この石何の石気になる石

私の集めている研磨丸石の中で、いまひとつ正体の分かっていないもの5つに関して、情報収集するためのまとめ。分かるor心当たりがある方は、コメントで教えていただければ助かります。
自然
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東急ハンズの鉱石展示販売で、ふと気になった蛍石の研磨丸玉を購入したのが引き金となり、気が付いたら丸玉の展示棚がこんなことになっていました。
今後、1つずつどんな鉱物なのか紹介するまとめを作る予定ですが、この中で正体不明(あるいはしっくり来ていない)5つに関して、紹介の前に情報収集しておきたい、というのがこのまとめの趣旨です。

PKA @PKAnzug
さて、フォロワーさんやその繋がりに鉱物好きの方が結構いると見込んで、私には種類を特定できない岩(研磨丸玉)に関してちょっとお知恵を借りたいと思います。画像と簡単な説明を載せるので、心当たりがある方はご教示いただけますでしょうか。なお画像は極力肉眼視の感じに近づけて調整しています。
PKA @PKAnzug
【謎岩1】直径5cmくらい。全体的に赤黒い石に白い斑が少し混じっています。赤鉄鉱っぽい黒鉄色の部分や、鉄粉を練り込んだような点状の反射がありますが、それ以外には明らかな金属光沢はありません。透明感も皆無。3枚目はストロボ写真です。 pic.twitter.com/cLZUwpJRjZ
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【謎岩1】の補足
まとめ作成前に「鉄石英ではないか」というご指摘がありました。確かに赤鉄鉱っぽい成分の含有や赤色の基調など、鉄分が相当に多い鉱物だと私も思います。ただ、画像検索して出てくる鉄石英は、不透明なものでも微妙に透明感を感じさせるものがほとんどで、やはりちょっと違う印象もあります。

今のところ個人的に疑っているのは、「斑糲岩(はんれいがん)と赤鉄鉱の混成した鉱石」です。

PKA @PKAnzug
【謎岩2】直径5cmくらい。濃淡のある緑色の石で、表層的な弱い透明感があります。特に白っぽい部分にウロコ状の劈開があり、ごくわずかながら雲母のような輝きもあります。この石には無いですが、黒い点状の石が多数含まれてるものもありました。 pic.twitter.com/dx71QG7fNl
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【謎岩2】の補足
これに関しては、実は既に疑っている鉱石があります。軟玉(ネフライト)というのがそれで、「Nephrite」で検索すると、この石と一緒に売られていた黒点混じりの石とよく似たものが引っかかってきます。ただ、そちらがキウイのような緑色なのに対して、これはちょっと青みのある緑色なんですね。

また、某所で「砂金石(アベンチュリン)」として売られている石がコレそっくりだったんですが、これにもその売ってた石にも砂金石の特徴であるはずの微細な光反射効果がほとんどなく、どっちも砂金石ではないんじゃないか、と思っています。

<追記>
これは珪岩(クォーツァイト)ではないか、というご指摘をいただきました。残念ながら研磨した珪岩の画像は検索でも見当たらない(ノイズが多すぎて判定に使えない)ですが、原石の感じはまさにこの丸玉そのもので、「おそらくこれだろう」という結論になりました。
ということで、これは「珪岩(緑) - Green Quartzite」とラベルしようと思います。情報ありがとうございました。

PKA @PKAnzug
【謎岩3】5cm。これは「岫玉」として売られていたものですが、そのお店はよく間違ってるんですよね。加熱した牛脂のような透明感があって、ほぼ平行な縞模様が入っています。説明からはオニキスを疑ってますが、見たことがないので自信ないのです pic.twitter.com/YxULMupQmC
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【謎岩3】の補足
これには「縞大理石ではないか」というご指摘をいただきました。調べてみるとパキスタンで産出される縞大理石がほぼこのような見た目をしており、「恐らくそれであろう」と思っています。

なおそのパキスタンの縞大理石ですが、建材としての広義の大理石であって、鉱物としてはオニキスの一種なんだそうで、私の読みも間違ってなかったようです。

ということで、これは対抗馬が出なければ「縞瑪瑙(緑)- Green Onyx」とラベルしようと思います。
情報提供ありがとうございました。

PKA @PKAnzug
【謎岩4】5cmくらい。「レモンクリソプレーズ」の名で売られてたものです。説明では「ガスペイトとマグネサイトと石英の混じったもの」ということなんですが、関係ないのに高級石の名を騙った「レモン〜」でなく、ちゃんとした名前はないのかなと pic.twitter.com/9m57Sxn2CJ
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PKA @PKAnzug
さっきの謎岩4で補足すると、あれがレモンクリソプレーズなのは間違いないんですよ。ただ、クリソプレーズという高級石(写真)とは全く無関係なんですよね。パチもんブランドみたいで気持ち悪いので、もっと鉱物学的に正しい名があったらいいなと。 pic.twitter.com/r2u1sIuBwn
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【謎岩4】の補足
上記の通り、これは装身具業界で言うところの「レモンクリソプレーズ」で間違いないです。問題は、鉱物的には全くクリソプレーズとは別物で、しかも明確な名前が付くほどに大量に産出するものなので、「レモンクリソプレーズ」でも「ガスペイトとマグネサイトと石英の混成物」でもない、鉱物学的に認められた名前がちゃんとあるのではないか、と思っているわけです。

なお、写真の2枚目でうっすらと丸く見えているのは、おそらく店頭展示で台座に乗って光が当たらなかった部分です。この石には光に反応して変色する性質があるそうで、この部分以外は微妙に透明感と黄色みを帯びて、紫外線を当てると僅かながら蛍光を発するようになっています(この変色のおかげで、もんのすごく安く手に入りました)。

PKA @PKAnzug
【謎岩5】4cmくらい。別の鉱物を巻き込んだ水晶ですが、問題はその巻き込んでる鉱物が何なのかです。色はオレンジ〜灰色で、糸くずみたいに細く縮れたような形状をしています。3枚目はその巻き込まれた鉱物の側の研磨面です。 pic.twitter.com/QoOKS4MvsD
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【謎岩5】の補足
こういう「水晶になんか混ざったやつ」は実際の種類も名前も多い上に混乱してて、これは「幽霊水晶(ファントム・クォーツ)」として売られていましたが、実際のそれは「水晶の結晶が育つ課程で、一旦不純物が結晶表面に付いてからさらに水晶が育った結果、水晶の中に別の水晶があるように見えるようになったもの」であって、分類としては不正確です。
これを分類するとしたら「草入り水晶(ガーデン・クォーツ)」の変なやつ、あたりでしょうか。

細い針のようになる鉱物は結構な種類がありますが、こんなウネウネと細長く形成される鉱物というのは聞いたこともないので、知ってる方がいたらぜひ教えていただけたらと思います。

<追記>
この包含物ですが、「緑泥石(クロライト)ではないか」というご指摘をいただきました。緑泥石は名の通り緑色のことが多く、いわゆるガーデン・クォーツの主力選手なわけですが、このような糸くず状の包含物になる場合があることや、黄色や赤など緑色ではないバリエーションも存在することがわかりました。ということで、明確な対抗馬が出ない限りは、「緑泥石入り水晶 - Chlorite in Quartz」とラベルしようと思います。情報提供ありがとうございました。

コメント

トゥギャッターまとめ編集部 @tg_editor 2017年4月11日
石に詳しい方に届いて欲しいです。
イチゴジャム @akaimonozuki 2017年4月11日
あら素敵なコレクション
もじょりーぬ @_m6o6m_ 2017年4月12日
4つ目持ってる!まったく名前がわからなかったけどとりあえずラベルが貼れるわ、まとめ主に感謝だ… ただ「レモンクソリプフレーズ」と空目したのが切ない
森の人 @mountainhermitt 2017年4月13日
こういうのも知識があれば見て楽しかろうな~。
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