最後の『マグニフィセント・セブン』をめぐる感想の断片 and ぷちGUN講座
- klaus_kinske
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しかしですな、『マグニフィセント・セブン』の決闘のスタイルは、従来のハリウッド製ウエスタンの様式とは微妙に異なるのである。
2017-02-12 19:49:40通常の西部劇で描かれる決闘は、向かい合った決闘相手同士が対峙した際に、ホルスターにもGUNにも触れないのが不文律でありました。そのお約束は、マカロニウエスタンにも踏襲されております。 pic.twitter.com/dsa1uI0Nip
2017-02-12 19:52:47だが、『マグニフィセント・セブン』においては、TVシリーズ『デッド・ウッド』と同様に、拳銃に既に手をかけている。 ラストのチザムとヴォーグの決闘に至っては、ヴォーグはむき出しのピースメーカーを握ったままで、撃鉄でさえ既に起こしたまま握っているではありませんか。 pic.twitter.com/ObLs0XXb7x
2017-02-12 19:58:50昔ながらの西部劇の古き良き決闘のお約束はどうした? …とお嘆きの爺さん方もいらっしゃるかもしれませんが、いかにもこの方が今風でいいじゃないですか。
2017-02-12 20:00:35Q:サムが居酒屋でバーテンダーに話しかけてたシーンで、なんでサムが耳元で歌ってたら周りの人達は殺気立っていたんですか? A:「居酒屋」ではありませんw 「サルーン(酒場)」です。酒も飲めますが、賭博場も兼ねたり、2階は宿泊施設や売春宿になってたりします。“バール”の様なものです。
2017-02-13 21:57:18西部劇のお約束のひとつですが、見知らぬ者が酒場に入って来ると、だいたい一触即発になります。単によそ者が、それも見るからにただ者で無い奴が入って来て緊張しているところに、怪しげな行動を取っているからではないでしょうか?よそ者が黒人というのもあります。
2017-02-13 21:59:35Q:「丸腰」って何ですか? A:ガンベルトを巻いてない:非武装の状態を言います。イコール、敵意が無い。逆に無法者からは「coward(臆病者)」と蔑まれたりもします。西部劇のお約束として、丸腰の相手を撃ってはいけません。なのでヴォーグが冒頭で丸腰の男を撃つ行為は、相当な描写です。
2017-02-13 22:18:26Q:ジャックさんは何であんなにざくざく刺すの? A:ハンターとしての習性かもしれませんね。野生動物を仕留める時や対インディアン戦では、相手はなかなか死にませんから。
2017-02-13 22:30:49素早く息の根を止めるためにざくざく刺すのでしょう。刺した後抉っているような手つきもしてますが、ナイフで人を殺める場合、刺した後捻って空気を入れるようにすると、早く息の根を止めることが出来ます(余計な豆知識)。
2017-02-13 22:32:11レッド・ハーヴェスト登場の際、皆が怯えまくるのが印象的です。歴戦の勇士やプロガンマンですら、びびりまくっています。インディアンはそれほど恐れられていたのです。それだけに、彼とコミュニケーションを取ろうとするチザムは、肝が据わっているのだなと思う訳です。
2017-02-13 22:37:31