メディアが報道しない本当のシリア・中東⑿BREAKING! 2017年4月13日バッシャール・アサド大統領独占インタビュー/AFP(全訳)
- taiyonoibiki
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㉔アサド大統領:そしてなぜテロリストに対して使用せず、市民に対して使用しなければならないのでしょうか?私たちは命がけで戦っているテロリストに対して使用せず、なぜ私たち自身の市民に対してそれを使用しなければならないのでしょうか?
2017-04-15 21:37:10㉕アサド大統領:三番目に、あの地域は戦闘地域ではありません。私たちはあそこに軍を配置していないし、あそこに軍事目標もありません。あそこは戦略的に大した意味を持たない場所なのです。
2017-04-15 21:37:55㉖アサド大統領:なぜわざわざその地域を狙って、しかも化学兵器を使用しなければならなかったのか。軍事的に全く意味がないではありませんか。もちろん、道徳的規範に照らして、私たちはそのようなことを決してやりません。もし、そんなことをしたら、私たちは一瞬にして国民の支持を失うでしょう。
2017-04-15 21:38:39㉗アサド大統領:このように、詳細を見れば見るほどこの<物語>は矛盾だらけなのです。この劇のシナリオは全くできが悪いシナリオです。あらゆる意味において説得力がないシナリオなのです。
2017-04-15 21:39:14㉘AFP:この攻撃によってトランプ大統領は、シリア-ロシア政策を劇的に変化させました。これによってあなたはトランプが潜在的なパートナーになり得るかもしれないと以前話していたことがありますが、これで(潜在的な)仲間を失ってしまったと感じますか?
2017-04-15 21:39:59㉙アサド大統領:それは条件次第です。もし、本当に真剣にテロリストと戦う人であれば、私たちは誰とでもパートナーを組むでしょう。アメリカ合衆国ばかりでなく、誰とでもです。これが基本です。でも、今まで見てきたように、彼らは真面目にテロリストと戦う気などないのです。
2017-04-15 21:41:23㉚アサド大統領:それどころか、彼らはテロリストを支援しているのです。昨日も、彼らは「テロリストは化学兵器を持っていない」という事実と異なる声明を出して、テロリストを擁護していました。
2017-04-15 21:42:06㉛アサド大統領:私たちは命がけでテロリストと戦っている。一方、彼らはあからさまにテロリストを擁護して、シリア政府を攻撃している。それでは、どうして私たちがパートナーになれるでしょうか?
2017-04-15 21:42:44㉝アサド大統領:今回の一連の流れは、私たちが何年も前からすでに気づいていた一つの重要な懸念が事実であることを証明してくれたと思います。つまり、これは誰がアメリカの大統領になろうと関係ないのだということです。
2017-04-15 21:44:27㉞アサド大統領:これは、アメリカを支配している本当の権力体、ディープ・レジームの問題、誰が大統領になろうと決して変わらない影の王朝の問題なのです。大統領は、その劇場の中で求められた役割を演じる一つの駒にしか過ぎません。彼は、その求めに対して忠実に応えることでしか大統領になれない。
2017-04-15 21:45:07㉟アサド大統領:もし、大統領になりたいと思ったら、その求める通りに役割を演じなければならない。トランプ氏は大統領になりたかった。そして大統領になりました。そして大統領になった時、彼が今まで言ってきた方針を180度転換するまでたいした時間は要らなかったのです。
2017-04-15 21:45:45㊱アサド大統領:別な言い方をすれば、もし従わなかった時、彼は政治的代償を支払わされることになるでしょう。
2017-04-15 21:46:27㊳アサド大統領:アメリカ合衆国が軍産コンパウンドやフィナンシャル・インスティチュート、ディープ・レジームに支配されている限り、そのような(武力介入)がいつどこで起きたとしても不思議はないと思っています。これは世界中どこででも起こり得る話で、シリアだけの話ではありません。
2017-04-15 21:48:04㊴AFP:もしアメリカが再びこのような攻撃をしてきたとき、シリア軍やロシア軍は報復行動に出ますか?
2017-04-15 21:48:45㊵アサド大統領:ミサイルは何百マイルも離れたところから飛んでくるのです。それは私たちの軍の手の届かないところです。ミサイルが飛んでくるというのは表面的なことであり、それが本当に意味することはそれによってテロリストを支援しているということなのです。これが最も重要で危険なところです。
2017-04-15 21:49:19㊶アサド大統領:ですから、私たちが軍事的な意味で考えているのは最初のスタート地点と同じ、つまりシリア国内でテロリストに勝つことです。テロリスト達に勝つことによって、テロリストを支援するものにも勝つことができると考えています。
2017-04-15 21:50:13㊷AFP:ミサイルが遠くから飛んでくるので、シリア政府軍やロシア軍が報復行動に出るのは難しいということですか?
2017-04-15 21:50:46㊸アサド大統領:アメリカが超大国ですが、シリアは小さな国です。誰もが知っていることです。彼らは遠く離れた大陸から弾道ミサイルを発射できますが、私たちにはできません。彼らはグレート・パワーですが、私たちはそうではありません。みんな知っています。ですが、ロシアについてはわかりません。
2017-04-15 21:51:18㊺アサド大統領:最初にOPCWの査察を要求したのは私たちです。2013年夏、化学兵器によって多数の市民が殺傷される事件があり、それはシリア政府の犯行と非難されました。そこで、身の潔白を証明するために私たちはOPCWの査察を求めたのです。
2017-04-15 21:52:39㊻アサド大統領:化学兵器が使われるたびに私たちの犯行とされ、私たちはその度に査察を要求してきました。今回もこのことでロシアと数日にわたって話し合ってきました。そして国際的な査察・調査を要求することに決定しました。
2017-04-15 21:53:15㊼アサド大統領:しかし、査察団は公正なものでなければならず、偏見を持っていない国が査察団に参加することが査察の必要条件になるでしょう。この査察が政治的に悪用されることがあってはならないからです。
2017-04-15 21:53:55㊽AFP:もしシリア政府が被告として起訴されることになったら、その時、あなたは大統領を辞任しますか?
2017-04-15 21:54:42