアイディアが数年掛かりで大作に吸収されていく新陳代謝が機能している。日本にはもうそんなのないよ。

NaBaBa @NaBaBa

今までの枠組みを超えたゲームが作れるかもしれないというロマンは、昨年のFF15とトリコで殆ど出涸らした。厳密には00年代後半の海外への市場拡大ブームが総討死で終わった時点で、業界のロマンや命運は決した。FF15もトリコも当時からの開発作である事も、ロマンの最後の体現者たり得ている

NaBaBa @NaBaBa

フロムソフトウェアだとか例外的なスタースタジオは今後も存在するだろう。ただ業界全体の新陳代謝が機能していない以上、干からびていくのは免れない。

NaBaBa @NaBaBa

ゲームデザインを練り上げ、時代の流れも取り入れながら更新していく、という事が出来なくなり、せいぜい見た目だけちょっと違う物を出すのが良いとこ。そういう売り方だったらソシャゲの方がよっぽど効率もニーズも良い。ソシャゲはゲームデザインが糞とは良く言うが、コンシューマも人の事言えないよ

NaBaBa @NaBaBa

そんな客観的に見て完全に終わってるコンシューマゲーム業界に、一方で未だ噛り付いているのは、やっぱりロマンを捨てきれないから。ロマンは理屈や現実を超越する、にも限界があって皆死にゆく中で、今自分が漕いでる船は本当にラストチャンスだと思う。何とか形にして自分の足跡を冥土の土産にしたい

NaBaBa @NaBaBa

最近の国内のコンシューマゲームの販売本数を見ていると、日本国内で日本人向けに作られたゲームのはずなのに、下手したら洋ゲーの日本版より売れてない事があって参っちゃうね。同じ日本人なのに日本人の心が掴めなくなっている事に危機感通り越して絶望感を覚える。

NaBaBa @NaBaBa

ソシャゲでは王道を謳う似たり寄ったりの作品が乱立していて上品とは言えないが、活気がある事は確かだ。コンシューマは特定のユーザーに絞ったポピュラリティの無いゲームばかりだ。ニッチ需要やシリーズの威光を借りる事なく、大衆の求める最大公約数をもっと狙うべきだと思うよ。

NaBaBa @NaBaBa

売れない売れない言うけど、最初から売る気ねーじゃんというゲームが多すぎる。その結果として元々日本でそんなに売る気が無かったはずの洋ゲーにすら負けている。売る事にのみ注力した下品だけど大衆性のあるゲームを作るべき。まぁでもそういう意思のある人は皆ソシャゲに行くのだろうな…

NaBaBa @NaBaBa

コンシューマにはある程度愛があるつもりの自分でさえ、数字を眺めて感じる緩慢な自殺をしているかのようなコンシューマゲーム市場の熱量の無さに、こりゃダメだと思うのだから、もっと思い入れの無い人だったら速攻切り捨てられる状況だよね。

NaBaBa @NaBaBa

今自分がやっている仕事が本当にラストチャンスで、それが上手く行こうが行かまいが、その先は本当に残念だけどコンシューマは見捨てた働き方しないと、自分自身将来性が無くなるなと最近思いますよ。