霧島火山周辺の温泉

霧島火山周辺の温泉について簡単にまとめました.
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Ryusuke IMURA @tigers_1964

↓ずいぶん前に東川君に頼まれて書いた文章(抜粋). 霧島山とその周辺にはたくさんの温泉があり、古くから多くの人たちに利用されてきました。これらの温泉は、その成因から大きく2つのグループに分けることができます。(つづく)

2017-02-04 21:06:29
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき) 1つは霧島山の標高600mよりも高いところにあり、近くに噴気地帯や熱水変質帯がみられる温泉です。えびの高原の温泉や新湯温泉、硫黄谷温泉、丸尾温泉、手洗温泉、白鳥温泉、栗野岳温泉などがその代表例です。 (つづく)

2017-02-04 21:07:18
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき) 高温(60℃以上)で、酸性泉や硫黄泉などの泉質をもつことで特徴づけられます。これらの温泉は、地表付近の地下水が地下深いところからきた高温の火山ガスによって温められてできたものと考えられています。 (つづく)

2017-02-04 21:07:54
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき) もう1つのグループは霧島山の山ろく部にある、泉温が45℃から60℃前後の温泉です。その代表例が天降川(新川)とその支流にそってみられる温泉群です。これらの温泉のそばには噴気地帯や変質帯はありません。 (つづく)

2017-02-04 21:08:20
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき) 泉質は炭酸水素塩泉、単純温泉、塩化物泉などさまざまで、炭酸ガス(二酸化炭素)とともに湧き出すものが多いという特徴があります。これらの温泉は、霧島山の山域で作られた温泉が地下を流れてきて、深く切れ込んだ渓谷で湧き出しているものと考えられています。 (おしまい)

2017-02-04 21:08:47