- doiyoshihiko
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矢野:ブラジル人は、白い歯に変えることを好むが、日本ではメタルの歯にされるのでブラジル人は嫌がる。その説明をよくする。 #mie_0306
2011-03-06 14:07:24矢野・川瀬:医師や患者に「ありがとう」と言われたときや、医者や看護師らが、ポルトガル語を覚えて挨拶してくれたとき。 #mie_0306
2011-03-06 14:08:29事例発表1つ目は、総合病院で働く言語聴覚士の西村さんより「外国人の患者さまへの言語療法-経験例からの問題提起-」。 #mie_0306
2011-03-06 14:15:15西村:失語症になると、相手の言っていることがわからない、書いてある文字がわからない、言いたいことが言えない、伝えたい事が書けない、という症状がある。この患者さまの場合、日本語だけでなく母語でも言語理解・表出ができなくなった。 #mie_0306
2011-03-06 14:19:01西村:言語療法開始時は、何を言おうとしても「ナラ」としか言えない、自分の名前も一部が書けない、 といった状態だったが、退院時には、家族との短い会話は可能となり、単語レベルのものはヒントを出すと書けるぐらいになった。(母語の回復)#mie_0306
2011-03-06 14:21:42西村:言語療法を行うにあたっての対処として、①ご家族に可能なかぎり訓練時の立会を依頼、②ご家族に課題プリントの翻訳を依頼、③言語聴覚士が挨拶程度のスペイン語を学習、④ご家族と頻繁に情報交換、を行った。 #mie_0306
2011-03-06 14:23:33西村:言語的な理解・表出訓練だけでなく、入院生活上必要なコミュニケーション手段の確保として、院内で使用する物や行動、時間等を絵で示した「指差し会話」を作成し、使用した。 #mie_0306
2011-03-06 14:25:18西村:訓練上の問題として、①日本人以外には馴染みのない語彙・表現を避けること(ちゃわん、はし、こたつ、昭和◯年等)、②翻訳・通訳のサポートをしてくれる人の確保(家族は常に一緒にいてくれるわけではない)、③文化的側面の違い(習慣、感情表現の仕方等)。#mie_0306
2011-03-06 14:28:03西村:また、ご家族への説明上の問題として、家族の日本語力により、こちらの伝えたい事が十分伝われなかったり、誤解されてしまう(言葉がわからない ≠ 耳が聴こえない)ことがある。 #mie_0306
2011-03-06 14:29:44西村:患者さまの精神面の問題として、ご家族とのやりとりや、医療従事者、他の入院患者さまとの関係等により、日本人以上にストレスがたまってしまうことがある。 #mie_0306
2011-03-06 14:31:00西村:言語聴覚士の立場から、患者さまとの円滑なコミュニケーションやご家族とのやりとり、言語機能の回復と障がい受容・社会適応の手助け等がうまくいくよう、協力してもらえる通訳・翻訳者の存在が重要だと感じる。 #mie_0306
2011-03-06 14:32:30続いて、事例発表2「言葉や文化の違いを超えて-日系人患者とのかかわり、医療・福祉の包括ケア事例」です。医療ソーシャルワーカーの尾崎さん、介護支援専門員の奥田さん、訪問介護士の清水さんより。 #mie_0306
2011-03-06 14:34:59尾崎:事例-60代のペルー人男性。本人・家族ともに日本語での会話は困難。住まいは4階建ての4階で、エレベーターなし。奥様との2人暮らし。 #mie_0306
2011-03-06 14:37:15尾崎:2年前に右視床出血にて神経外科に入院。左方麻痺。翌月、腎不全・肝機能低下・肺炎・急性腸炎・急性膵炎等を併発、胃瘻造設。さらに翌月、合併症のためリハビリを中止。その後もさまざまな症状が出る。 #mie_0306
2011-03-06 14:39:51尾崎:入院4ヶ月目ぐらいから問題行動出現。オムツを外したり、大声を出したり(あとで家族の名前を読んでいることが判明)、自傷行為をしたり。医療ソーシャルワーカーの介入により、退院支援開始。家族は転院を希望されたが受け入れ先がなく、介護保険を申請し、在宅ケアに。 #mie_0306
2011-03-06 14:42:21尾崎:介護保険適用年齢ではなかったため、生活保護申請をし、入院から5ヶ月が経って自宅介護となった。その後、「要介護5」と認定された。 #mie_0306
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