番外編1(典ソハ現パロ)

気分を変えて、典ソハ現代パロの番外編です 内容は一期×一期となっております
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パスピエ@浮上ゆっくりめ @pasupie2

@dragon002_Twitt 「では…シトリンと呼んで下さい」 向かい合う同じ瞳。昼間の日の光を落とし込んだ様な輝きのそれ。 「解りました。これからも宜しくお願いしますね…シトリン」 二人にしかし解らない呼び方。転生して離れ離れになっていた縁は、ここに蘇った。 「いち…さん」 「いいえ、いちと呼んで下さい」→

2017-06-08 18:10:46
パスピエ@浮上ゆっくりめ @pasupie2

@dragon002_Twitt 「もう私達は、一緒の道を歩むと…そう決めたのですから」 いちはそっとハンカチを差し出す。それでようやく一期は自分も泣いている事に気付いた。 「シトリン。長い間一人で頑張ってくれてありがとう。私達の出逢いが偶然では無いのなら」 私は神に感謝しなければならないね。 いちは微笑んだ。→

2017-06-08 18:16:41
パスピエ@浮上ゆっくりめ @pasupie2

@dragon002_Twitt 【シトリン】 石言葉…甘い思い出/初恋の味 一期一振の瞳の色に近く、今回の話の核(過去からの転生)も含め、この名前を選択。

2017-06-08 18:22:06
パスピエ@浮上ゆっくりめ @pasupie2

@dragon002_Twitt 遠慮がちなノック音。 「ねえねえ…お話済んだ?」 可愛らしい声は包丁のものだ。 「待たせたね。もう終わったよ」 階下から戻った包丁は、トレイに美味しそうなサンドイッチを乗せていた。 「いちさんも、おねーさんも食べてないでしょ?どうぞ」 賄いとは思えない洒落た盛り付け。→

2017-06-13 15:06:50
パスピエ@浮上ゆっくりめ @pasupie2

@dragon002_Twitt 同時にいちとシトリンのお腹がぐう、と鳴った。 「ほらほら…流音ちゃんはこっちね」 作り直された温かいオムライスに、流音の目が輝く。頂きます!三人で合掌すると、有難く口に運んだ。 その後、いちは包丁と村正に事情を説明し、暫くの間、シトリンの家と店を往復する約束を取り付けた。→

2017-06-13 15:10:54
パスピエ@浮上ゆっくりめ @pasupie2

@dragon002_Twitt 同棲のつもりは無い。いちは目覚めたものの、シトリンの刀剣としての能力は未だ未覚醒で、万一の場合身を守る手段が無いからだ。 ……まるで昔に戻った様ですね。 遠い昔の記憶。パピヨンと子供達を護って戦った日々を…ふと思い出すいちなのであった。

2017-06-13 15:13:30
バーナビー・ドラゴン @dragon002_Twitt

@pasupie2 今日も店を閉めてから村正と包丁に鍵を渡して帰路に就く。もう彼らの家に近いのだから、権利を譲渡してもいいのではと思っていたが、包丁と村正が「あなたがママじゃないとお客さんにどやされるから」と言われて現在に至る。 シトリンの家の前に行くとちょうど彼女たちも出勤するところであった。 →

2017-06-13 15:27:05
バーナビー・ドラゴン @dragon002_Twitt

@pasupie2 「あら、おかえりなさい」 「ぱぱ、おかえりー!」 「ええ。ただいま」 昼夜逆転の生活をしているが、流音とは幼稚園に行った後に合うことができるし、最近は提示の仕事も増えたという。 「それじゃあ、一眠りさせていただきます。いってらっしゃい」 「はい。おやすみなさい。いってきます」 →

2017-06-13 15:28:52
バーナビー・ドラゴン @dragon002_Twitt

@pasupie2 シトリンからもらった合鍵で扉を開き、相変わらずバタバタした部屋の中で少しだけ片づけてからシトリンの残り香のするベッドに倒れ込む。 健全な男ならここで高ぶるだろうが、今は睡眠欲が勝っている。ほんの少し眠ったら、契約に沿って行動しよう…そう思って目を閉じた。 →

2017-06-13 15:31:33
バーナビー・ドラゴン @dragon002_Twitt

@pasupie2 いちが目を覚ますと時刻は10時ごろ。しっかりと眠ったので頭はすっきりしている。さて、少しごたごたになった部屋を片付けるために動きやすいジャージを借りて部屋の掃除を行う。掃除の後は洗い物をして、部屋の中を片づけて…洗濯物は女物が混ざっていても慣れた。 →

2017-06-13 15:37:07
バーナビー・ドラゴン @dragon002_Twitt

@pasupie2 ごみ出しは時間を過ぎてもうできないので、出しやすいように分別だけしておいて。冷蔵庫の中を見て遅い朝ご飯を作り、食べながらチラシを見る。 「お、今はこれが安いですね。ふむ、今日の晩御飯は…」 本丸にいた時にはこんなことを考える必要もなかったが、今は生きる術として身についてしまった。

2017-06-13 15:41:26
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