2017-06-03のまとめ

政府資産と結び付いた負担の存在に関する一考察~金融資産と実物資産に起因する将来世代の負担を検証 研究員の眼 ふるさと納税に規律付け機能を~行政サービス見せる化計画 景気ウォッチング 2017年5月~アメリカ経済の現状と課題 続きを読む
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Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

元の対ドルレートとアメリカの対中国貿易 pic.twitter.com/fdqFAaLgYc

2017-06-03 01:12:06
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2005年から13年にかけては元高になり、14年から再び元安になっているので1994年に比べると元安の度合いは小さくなっているが、それでも1980年との比較では約5分の1の切り下げになっている。

2017-06-03 01:12:18
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元の対ドルレートが切り下げられた分だけ中国から安価な輸入品がアメリカに入りやすくなっている

2017-06-03 01:12:32
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元の対ドルレートとアメリカの対中国貿易(1980~95年) pic.twitter.com/lUO5nXgAcv

2017-06-03 01:12:50
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輸入は1980年の10億ドルから94年には214億ドルと14年間で実に21.8倍に増加した。輸出も増えたが3.6倍に過ぎない。このため、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は、1992年までは黒字であったが、93年には▲63億ドルの赤字に陥った。

2017-06-03 01:13:02
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1992年の元の対ドルレートは5.5元であるから、80年(1.5元)との比較では4倍近いドル高・元安である。それにも拘らずそれまで元安が大きな政治問題にならなかったのは対中国貿易が黒字であったためであろう。

2017-06-03 01:13:16
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元の対ドルレートとアメリカの中国からの輸入(前年比) pic.twitter.com/QyNgBOifj2

2017-06-03 01:13:34
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中国からアメリカへの輸出が増えると、為替市場ではドルが値下がりし、元の対ドルレートが上昇するはずである。ところが1980年から94~95年にかけての元の対ドルレートは上昇するどころか、翌年には必ず下落した。それも大幅で、とりわけ1985年には26.1%、90年には27.2%、

2017-06-03 01:13:44
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94年には49.6%も下落した。なぜ、それらの年に大幅な元安が生じたかというと、その前の年に中国の米国向けドル建て輸出(アメリカからみたときの中国からの輸入)が大幅に増加し、翌年にはその増加率が大きく縮小したことと関係がありそうである。

2017-06-03 01:13:56
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アメリカの中国からの輸入と名目GDP(前年比) pic.twitter.com/tYiw0ZiI9V

2017-06-03 01:14:14
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アメリカの中国からの輸入の前年比変動率と、アメリカの名目GDPの前年比変動率を並べたものである。多くの期間で両者の山谷が一致している。アメリカの景気が良くなり、

2017-06-03 01:14:27
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名目GDPの増加率が拡大しているときに中国からの輸入が大幅に増加し、アメリカの名目GDPの増加率が縮小しているときに中国からの輸入が落ち込んでいる。

2017-06-03 01:14:37
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中国と日本からの輸入比率(名目GDPに対する比率)等 pic.twitter.com/jcmomSUrYC

2017-06-03 01:14:52
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なぜ日本からの輸入比率が大幅に低下し、中国の輸入比率が大幅に上昇したかというと、原因は為替レートにあった。円の対ドルレートは、1980年代前半の1ドル約220円から2016年には108円と約2倍に上昇した。

2017-06-03 01:15:04
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

このため日本からアメリカへの輸出はそれほど増えず、日本の輸入比率が低下した。これに対し、元の対ドルレートは、1980年の1.5元から最近では6.6元と約4分の1に低下した。だから輸出が飛躍的に増加し、中国の輸出比率が上昇した。

2017-06-03 01:15:15
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日米と中米の購買力平価と円と元の対ドルレート pic.twitter.com/VV7IdxEKUt

2017-06-03 01:15:35
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日米の購買力平価を計算してみると、1980年=100とする指数で2016年は44.8であるから▲55.2%の低下である。為替レートのドル安・円高率は▲52.2%であるから大体一致している。日米の購買力平価がマイナスであるのは、

2017-06-03 01:15:49
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

この間の日本の物価上昇率が+12.3%であったのに対し、アメリカの物価上昇率は+150.6%と、アメリカの方が圧倒的に大きかったからである。変動相場制の下においては、物価上昇率の高い国の為替レートが下落し、物価上昇率の低い国の為替レートは上昇する。

2017-06-03 01:16:00
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

これに対し、中国の同じ期間の購買力平価は+134.9%のプラスである。この値がプラスになるのは中国の物価上昇率の方がアメリカより大きかったためである。元の対ドルレートの変化率は+343.3%と、購買力平価が示す為替レートよりも+208.5%ポイントもドル高・元安になっている。

2017-06-03 01:16:17
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

中国政府が意図的に元の対ドルレートを大幅に引き下げたうえ、この間に円の対ドルレートが2.1倍に上昇したため、元の対円レートは9分の1以下に下落した。日本はアメリカ以上に元安の影響を大きく受けた

2017-06-03 01:17:39
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

中国からの輸入はアメリカほど大幅には増えていない。アメリカの中国からの輸入は1980年から2016年までの間で394倍になった。同じ期間で日本の中国からの増加は32倍であるから、大きく増えたとは言え、その度合いはアメリカの約10分の1である。

2017-06-03 01:17:50
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

なぜ日米でこれほどまでに差があるかというと、アメリカでは先に見たように、中国で増えた分の多くは日本からの輸入比率を落とすことでバランスをとることができたからである。

2017-06-03 01:18:06
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

先進国とアジア主要国等15か国の過去10数年間の税率の推移である。企業に課される税金は法人税のほかに事業税や住民税などもあるため、それらを含めた法人実効税率で各国を比較してみるとアメリカの水準が最も高い。

2017-06-03 01:18:34
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