ズートピアを観て民主主義や多様性について考える人々
- Sunset_Yuhi
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やっとズートピア観た!清くて正しいジュディの中にも肉食動物に対する偏見があったことが露見するシーン辺りからが特に好き。エンタメと倫理をここまで見事に両立させられるとは知らなかった。最高。
2016-09-30 20:07:48ズートピアで肉食動物が強弱の位置を逆転させられたのは、単純に『数』、なんだもんなー。圧倒的多数の草食動物と、少数の肉食動物。マジョリティとマイノリティー。民主主義が多数派の意見を尊重する思想ならば、その国の矛盾と、分断の解決はどこにあるかを描いてる点で凄いと思う。
2016-11-12 08:24:01@yamanezumihamu ズートピアよかった!功利主義とかサイレントマジョリティとか色々思うところあった。
2017-01-03 22:11:16「ズートピア」観た。理想を実現するのは難しい、内実が伴ってなきゃいけないとか、なんか丸山真男を読んでる気持ちになった。Twitterで検索したら2人だけその関連を話してる人がいて、1人は俺の友人だったw
2017-02-24 02:37:06あの粉雪とかセメントとかの表現なんなん? まあ毛並みはパーティクルで何とかなりそうとして、普通の物理演算じゃ表現できなさそうなカットが多々あった。アナ雪の時は、雪の表現のための演算システムを開発してたけど、また何かやってるんだろうなあ。
2017-02-24 02:47:32ズートピアの寓話で人間の歴史を追う感じ、壮大すぎてヤバいなあれ。ちゃっかりラブロマンス入ってたりして抜け目ない。もっと早く観たかったけどタイミングが悪かったなあ。
2017-02-24 02:58:57ズートピアを生み出した西洋文化の中で、自国中心主義的な思想が勢いづいてるのは悲しいのう。よくある感じだったら、草食動物が肉食動物からの偏見を打ち崩して終わりとか、あるいは肉食動物への迫害から民主主義の不可能性みたいなのを描くこともありそう。でもあくまで子供向けだし、あれで良かった
2017-02-24 05:51:58「多数が支配し少数が服従するというのは自然に反する」というルソーの言葉(『民約論』第一部第四章)は永遠の真実であり、デモクラシーを多数支配と呼ぶことは、一つの擬制(ただきわめて有意義な擬制)にほかなりません(政治学入門)丸山眞男bot
2017-02-24 11:47:38ズートピア、はじめは白人・黒人の話か、資本家・労働者の話みたいに思ったけど、多分あれは女性初の警察官と、詐欺師が警察官になった話でもあるんだな。ニックはイタリア系の移民とかかなあ。
2017-02-24 17:19:12パリ同時多発テロとかイギリスEU離脱決定とかトランプ大統領当選の後に観る「ズートピア」が辛すぎる。生物学的違いを認めて乗り越えよう、でも多数決が民主主義じゃないんだという。ツ、ツラい……
2017-02-24 17:57:22同性愛者が見た『ズートピア』論 多様性と偏見を巡って kai-you.net/article/29577 @kai_you_ed 何にだってなれると思っていた楽園でも、ウサギはウサギ以外にはなれず、キツネもやっぱりキツネでしかない
2017-02-24 19:13:51ズートピアのナマケモノ、あれは障害者の比喩に見えたんだけど、相模原の障害者殺人の時に問題になったように、存在意義をはっきり見出すのは正直難しいと思っている。実際、適職は何かとかよく分からんし、不便になることもあると思う。でも合理主義を超えて寛容になるのは大事なんだろうと思った。
2017-02-24 20:28:16ズートピアは単純な理想主義じゃなくて、逃げ水と一緒で理想にはなかなか追いつかない、でも行動することが大事なのだという。普通にエンタメとして面白いのに何だこの重さは……。最高。
2017-02-24 20:44:34残酷な話をすると、社会をまとめる簡単な方法は、「部外者を作る」ことなんだよな。マイノリティを排除するのもそうだけど、悪者を捕まえて裁くのもそう。その点で「部外者は作られている」面もある。逆に言えば、社会がまとまる上で部外者は必要だとも言える。政治的対立も大体そんな感じ。
2017-02-24 20:54:15「この世界の片隅に」と「ズートピア」を観て確信したのは、面白さと重さって両立できるんやなと。でも思えば、他の作品でもそういうのは少なからずあるか。
2017-02-24 22:47:38警察官になって世界をより良くしようとしたのに、肉食動物が疎外される引き金を引いてしまったホップスと、永久革命としての民主主義を訴えるも、戦後民主主義の賜物である学生運動で批判の矛先になる丸山眞男が被ってしまう。ディズニー映画でなんでこんな絶望感を味わわねばならんのだ……
2017-02-25 01:39:50ズートピア流「世の中を良くする方法」を丸山眞男風に語るなら、民主主義は虚妄かもしれないけど、でもみんなが他者感覚を持って、永久的に基本的人権を守ろうとするプロセスが大事なんだ、ということかな。なんでディズニー映画でこんな気持ちにさせられるんだ……(2回目)
2017-02-25 02:06:32チャップリンの「独裁者」が1940年作だったりする訳だが、ズートピアの世界と現実を見ると、デジャヴュ感を全く感じない訳ではない。別に世界が戦争に向かってるとは思わんけど。でもグローバル化が均質化をもたらすなら、自分らしさを自国中心主義とかに見出してしまうのかもしれない。
2017-02-25 02:24:44ああそうか、多様性を認めるという相対主義的な考え方は、多様性を認めない人や残忍な人をどう扱うか、という問いに答えられないのか。でもまあそこは、自由・平等と別に友愛が大事、ということになるんだろうな。しかしそれこそ、みんなが協力しないと無理やんな。協力ゲームとして扱えたりせんかな。
2017-02-25 03:29:03ゲーム理論的に、人々が互いを信用しあうには、合理的打算を超えた動機が必要。デュルケム社会学を持ち出すなら、人々が互いに儀礼的行為を行い、同じ共同体にいるという感覚を持つ必要がある。まあそれは無理だと思っちゃうけど、やっぱ国家は個人を尊重して、その上で個人は国家に従うものだと思う
2017-02-25 05:22:19今の社会は、相当数の二次的な集団が集まって構成されている。そうでなければ、社会は一つの家族集団ということになる。となると、ボトムアップ的に友愛の輪を広げましょう、ということにもなるかもしれんけど、そもそも個々人のレベルで喧嘩することもあるしな。平和は遠いですな。
2017-02-25 05:42:50日本人と外国人をまだ区別しやすい日本ならいざ知らず、あれだけ多民族国家のアメリカが個人を尊重しない事態になれば、あまり長続きしなさそうだと確信した。まあ「反米」とか「反日」とか「ネトウヨ」とか「サヨク」とか、その他もろもろのレッテルは、何かしらの集団の結束を強めてもいる訳だけど。
2017-02-25 05:43:48