
ゆうきまさみ発掘資料集・自作キャラ評価から裏話まで~『内海は絶対殺さなきゃいけない』のはなぜか?
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gryphonjapan
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(4月)ゆうきまさみ資料集・その1
※偶然、個人的に実家から資料が見つかったってだけで、特にこの時の話題に関連したとかはありません

1:この前、ある文章を書くために実家の古いコピー集をあさったら、ゆうきまさみ先生とその作品に関する資料がいろいろ出てきた。自分が紙のコピーで保存する資料は、ネット社会になる前が一番多いからな…有名な事柄も多いが、証言などの一次資料があると何かと便利なので共有したい。 (続く)
2017-04-17 11:41:38
2:サンデーで「機動警察パトレイバー」の連載が終了したとき、何かの別冊でちょっとした企画特集があり、ゆうきまさみ先生が登場人物一人ひとりにコメントするコーナーがあった。 「自分の嫌らしい所を全部投影した」はともかく「新しい悪役像を作った自負はある」というのはさもあろう、です。 pic.twitter.com/znjXxzJ1mo
2017-04-17 11:50:01

3:「黒崎君は最初は名無しのチョイ役だった」も驚き。 そして彼は「犬でしか生きられない」人間だったと。ただの実務的補佐官じゃないし、上官の寝首を掻く曲者でもなく、また人情味ある「忠臣」でもない”犬”って結構描きづらい。 個人的印象では「内海フォロワー」の悪役はいても黒崎はいない? pic.twitter.com/t0IugjTMzD
2017-04-17 11:55:35

4:特車隊に関しては 「野明は描くほど奥行きが出てその分難しくなった」 「遊馬は苦労するかと思ったら野明より簡単だった」 「後藤隊長は、仲代達矢で『天国と地獄』の頭脳を『殺人狂時代』の韜晦でくるんで作る」など興味深いコメント満載だが、全部を紹介もできんので熊耳さん。 なる程… pic.twitter.com/wJnEVfW40C
2017-04-17 12:12:12

5:最初と最後のシーズンの表題がともに「ライトスタッフ」なのも、できたのを見れば「これしかないやろ!」だけど、当たり前ながら作るまでは試行錯誤があったのだ。 「約3年前に、最終回の構想ができた」も連載漫画の証言として、緻密に検証すると面白い。どのへんだったかな?廃棄物13号? pic.twitter.com/GNygmI1QbT
2017-04-17 12:17:18

6:これは別の、究極超人あ~るに関するOUTの特集? 自分はゆうきまさみや伊藤、出淵、とまと、とり、火浦氏らが集まった集団は70-80年代のトキワ荘だと思ってて、どこかでトキワ荘なみの研究書が必要だと思ってる。 その断片的な資料になるんだろうな、こういう証言が。 pic.twitter.com/wyZ5OEjCjN
2017-04-17 12:21:37

@gryphonjapan このへんの対談や座談会は『ゆうきまさみクロニクル』の目玉だったような。このエピソードに出てくる喫茶店の名前も出てたはず…帰宅したら調べてみますですよ。
2017-04-17 13:56:37
@gryphonjapan この集団の証言としては、富士見ファンタジア文庫草創期にとまと氏が奥さんと共著したロボットプロレス小説のあとがきなんかでも垣間見れた記憶があります。こっちはもう書籍が手元にないんですけど。 あと『東京忍者』にも触れたいけど文字数が(笑)
2017-04-17 13:59:14
@gryphonjapan 『東京忍者』というのはとまと氏たちの「友人」という人が素性不明のままものした一冊で、当時の富士見F文庫の中でも1.5倍くらいの厚さだったのに中身が徹頭徹尾ギャグという怪作で。あのグループがどういうギャグを好んだかの貴重な資料でもあるかと思います。はい。
2017-04-17 14:01:49※余談ですが、このコメントを寄せていただいたPONさんは2018年、お亡くなりになられました。安らかなれ

7:今も愛され続け、「まったり文化部もの・学園変人もの」の源流のひとつでもある究極超人あ~るだが、やはり類例のない時代にあれが登場したときは反発も大きかったようで …しかしこのDIsレターみたいな反響も反響だが、それを受け止めるほうの動じなさもまた凄いな(笑) pic.twitter.com/QSQfYDilrg
2017-04-17 12:25:33

8:ひとまずラスト。 言われてもにわかに信じがたいような、納得するような…な「究極超人あ~るのエピソードは実話が基の話が多い」との証言。「成田原人=ナリゲン」とあだ名された人が直接のモデルで”成原”姓の由来という話は有名だけど、こういう一次資料があるよ、と持ち帰ってください。 pic.twitter.com/ig1rHdjlpt
2017-04-17 12:29:15

こちらもリクエスト挿入 光画部と実エピソードのディテールについて 「埼玉県の地図を持ち歩けば全国どこへ行っても大丈夫」って何ともシュールなギャグだと当時思ったけど「実話です」と言われりゃどうしようもない(笑) 『あ~るはノンフィクションなんですね』って、聞き手も納得するなよ! pic.twitter.com/l4rnz3kGsF
2017-06-10 19:14:18


9:以上、突発的に発掘した古いゆうきまさみ資料の紹介でした。 他も見所は多数なんだけど、さすがに全部見せるわけにもね… ただ、実はメインに予定してた「内海は倫理的にも死なないとまずいと考え、最後に殺した」とのゆうき氏証言、そのデータが壊れお見せできない。重要なので機会あれば。
2017-04-17 12:33:12偶然、お言葉をいただく

@masyuuki これをまとめたライターさんか編集者さんは凄腕だなぁと当時も感じました。 今回はゲリラ的紹介(ご寛恕を!)です が、どこかの公式サイトや電子書籍等の形で、こういう面白い過去企画の記事文章が公開されれば読みたい方は多いでしょうね。 いい意味で、既に同作は「古典研究」の対象です。
2017-04-17 22:24:20
かっこいいなあ! 梵天丸もかくありたい。 twitter.com/gryphonjapan/s…
2017-04-20 06:19:42
@RASENJIN 私見では「大砲とスタンプ」での黒死病連隊・グロム中佐は、負けないほどの存在感と独自性あるヴィランでした(まだ6巻までの段階しか拝読していませんが) twitter.com/RASENJIN/statu… pic.twitter.com/NnsoxyjsiC
2017-04-20 08:41:13

@gryphonjapan ありがとうございます! グロム中佐はただの調子いい人なんですが、彼を出すにあたっていろいろ思案したのは確かなのでそう言っていただけますと光栄です。
2017-04-21 02:49:40【6月・その続編】
上のツイートの「9」で語っている、「紹介したかったけど見つからなかった資料」があとで見つかり、機会あれば紹介しよう…と思っていましたがそのタイミングがなかなか無かった。
しかし、あるツイートが目に入った…

togetter用資料 【更新】タイトルと内容が違う…?大ヒット映画の邦題「私たちのアポロ計画」に批判 配給会社に聞く buzzfeed.com/jp/harunayamaz… @hyamazaki26さんから
2017-06-10 05:55:06