「国語」と「日本語」について

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uroak_miku @Uroak_Miku

「外地」での日本語教育にあたって、大日本帝国はごくシンプルな手を使った。幼いうちから体に叩き込んだ。文法とかそういうのに頼らない。子どもの吸収力をフルに活用した。今「日本語」とつぶやきましたが便宜的にです。これは奥の深い話です。

2017-04-20 14:31:47
uroak_miku @Uroak_Miku

しかし大東亜共栄圏構想を受けてアジア各地から留学生がやってくると、幼いうちに体でつかむようなやり方が効かないため、文法重視の教え方が必要になった。

2017-04-20 14:33:40
uroak_miku @Uroak_Miku

ところが日本の学校で教えている国文法は、外国人には使い勝手がよくなかった。

2017-04-20 14:34:20
uroak_miku @Uroak_Miku

非ネイティヴが使いこなせる文法が必要になった。国文法ではなく日本語文法が。

2017-04-20 14:35:23
uroak_miku @Uroak_Miku

このとき「日本語」が誕生しました。矛盾しているようですが本当です。

2017-04-20 14:35:57
uroak_miku @Uroak_Miku

それまでは「日本列島の、ある地域で主に使われていることば」でした。

2017-04-20 14:39:13
uroak_miku @Uroak_Miku

国民とはなんでしょう?人種が違っていても、その国の国籍を有するならば「国民」です。

2017-04-20 14:40:46
uroak_miku @Uroak_Miku

「国民」は人種という具体性から離脱した、抽象的な概念です。

2017-04-20 14:41:31
uroak_miku @Uroak_Miku

「日本語」もそうです。「日本列島の、ある地域で主に使われていることば」は人種的特徴を語っているのと同じなのだけど、「日本語」はそうではないわけです。

2017-04-20 14:42:42
uroak_miku @Uroak_Miku

すると「日本語」のアイデンティティはどこにあるのでしょう?文法という名の規範に行き着くわけです。

2017-04-20 14:43:56
uroak_miku @Uroak_Miku

規範とは結局、権力です。何らかのシステムによって good/bad が判定されるわけだから。

2017-04-20 14:45:47
uroak_miku @Uroak_Miku

旧・大日本帝国の残影として「日本語」がある…少なくとも戦後日本の国語教育の世界ではそうイメージされたようです。

2017-04-20 14:46:55