宇都宮泰氏による「RCマスタリングで、音きりすなどの処理上のレーテンシー補正が必要な処理についての作業手順」

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宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29BEh RCマスタリングで、おときりすなどの処理上のレーテンシー補正が必要な処理についての作業手順、連ツイします。 かなり長いです・・・

2017-06-02 17:52:40
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29BEh RCマスタリングで、おときりすなどの処理上のレーテンシー補正が必要な処理についての作業手順、連ツイします。 かなり長いです・・・

2017-06-02 17:52:40
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29BFh ファイル先頭部分の時間が変化する場合の対処。 Audacityを使用することを前提で、解説。 相補分離にはサンプル精度、リサンプルの禁止、設定フルビットでの正確な演算が必須ですが、Audacityはもっとも適したソフト。

2017-06-02 17:53:35
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29C0h ファイル先頭から音が出始めるまでのタイミングは、とくに相補分離作業では重要。1サンプルの誤差も許容されない。

2017-06-02 17:54:14
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29C1h 誤差が生じるのは、エフェクトの処理レーテンシーが補正されない場合、時間軸処理全般、リサンプル(自動を含む)などの実行を行ったときで、自分が使用する処理が問題なく相補分離に使用できるかどうかは、検証の必要がある。

2017-06-02 17:54:40
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29C2h 処理レーテンシーを含む時間精度全般を、タイムアライメントと言います。

2017-06-02 17:55:27
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29C3h Audacityの標準エフェクトやLADSPAなどのプラグインであっても、完全に処理結果のタイムアライメントが合っているかどうかは検証してみなければわかりませんし、誤差がある場合、可能なら手動で補正しなければ先へ進めません。

2017-06-02 17:55:42
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29C4h この検証は外部のエフェクトでは当然必要ですし、DAWそのものが勝手にリサンプルしていたり、時間精度の良否を評価する場合にも必須なものです。

2017-06-02 17:56:11
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29C5h この検証や補正は任意の音信号で行うことができます。 そのテスト信号(被処理信号)に、目で見てわかる時間軸上の印を打ち、その位置が処理後にどのように変化したかによって検証を、処理前の位置に戻すことで補正を行います。

2017-06-02 17:56:44
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29C6h 印(マーク)の刻印。 音楽そのものには影響を与えたくないが、その音楽信号と同時に処理される必要があるので、曲が始まる前と、必要なら曲終わりに、十分な間を取って刻印。 pic.twitter.com/GOqWoYvERo

2017-06-02 17:57:48
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宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29C7h 曲の先頭部分を拡大しペンツールを使い、インパルスを書き込みます。 pic.twitter.com/0MKWkz7Fjb

2017-06-02 17:58:47
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宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29C8h 時間軸の拡大は3つあります。 1)拡大したい位置にカーソルを打ち、画面上の+虫眼鏡をクリックしていく 2)拡大したい位置にカーソルを打ち、Ctrl (Command)+数字の1 連打 3)拡大したい位置にカーソルを持って行き(打たない)、Ctrl(Command)+続

2017-06-02 18:00:02
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29C9h 続き 3)拡大したい位置にカーソルを持って行き(打たない)、Ctrl(Command)+マウスホィール回転 必要なら曲の終端部分にもインパルスマーク。 pic.twitter.com/CEsgyZMkfI

2017-06-02 18:01:55
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29CAh 刻印の後はファイル出力。元が24bitなら24bitと16bitの両方を出力。分離に使用するソフトによっては16bitデータしか受け付けない。例では「音きりす」使用だが、その場合も16bitファイルをドロップで開く。 目的の音が最大限取り出せるように調整。 pic.twitter.com/lNGECSZosI

2017-06-02 18:03:11
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29CBh 音が途切れたりする場合には、スパナ・マークのボタンで軽負荷に。 ファイル出力する際には、スライダーを右端に(最も高品位・・重負荷) <otokiris 2> pic.twitter.com/xRz00HD9DW

2017-06-02 18:04:40
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29CCh 「音きりす」の出力は、常にステレオ2ch。読み込むとこのように。 pic.twitter.com/4gRuXsA1Q1

2017-06-02 18:05:25
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宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29CDh 曲冒頭部分の時間を拡大(ズームアップ)。 pic.twitter.com/YgCStX4Py3

2017-06-02 18:06:09
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29CFh 1サンプルの粒が見えるまで拡大し、先頭から遅れたパルスまでをドラッグすると、遅れの時間量を測定できる。 先頭位置を拡大しドラッグし始め、⇒縮小⇒そのまま遅れたパルス間で移動し拡大・・拡大縮小に慣れましょう。 pic.twitter.com/SDiShQ1CpQ

2017-06-02 18:08:30
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宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29D0h このインパルスマークを手がかりに時間を合わせる方法、元トラックに歌抽出トラックを合わせるのか、その逆に、元トラックのほうを合わせるのか。後者のほうが手数が少ない上に間違いが少ない。 pic.twitter.com/X6ze1Ey1vn

2017-06-02 18:09:36
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29D2h 拡大して作業し、じゅうぶんに精度を高める。 pic.twitter.com/CvagB91ySU

2017-06-02 18:11:26
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29D3h 元ファイル(上)の先頭辺りで左クリックすると黄色い線がでるところがあります。 そこから左方向に両方のトラックを斜め横断するようにドラッグ・・・ pic.twitter.com/Yk4eE3sO1l

2017-06-02 18:12:17
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29D4h このようにドラッグし、両方のトラックの不要部分を同時に選択し、Delキーで消去 pic.twitter.com/JiFtBDWApD

2017-06-02 18:13:21
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宇都宮泰 @utsunomiaa_com

29D5h 元トラック(上)と歌抽出トラック(下)の先頭が揃いました。 pic.twitter.com/5rn5aVmZha

2017-06-02 18:14:24
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