科学技術コミュニケーションとは- @hirakawah と @gnsi_ismr の対話
昨日のTAのシンポジウムを見ていても、変わってきたという実感がありました。あとは、昨日ツイートしたような戦略的視点が持てれば。RT @hirakawah: 第一の宛名は政府であり、それはそれなりに目に見える形で変わってきたと思います。
2011-03-09 02:43:01@J_Steman どき。大阪に移ったら、打ち合わせに参ります。。。とりあえず明日、、、はそんな時間はないか。。。
2011-03-09 02:45:45ところがふたを開けてみると、そうはならず、少なくとも個人的には「そっちの楽しそうなほうばかりでなく、こっちにも少しは来てくれればいいのに」という失望感みたいなものを感じることになりました。
2011-03-09 02:47:38そこは、納得です。と同時に、実践者が孤軍奮闘するのではなく、組織の意志決定権者に、「そのやり方だと市民が納得しませんよ」「前回試験的に実施した対話型のイベント、心配したようなことは全くなくてむしろ好評でしたよね」と言えるような、価値観の燃料を後方から補給してほしい。
2011-03-09 02:47:48もちろん誰が何を選ぶかは各自の"vocation"ですので、彼/彼女らを責めてもせんないというのは仰るとおりです。ただその一方で、彼/彼女らが「無邪気」でいること(見えるだけかもしれませんが)には批判的にならざるをえないと思っています。
2011-03-09 02:50:26気持ちはわかりますが、むしろ「ガバナンスの楽しさ」って、伝えられるんじゃないかなと思うんですよね。少なくとも私にはシステム論的観点から見て大変興味深い。RT @hirakawah 「そっちの楽しそうなほうばかりでなく、こっちにも少しは来てくれればいいのに」という失望感
2011-03-09 02:51:47第一に、科学技術が現代社会でもつインパクトの大きさ、第二に、先の政治力学的な資源配分の「非対称性」の存在。そういう科学技術の政治的側面があたかも存在しないかのように振舞ってるのはいかがなものかと。まぁ、個別に見てるわけではないので、いいがかりかもしれませんが。
2011-03-09 02:53:15なんというか、無邪気な科コミュを見ると、いつも武田徹(@takedatoru )さんの「ヒロシマの後に科学を分かりやすく語るのは野蛮である」という一言を思い出さずにはいられません。http://tinyurl.com/32ea8eg
2011-03-09 02:55:37そういう意味では、いいがかりかもしれませんが、少なくとも「警句」として、科コミュの無邪気さは批判の対象だという面はあります。
2011-03-09 02:56:28現場の実践者にだって当然葛藤はありますよ。また、日々接する生徒や来館者は圧倒的なリアリティをつきつけてきて、色々考えていても吹っ飛んでしまう。だったら現場でやってみせてくれ、というのが本音かもしれません。だからこそうまい支援的アプローチをしてほしい。RT @hirakawah
2011-03-09 02:57:01o0( 「ガバナンス」も「ジャーナリズム」も掘っていって学ぶと実に奥深く・面白く・また有益なのだが、新しく議論に参加する人は政治とかメディアと言った、それぞれの具象的なシステムに対する「怒り」や「偏見」を抱いていることが色々難しいわな。
2011-03-09 02:57:07それはあると思います。拙著でもそれを醸し出さればと試みてはみたのですが。RT @gnsi_ismr: 気持ちはわかりますが、むしろ「ガバナンスの楽しさ」って、伝えられるんじゃないかなと思うんですよね。少なくとも私にはシステム論的観点から見て大変興味深い。
2011-03-09 02:59:28たとえばハンナ・アレントが、ナチス占領下でのパリでの地下活動を振り返りつつ、「活動(action)は楽しい」と書いたことは、「ガバナンスの楽しみ」の表れ。もちろん楽しいことばかりではないのだけど、そんな中にも人間は「楽しさ」とか「喜び」を見つける動物なんだという思いはあります。
2011-03-09 03:02:12例えば科学館もやろうと思えば色々できるわけで、例えばシカゴ博物館の「遺伝子組み換え食物についての来館者の意見を多角的に問う展示(上から5段目 http://ow.ly/4afbf )とか、科学の差別性と社会構築性についての展示( http://ow.ly/4afdK )
2011-03-09 03:03:01AIDSの展示( http://ow.ly/4afgT )なんかは凄いと思いましたね。日本でもこのくらい踏み込んで取り組んでみたいものです。
2011-03-09 03:03:58.@gnsi_ismr そういう意味で、うまく、たとえば科学館と活動とトランスサイエンス的な活動をつなげられるといいんですよね。科学館で扱いきれない質問をサイエンスショップに投げてもらって、そして、その調査結果をもとに科学館の展示を制作するというような連携とか。
2011-03-09 03:05:39.@gnsi_ismr そういう意味で、うまく、たとえば科学館と活動とトランスサイエンス的な活動をつなげられるといいんですよね。科学館で扱いきれない質問をサイエンスショップに投げてもらって、そして、その調査結果をもとに科学館の展示を制作するというような連携とか。
2011-03-09 03:05:39同じタイプのをロンドンの科学博物館で観ました。日本でもやったら面白いですよね。RT @gnsi_ismr: 例えば科学館もやろうと思えば色々できるわけで、例えばシカゴ博物館の「遺伝子組み換え食物についての来館者の意見を多… (cont) http://deck.ly/~E0abG
2011-03-09 03:06:50小中学校で、「外部性」「トレードオフ」「フィードバック」「非線形現象」等の概念と、それを踏まえたシナリオプランニングワークショップを実施すべきだな。
2011-03-09 03:07:10そういえば、これに近いことは市民科学研究室で上田さんたちが「科学館プロジェクト」としてやってたような。RT @hirakawah: .@gnsi_ismr そういう意味で、うまく、たとえば科学館と活動とトランスサイエンス… (cont) http://deck.ly/~kh49S
2011-03-09 03:07:52それで、また話を戻すと、ガバナンス系の実践(者)の不足に関しては、そうでない人に期待しても、さっき書いたvocationの壁があり、あまり生産的ではないので、結局はいわばSTSの自助努力で、魅力的に感じてくれる参入者を増やすしかないと思ってます。これは正に仰るとおりw
2011-03-09 03:11:14普通のマウスとクローンマウスをそれぞれ入れた二つのケースを並べて、挙動が違うか、どちらが先に弱って死ぬかを観察する展示、とかもあった。
2011-03-09 03:11:51考えてみれば、初等中等教育のカリキュラムで(広義)の「副作用」について学ぶ機会ってほとんど無いかもしれない。機能だけで、逆機能の無い世界。
2011-03-09 03:14:23その一つが、うちのでこしすプロジェクト(その一部であるサイエンスショップやTAの取り組み)でもあるわけです。残念なことに、なかなか首尾よくいってるとはいえませんがw
2011-03-09 03:15:32