- TokenSCP_JP_bot
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「そして現実と電子世界の境界が最も薄い場所でも有る。刀の情報の塊であるキミが迷い込んだのも縁だろう、呪いも因果も全部断ち切って置いていくといい」 「そんなことが…いや、そんなことをしたらここはどうなる」 は、とヒトは鼻で笑った。
2017-04-01 23:04:04「この”現実”の強さを侮らないほうが良い。破滅の残滓などものともしない。実体があろうがなかろうが、皆取り込み均一化してしまう。ほら、言っている間に君自身も」 聞き終わる前に足元がぐらりと揺れた。 違う、揺れたのは己の認識だ。視界がぶれ、自身の輪郭がわからなくなり、記憶が歪む。
2017-04-01 23:05:02ここは清浄なる地、正常成る地、いつか彼方に帰る物たちの地。異物の存在は許されない。立って歩いて自律行動するヒトモドキの存在など、言うまでもない。 手足が意思の制御を外れる。耳元でざあざあとノイズが走り、血流が逆回しになり、生存本能がアラートを発しながら明滅する。
2017-04-01 23:06:03. 無貌の意思達の総意が自意識を押し流そうとする刹那、どこかで、声を、聞いた。 「あとはあのおせっかい達がなんとかするさ」 */
2017-04-01 23:07:064/1深夜 ただいま
/* 「鶯丸」 「鶯丸、おい」 赤だ。懐かしい赤。 不機嫌そうな顔が至近距離で此方を覗き込んでいる。
2017-04-01 23:50:03「…おおかねひら?」 声を出す口はまだあった。 「何だその顔は。サボりが過ぎて寝ぼけたか?そも10分で返ってくるはずの遠征だろう、何故これほどかかった。お前のことだからまたうろうろと」 矢継ぎ早に怒鳴る声。耳が痛い。聞く耳もまだあった。 壁の時計を見る。まだ4月1日だ。
2017-04-01 23:51:02「……」 「どうした。…まさか本当に、何かトラブルがあったのか」 あれから丸一日も経っていない。 「おい鶯丸」 一日も、経っていない。
2017-04-01 23:52:01「久しぶりに戻ってきた」 大包平が眉間の皺を深くした後、大げさにため息をついた。 「お前はまたそれか。…預けた資料はどうなった」 「はは、どこかになくしてきてしまったなあ」 「はぁ!?」 「まあ細かいことは気にするな。俺は帰って、茶が飲みたい」 */
2017-04-01 23:53:09AnomalousアイテムNo█████ 説明:経年劣化が著しい財団制式調査装備一式。推定█████年経過している。記録装置はデータ破損していて復元不可能。 回収日:2017/04/01 回収場所:サイト81██ 現状:サイト本丸-JP職員用ロッカールームで保管
2017-04-01 23:59:22それから
三日月「やあ皆、こんばんは。SCP-JP本丸のめた視点とけてる案件担当、三日月宗近だ。まずは一日、鶯丸に付き合ってもらってありがとう。 なに、皆が知るとおり、次元違いであれ液晶越しであれ、人が見てくれているという事実だけで、刀剣男士は頑張れるものだからなあ」
2017-04-02 00:09:14三日月「では、引用させていただいた記事のくれじっとを最後にまとめて。正直なところ中には原型を留めぬ弄び方をした記事もあるのだが、できれば大目に見てくれると嬉しい」
2017-04-02 00:09:352017/4/1企画でお借りしたSCP-JP記事一覧 privatter.net/p/2308211 三日月「では皆、あらためておやすみ。良い夢を」
2017-04-02 00:14:56