2017年4月29日

#東北でよかった　補足

『#東北でよかった　”政治家を批判したい方は離れて下さい”』の補足です。

復興震災

reijihandou
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どうも、半藤礼二です。

今回は……すみません！漫画のまとめはもう少しだけ待って下さいm(__)m

先日僕は今村復興担当大臣の辞任と「#東北でよかった」のハッシュタグを受けてこちらをまとめさせていただいたんですが……

まとめ

#東北でよかった　”政治家を批判したい方は離れて下さい” 今村復興担当大臣の辞任を受けてまとめを作ってみました。 5186 pv 9 10

今回その補足が必要になったのでもう1度まとめを作ろうと思います。

先日のまとめでツイートを使わせていただいた内の1人である個別指導VICさんからリプライを頂いたんですが、リプライではこういった御指摘がありました。

個別指導VIC @VIC_kobetsu

@reijihandou おはようございます。きれいにまとめていただき、ありがとうございます。私は心ない政治家を批判するツイートもしています。教育だけではなく政治にも携わる者として心が痛んだからです。あの発言は我々、有権者に責任を負わすのはどうか。権力の魔性。今回の問題を紐解く鍵だと個人的には思います。

2017-04-28 09:56:06

個別指導VIC @VIC_kobetsu

@reijihandou ですから可能な限り私のまとめていただいたツイート以外の #東北地方でよかったのツイートも加えていただきたいのです。公平を期すためです。画像の新聞は東京新聞です。著作権などの問題あれば画像は使わないでください。私は許諾の必要がないギリギリのところで出しました。

2017-04-28 10:01:08

個別指導VIC @VIC_kobetsu

@reijihandou ただ、言えることは私が子供のころにお世話になった東北に並々ならぬ愛着があること。そして、神奈川から毎年一回は東北に旅すること。あの #東北でよかったのタグを見て感銘を受けなければまとめていただいたようなツイートはしていないだろうことです。長々とすみませんでした。

2017-04-28 10:05:22

ご丁寧にありがとうございます。

VICさんのご意見は決して間違っていないと思います。

先日のまとめで「政治家を批判したい方は離れて下さい」と僕は確かに書きました。

ですがそれはあくまで「民主主義国家である以上政治家が何か失態を犯したらそれはきちんと政治を行ってもらえるように関わっていかなかった国民、すなわち僕等にも責任がある。だから政治家を批判するよりもまず政治に関わっていくことができなかった自分自身を省みていかなければならない」という僕自身の価値観であり僕自身の自戒の念ですので、決して「政治家の責任を問うたり批判をするべきではない」というわけではないのです。

失言した政治家を批判するななんて言ったらそれこそ右傾化まっしぐらですよね（汗）

誤解を招くような書き方をしてしまって申し訳ありませんでした。

僕が政治家の失態を国民全員で共有すべき責任と考えている理由はいくつかあるんですが、その1つに「歴史は繰り返す」という番組（小学生か中学生の時に見たんですけど、恐らくNHKだったと思います）があります。

その番組の中ではナチスで有名なアドルフ・ヒトラーを始めとする独裁者達がどのようにして独裁に走ったか、どんな独裁政治を行ったか、そしていずれも哀れな末路を遂げているということが取り上げられていました。そしてその発起点は最後の最後で明かされたんですが、それは何を隠そう「国民の政治に対する無知や無関心」でした。

すなわち「国民の政治に対する無知や無関心」があることこそ政治家を間違った方向に進ませてしまう一番の要因なのではないかということが言われたわけですが、僕はその考えに深く共感しました。

例えばある国の王様が新しい法律を考えたとして……

国民の大半：「し～ん」
王様：「それじゃあ勝手にやっちゃうよ」
こんなことが続くと王様は国民が何も言わないので何でも自分1人で決めることに慣れてしまい、独裁政治が生まれてしまうのです。
1度独裁の路線に入るとその路線から抜け出すのは難しく、国民の一部がようやく反対の声を上げたとしても「今さら何だよ！」と思われてしまうのです。

ここでもう1つ。これは外国人から見た日本人の特性らしいのですが……

船が座礁してしまい、救命ボートと避難梯子が海に落下しました。
乗客を救命ボートに乗せるためには1度海に飛び込んでもらわなければなりません。
船長はまずアメリカ人乗客の所へ行きました。
「初めに飛び込んで皆のお手本を見せられれば英雄になれますよ」
次に船長はイギリス人乗客の所へ行きました。
「ここは先に飛び込むのが紳士的ですよ」
次に船長はドイツ人乗客の所へ行きました。
「こういう時は飛び込むのが規則なんですよ」
そして次に船長はイタリア人乗客にこっそりと言いました。
「飛び込んだら女の人にもてますよ」
最後に船長は日本人乗客の所へ行きました。
「皆飛び込んでますよ」

外国人から見たこの日本人の特性は長所でもあり短所でもありますよね。

先程の王様が独裁に走ろうとした時、1人が反対すれば大勢で反対することもできる一方、1人が追随してしまうと大勢で追随してしまいなかなか元の軌道に戻せなくなってしまうということにもなりかねないのではないかとも言えます。

ならば国民（ここでは日本の有権者）は一番初めの時点から王様に当たる政治家がどんな政治をしていくかを見て、時には「こんな政策を進めてほしい」と意見を出して問題が起きないようにすることをやっていかなければならないのではないかと僕は思うのです。

僕を含めた全ての有権者は今回に限らずそれができていなかったように感じました。
ですから失言した今村さんをはじめとする政治家にも責任はあるとは思いますが、一番責任があるのは僕等1人1人ではないかと思ったのです。

また、今回国民がそれをできていなかったことで失言が生まれ、傷ついたのは東北の皆さんでした。
全員に責任があるにも関わらず東北の皆さんだけが傷つけられてしまった。

これは本当に申し訳ないことだと思います。

特に先日触れたとおり今村さんは佐賀2区の選出であり一番今村さんの動向に注意を払わなければならないのは佐賀2区の選挙区に住んでいる皆さん、続いて僕等佐賀県民全体です。
……にも関わらず今回の件で一番傷つき辛い思いをしたのは佐賀県民ではなく東北の皆さん。

VICさんの言われることは正しいです。心ない発言をした政治家に対する批判は大事な政治への関わり方だと思います。

ですが上記のような経緯がある以上、僕はあくまで自分自身も加害者の側に回ってしまったのだということを認識しておかなければならないと思い、今村さんをはじめとする政治家をこれ以上この件で批判するのはやめて東北の皆さんからの声を受けてまず自分が反省しようと思ったのです。

どうかご了承くださいm(__)m

先日まとめたツイート意外のまとめはこの後導入します。画像に関しては特に著作権などの指摘はありませんでしたので大丈夫です。

大変な長文になってしまって申し訳ありません。