「午前0時の小説ラジオ」・「国歌と国旗」

「午前0時の小説ラジオ」・「国歌と国旗」
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高橋源一郎 @takagengen

「国旗と国歌」22・国旗と国歌をきわめて重く考える国がアメリカであることは論を待たない。1977年のマサチューセッツ州最高裁の判決にはこう書かれている。「国歌吹奏中で、星条旗が掲揚されるとき、立とうが座ろうが、個人の自由である」。そして、国旗を焼くという行為への最高裁判決は‥

2011-03-03 01:32:27
高橋源一郎 @takagengen

「国旗と国歌」23・「我々は国旗への冒涜行為を罰することによって、国旗を聖化するものではな。これを罰することは、この大切な象徴が表すところの自由を損なうことになる」。ここには「国旗」や「国歌]が象徴するものへの真剣な考察がある。そして、その考察には、ぼくも頭を垂れたいと思うのだ。

2011-03-03 01:35:29
高橋源一郎 @takagengen

「国旗と国歌」24・『国旗」や「国歌」が重要なのではない。それが象徴するものがなになのかを考えることが大切なのだとぼくは思う。ぼくは、そのことをこどもたちに伝えられたらと願っている。そして、それは、ぼくのきわめて個人的な思いなのだ。今晩はここまでです。聞いてくださってありがとう。

2011-03-03 01:37:52