覚醒剤のこと

　
◆しかし、これはあくまでもスタートラインである・・・
「専門家」でさえも偏見を持っている、等々の問題が

６．ASKAさんの話

◆覚醒剤使用について
・使用時期　：2010/6～2014/5（4年間） 　※途中何度か中断（最長８か月？）あり
・使用量　　 ：吸引で約 3g/1ヶ月 （多い時で 3g/10日？）
　　　　　　　　 覚醒剤の他にMDMA 8錠
◆現在の状況について
・2016/6 九州の病院を退院後、病院との約束により月１回通院(&尿検査)
・睡眠薬含め治療薬は飲んでいない、とのこと

※ブログ、および「700番一巻」「700番二巻三巻」より
http://aska-burnishstone.hatenablog.com/entry/2016/07/21/172914
http://aska-burnishstone.hatenablog.com/entry/2016/07/22/114333
http://aska-burnishstone.hatenablog.com/entry/2016/09/06/185441
https://www.amazon.co.jp/dp/4594076807
https://www.amazon.co.jp/dp/4594076815

2016/1　700番ブログ ①使用感

・気持ちがいいと思ったことはない、ただ目が冴えて思ったように起きていられる

2010年6月(初回使用時)　「冷たいの」を吸ってみた。すると、ゾクッとして、髪の毛が逆立つのが分かった。 (略) 視界がキラキラして目が冴えている。私はアイテムを得たように強気になった。 (700-1,P.106)

覚醒剤の知識がなかった。天国に行くほどぶっ飛んだり、興奮して包丁を持って暴れたり、無敵になった気分になったり、 自分の身体を傷つけたり、身体から、虫が這い出てくるような幻覚を見たり……。そういうものだと認識していたのだ。私は、その「冷たいの」が気持ちいいとは微塵も思わなかった。口の中に、苦みしか残らない。ただ、思ったように起きていられるのだ。「冷たいの」と「覚醒剤」が結びつかなかった。(700-1,P.107,108)

※(700-1)：「700番 第一巻」より引用(700番ブログと内容共通の為)
https://www.amazon.co.jp/dp/4594076807

2016/1　700番ブログ ②離脱症状/禁断症状

・眠くて眠くて辛い、耐えられない怠さ
　そこを越えれば普通の生活に戻れる

2010年　耐性がつくのが恐ろしく早い。私は、すでに３週間も使用してしまっていた。なんといっても、薬の切れ目にやってくる、あの怠さが恐怖なのだ。 (700-1,P.108)

2011年　あの怠さがやってくるのかと思うと、恐怖を覚えた。そして、それはやってきた。２日間ほど、こんこんと眠るのだ。起き上がることができない。何をする気も起きないのだ。そこを越えれば元の身体に戻れる。ちゃんと、普通の生活に戻れる。 (700-1,P.110)

2016/1　700番ブログ ③再使用

・盗聴盗撮の決定的証拠を手に入れようと意固地に。当時の精神状態は常軌を逸していた
・あのクスリは人間を変えてしまう。いつでもやめられるが、やめ続けることが困難だ

2012年1月　当時の精神状態は、普通ではなかった。常軌を逸していた。「決定的な証拠を手に入れてみせる」。意固地になってしまったことが、今回の事件を招いた。クスリに頼ったのだ。私は、咄嗟に札幌の斎藤に電話をした。本当に、それは衝動的だった。その行為は、列車に飛び込む自殺者のようだった。(700-1,P.112)

2013年1月　クスリの話は出なかったが、おそらく持ってくるだろう。私の防御壁は脆くなっていた。あのクスリは人間を変えてしまう。いつでもやめられるが、やめ続けることが困難だ。奥へ奥へと誘われる。目の前に、餌をぶら下げられているような気がした。 (700-1,P.122)

2013年11月　そこには覚醒剤が入っていたのだ。思い出した。以前、小分けしてどこに置いたか分からなくなっていたやつだ。 (略) その時捨てればよかったのだが、今では手に入れるのが困難なモノ。 (略) 判断は存分に踏みにじられ、心の屋根が剝がされてゆくのが分かる。自分はこんなにも脆いのか。 (700-1,P.160,161)

そしてMDMA 裁判に備えて証拠は増やしておかなくてはならない。 1日も早く「心穏やかに生活したい」「音楽をしたい」。そればかりを考えていた。私は、ロンドンのクラブで体験したあのエクスタシーの解放感を思い出していた。以前は、この国でも処方されていたクスリだ。「こんなときこそ必要じゃないか」。そんな風に、私の思考は間違ったほうに動いた。どんな理由であれ、ダメなものはダメなのだ。 (700-1,P.165)

2016/1　700番ブログ ④事件後

・使用時の記憶は薄れているが、目の前に出てきたときにどうなるのかは分からない

今では覚醒剤がどんなものであったかという記憶も薄れています。ただ、それが目の前に出てきたときにどうなるのかは分かりません。そうならないように、ひたすら戦っていくしか防御の方法はありません。加えて、盗聴と盗撮が一切なくなりましたので「あれが必要だ」という気持ちも失せています。 (700-1,P.215)

条件反射制御法　治らないと言われている薬物治療の希望の光です。 (略) これからみなさんの信用を得るためにも、条件反射制御法を続けていこうと思っています。 (700-1,P.217)

2016/7 ブログ

・欲求も障害もない、ただ、目の前に出てきた時にどうなるか分からないいう気持ちは知っておかなければならない

ここのコメントでも見かけますが、「絶対に治らない」「フラッシュバックなどに見舞われる」。・・。フラッシュバックとは、どういうものなのでしょうか？

僕には、欲求も障害もありません。ただ、「目の前にそれが出てきた時には、どうなるかわからない」という、気持ちになることを知っておかなくてはなりません。いや、一度、８ヶ月止めていたにも関わらず、それを回避できなかった事実がありますからね。あの時のような気持ち、行動が、それなのでしょう。

※ASKAさんのブログより引用
http://aska-burnishstone.hatenablog.com/entry/2016/07/22/114333

2017/2　テレビインタビュー

・ショック療法だったのかもしれない

言葉を間違えると本当に怒られてしまうんですけど、ある意味自分にとってはショック療法だったのかもしれないなと最近は思うようになってますね。(ももち浜TV①)

※(ももち浜TV) ：2017/2/15 テレビ西日本の情報番組『ももち浜ストア夕方版』（午後4時50分～）の生放送に出演した際のインタビュー書き起こし記事より引用
①　https://myjitsu.jp/archives/17159
②　https://myjitsu.jp/archives/17161
③　https://myjitsu.jp/archives/17165
2017/2/16 朝 15日の生放送後に山口アナが改めてASKAに行ったインタビュー記事
④ https://netallica.yahoo.co.jp/news/20170216-63491578-techinq

・人にはそれぞれ、症状の違いがある

《きょう1日頑張れた。また、あしたも1日頑張ってみよう。あしたが来たら、きょうは頑張れた。あしたも頑張ってみよう》こういうふうに答えなさいというマニュアルがあるんですね。だから、う～ん。あれは特別な物として受け取ってますし、受け取らなきゃいけないので、もちろん、そういうことをやってはいけないのはあたり前のことなので、人にはそれぞれ、症状の違いがありますからね。僕はそういうことを考えたことがない。 (ももち浜TV②)

・今ではどういう感覚だったか覚えてない

断ち切るために後遺症、禁断症状は？　全くなかったですね。いまも言いましたように、人にはそれぞれ症状というものがあって、いまではどういうものだったか、どういう感覚だったか覚えてないですね。 (ももち浜TV②)

★ツイッター上では、精神科医の方から、
多くの経験者が忘れがたいほどの強烈な体験だと語っている。だからこそ依存症にもなるのに忘れるとは到底考えにくい、強く否定するのは嘘を付いている可能性が高い、という指摘があがっていたが・・・ ↓