浮世絵関連のツイートまとめ。第11集(5000~5500件目まで)。

国芳の未発表作。北斎と伊八。雛祭り。歌麿の異版。清親と芳年など。
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

燐票ってマッチラベルのことか。 twitter.com/kurok_yuu/stat…

2017-03-16 12:43:16
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

昭和三年九月「かすみ屋の繪かんばん 動物十題」  動物十題『人魚』 かすみ屋に美容會が出来たので 人魚もさぞかし嘆くでせう (『かすみ屋月報』昭和3年9月16日) なにこれ、意味がよく判らんのだが… pic.twitter.com/TnPlccjfpM

2017-03-15 21:40:43
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

昭和3年9月16日から一ヶ月間のあいだ、名師の考案による創作髷に与える「髷の名」を募集するというもの。 「ウ井ンドウ」の表記がすごく気になる。 (同月報より) pic.twitter.com/rVthqCUPZC

2017-03-15 21:47:41
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu たとえば、こんなもの。若衆髷の髷先を稚児輪に結った奇抜な髷。全然好みじゃない… pic.twitter.com/QGD9hQgAsy

2017-03-15 21:54:32
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

〽ねまきのまゝに若草ハ とこをぬけいであきべやに しのんでひとり▢ミ▢かふぜひ 肝心なところが読めない…右の冊子の表紙模様は小松葉七宝の新内節かな? 寝間着の仕掛は鶴亀模様だけど、光琳亀に対して鶴は折鶴というのが面白い。 #歌川国安 pic.twitter.com/LzA6dWfmap

2017-03-17 19:16:11
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

庭に面した座敷で手習いをする娘。傍らの愛猫は室内に紛れ込んだ二匹の蝶に興味を示している。背後の屏風には「春信画」とあるが、描かれた人物は頭でっかちでバランスが悪く、その表情も従来の春信画とは少しく異なるようであり、この落款が当初から摺り込まれていたものかどうか検討する余地がある。 pic.twitter.com/1ghAQ0Ydhp

2017-03-18 04:13:33
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

文を読む遊女瀧川。 恋人からの手紙だろうか、顔をぐっと近づけて文字を追うその表情に、こちらも思わずぐっと顔を近づけて魅入ってしまう。黒地の仕掛は青海波の流水取に吉野の桜と龍田の紅葉を配した春秋文。それ以外の文様はすべて、瀧川の定紋にちなんだ七宝つなぎの意匠によって統一されている。 pic.twitter.com/kyaImcn9B9

2017-03-18 20:17:37
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

歌川国貞の摺物。 「艶女(たをやめ)の 恋に心もつくし琴 君まつかせの 音をやたてなん」という歌とともに烏亭焉馬(1743-1822)の印がある。琴を弾く娘の姿は元禄風だが、これは文政期の好古趣味を反映したもの。琴の表面に浮き出た杢目は金摺りないし銀摺りで表現されているようだ。 pic.twitter.com/R92im5EHkq

2017-03-19 20:00:56
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

これまで「間判錦絵」や「摺物」との表記から、全くそれとは認識していなかったのですが、きのうはじめてこの作品が団扇絵であることに気づきました。江戸後期の団扇絵はほとんどが間錦なので、今後「間判」とあるものはチェックが必要ですね📝 honolulumuseum.org/art/10089 pic.twitter.com/6ISdWmeeNl

2017-03-19 21:39:03
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

芳町芸者小てる。 現代でも十分通用しそうな美人。黒繻子の襟を掛けた絣縞の着物に羽織を着ている。髷はおそらく銀杏返し。 (「写真画報 第15号」明治28) pic.twitter.com/QiOgpwQDV2

2017-03-20 21:01:39
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

国芳画「▢▢姿達模様 銀かんざしのおさん」のための画稿。 肩に手拭をひっかけ、半幅帯を抱え帯にした下町風の女房が子供の手を引いている。子供は首に手拭を巻き、腰には刀、左の肩口からは帯に挟んだ尺八の管尻が覗いている。これは五人男の扮装で、これからお祭りの列にでも加わるところらしい。 pic.twitter.com/cR1DxifShy

2017-03-20 21:59:31
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 五人男のひとり雷庄九郎(かみなりしょうくろう)。 pic.twitter.com/K0XwXWrCBC

2017-03-21 20:24:57
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

小林清親の「三十二相 追加百面相」(大四ッ切判、明治16年)から「藝妓の内幕」。土瓶の注口から直接茶(あるいは酒)を飲む芸者。着物の前を押さえる左手には指輪が嵌められている。清親は本図を描くにあたって明治13年に刊行された月岡芳年の「新柳二十四時 午前二時」を参照している。 pic.twitter.com/HdfzERhQnV

2017-03-22 20:34:36
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 「歌舞妓の幕を切る木の頭をチヨンといふ。歌妓にも亦この弊ありて。酒池肉林の大一座が果たる後のチヨンの間に。幕を切てハ黒暗な。座敷へ潜む断言の。大立廻りと知らぬ凾持が。睡い欠の出續けを。一室のうちにもアレ。又ソレ。と笑ひつ泣ついふ聲。の洩るハ絶入はかりに聞ゆ」 pic.twitter.com/cV6hZlHgc8

2017-03-22 20:51:53
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu という転々堂主人の意味深な戯文がある。三枚襲ねの着物は大きく乱れ、そばの屏風には解かれた上帯がひっかけられており、どうやら単に酔っぱらったというだけではなさそうである。ちなみに外題の「新柳」とは、ともに芸者の地である新橋と柳橋のことをさす。

2017-03-22 21:05:52
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

芳年筆「新柳二十四時 午後十一時」 屋根船のなかで炬燵にあたる芸者。炬燵といっても、行火に布団を掛けた非常に小さな物で、暖をとるには自然こういう格好にならざるを得ない。船中を照らす丸提灯に「ねじ梅」のような紋が描かれているが、これは「と」を四つに組んで「(芳)と四」と洒落たもの。 pic.twitter.com/iHWZF6FwuH

2017-03-23 21:46:37
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 歌川国貞(三代豊国)の「江戸名所百人美女 永代橋」から。 船に道具を運び込む船宿の女将。左手には行火を提げ、右肩に掛け布団を背負っている。丸型提灯には、やはり歌川豊国を示す年玉に豊の印。 pic.twitter.com/393gtNlhKz

2017-03-24 18:42:05
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

文政末から天保初期の国貞の作品。現在では遊女=兵庫髷のイメージが定着しているが、このころはむしろ島田が多く、兵庫髷はほとんど見かけない。対禿の髷はお決まりの針打ち島田。禿附き、新造附きといえば聞こえはいいが、それらに掛る費用はすべて姉女郎の負担となり、内証は子持ちも同然であった。 pic.twitter.com/DAcs0OwI9l

2017-03-24 20:09:22
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu よく見ると仕掛の間から覗く帯の模様の部分に本来入るべき紫色が入っていない。おそらく画師が「色差し(墨線のみを摺ったプリントを使用する色の数だけ用意し、そこに画師が一枚づつ各色の配置を指定する)」の際に色を塗り忘れたものと思われる。 pic.twitter.com/vngCfPtnEu

2017-03-24 20:37:06
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 「色差し」の実例。 これはさすがに雑すぎる気もするが、指定する範囲が広いからこれでいいのだ。 twitter.com/kurok_yuu/stat…

2017-03-24 20:44:35
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

団扇絵の色指定を行うため墨版から作られた校合摺。代赭で荒く塗り潰した絵の上半分には大小無数の墨点が描かれており、代赭部分の色版に点を彫り抜いて鼠色で摺れば、たちまち曇天のもとに雪のちらつく情景が浮かび上がる。#国芳 #雀 #雪 pic.twitter.com/nbTPIosprq

2016-01-30 18:03:10
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

雀は外敵である猛禽類から身を守るため竹林を好んで住処とした。そのためそれにちなんだ意匠が多くみられる。「百」は「雀百まで踊りを忘れず」か。蛤のモチーフも散見されるが、これは季節の変化を示した七十二候のうち「爵入大水為蛤(すゞめかいちゅうにいってはまぐりとなる)」を踏まえたもの。 twitter.com/ukiyoeota/stat…

2017-03-25 21:40:44
太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art @ukiyoeota

見つめあう2羽、気後れしているのか遠巻きに見る武士スズメ、登楼する客には見世のスズメもニッコリです。原宿の太田記念美術館で4/1より開催の「浮世絵動物園」で展示します。この作品の展示期間は4/1~26を予定。 pic.twitter.com/a2uEhzDnCn

2017-03-24 10:27:33
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

帯は緞子でしょうか。黄朽葉色の地に折り出した蓮文から沸き起こる瑞雲は花の香りを視覚化したもの。生地の質感や重みまで伝わって来るようですね。 twitter.com/MelonpankumaA/…

2017-03-27 18:57:44
クマ @MelonpankumaA

《桜下遊女図 二代目豊国》前帯の下でキュッと裾の合わせを持つ手が、ちんまりしてて可愛いでしょ。 着物がまるで着物じゃないように描かれてるんだけど、これはこれで素敵な形に見えて、やけに気に入ってしまいました。 pic.twitter.com/2DMrlODxAr

2017-03-25 19:22:32
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

「地獄変相図」のどてらに三尺帯という姿で作品の口上を述べる国芳(肩の手拭はさすがに脇へ下ろしている)。机の周囲には、江戸末期にブームを起こした松葉蘭の鉢や茶筅、茶器の入った桐の小箱などが見える。国芳が茶道を嗜んでいたとは少しく意外だが、あるいはパトロンである梅の屋鶴寿の影響か。 pic.twitter.com/Ed57a2Tss3

2017-03-27 20:23:07
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu ご存知の画工 一妙開程芳(国芳の春画用ペンネーム)失礼ながら、これより口上を申し上げます。毎々ご贔屓成し下され、有難う存じます。さてこの本の義、なお又後編続いて売出しますれば、相変わらずご評判をお願い申します。ご存知の茎十郎が女色の武者修行をいたして(続く

2017-03-27 20:55:30