1980年代當時ですらも1970年代の小説は古臭くてしやうがなかつたが、1980年代にあゝも喜んで讀んでゐた當時最新の作品ですらも今となつては古臭い
2017-04-15 00:27:02【正直、舐めてた】明治時代の少女小説の内容wwwww - Togetterまとめ togetter.com/li/622998 @togetter_jpさんから
2017-04-15 00:34:55今のライトノベルが何處のジャンルに接續してゐて何に由來してゐるか、つて歴史の話、ネットで何年も議論されてゐるけど、これ、多分解決つかない筈。
2017-04-15 00:41:42末期にライトノベルのレーベルと化したソノラマ文庫なんかも初期は歴然とジュヴナイル作品を出してゐたわけで、ならジュヴナイルがラノベのご先祖さまかと言へば、さうとも言ひ難い。
2017-04-15 00:42:57ソノラマ文庫の高千穂遙「クラッシャージョウ」は明かにスペースオペラの系列で、となると野田昌宏『SF英雄群像』がラノベ史では重要な文獻と云ふ事になるがこれは創作ではない。
2017-04-15 00:44:16何うも創元推理文庫SFの「スペースオペラ」がラノベの一源流である事は間違ひないのだが、これは外國人作家の作品しか入つてゐない
2017-04-15 00:45:45が、今の話の流れで言へば、『火星のプリンセス』の武部本一郎のデジャー・ソリスと云ふたいへん偉大な事案が浮び上つて來なければならない
2017-04-15 00:46:46※創元の『火星のプリンセス』つて本當に今のアキバ系文化の源流で、デジャー・ソリスのコスプレがSF大會で披露されたのが多分今のコスプレ文化の源流の一つ
2017-04-15 00:49:11昔ながらの少女小説の系譜は、私見だが、コバルト文庫に直接つながつてゐるわけではなく、寧ろ秋元文庫のファニーシリーズにつながつてゐる
2017-04-15 00:53:12ただ、何うも吉屋信子とかから續いてゐる少女小説の系譜つてものは、小説そのものでは希薄な感じがあり、それより1970年代~1980年代の少女フレンドとかの少女漫畫にそれらしき氛圍氣が色濃く殘つてゐたやうに思はれる
2017-04-15 00:55:04花ゆめなんかは1980年代、既に從來の少女漫畫から大きく逸脱して、(當時としては)新しい作風の作品を續々と供給してゐた
2017-04-15 00:56:53ジュヴナイルにしろ一時期までの少女漫畫にしろ、子供のためのおはなしであり、良い子に育つために與へられる讀み物の性質が濃かつた。もちろん、そんな風に裝つても、教育に良くない、と極附けられてしばしば(親によつて)排除された事は言ふまでもない
2017-04-15 00:59:23で、よいこ向けのたのしいおはなしである以上、「保守的」な性質は拭へず、ジュヴナイルでも少女漫畫でも、SFテーマであつても、何となく野暮つたい感じの作品になる事が多かつた。
2017-04-15 01:00:38花ゆめなんかは、「古臭い」つてイメージから何とか脱却しようとして、當時としては「新しい」少女漫畫を幾つも世に送つてゐた
2017-04-15 01:01:44日本のSFのジャンル内でも、1970年代の終り邊から、より現代的な作品を書く新しい書き手が現れてきて、それが當時和製ニューウェーブつて言はれてゐた。
2017-04-15 01:02:59で、新井素子や火浦功、岬兄悟、大原まり子、水見稜、……、といつた新人SF作家が1980年代の頭邊から、一見して「新しい」感じのSFを續々と發表し始める。
2017-04-15 01:04:08