米軍、あろうことか同時に四つの危機に直面。

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fj197099 @fj197099

米軍、あろうことが同時に四つの危機に直面。アフガニスタン、イラク、日本、そしてリビアだ。そして北朝鮮とイランと中国への抑止がこれに加わる。正に国際問題への過剰関与=オーバーストレッチの様相に入ってきた。リビア干渉も本音はやりたくなかったろうが、非干渉の限界を超えたのであろう。

2011-03-18 17:39:33
fj197099 @fj197099

この状況は19世紀末~20世紀初頭の英国の苦境と似ている。当時の英国が直面した大きな問題は四つあった。①ドイツとの建艦競争、②ボーア戦争、③中央アジアでのロシアとのグレート・ゲーム、そして④中国東北地域におけるロシアの南下である。さしもの英国も全てには太刀打ちできなかった。

2011-03-18 17:41:41
fj197099 @fj197099

当時の英国は考え抜いた末に「栄光ある孤立」の道を捨ててあろう事か東洋の小国である日本との同盟を結んで世界を驚かせたが現在の米国にはそのようないざという時の切り札的なパートナーが余り残っているように見えない。結局、紛争事は米国が出て行かなければ解決しないであろう。それが難しい所だ。

2011-03-18 17:43:15
fj197099 @fj197099

こうした状況で結局のところ、米国はできる限りの最小限関与のスタイルを採らざるを得ない。アフガンやイラクからは早期撤退を模索し、日本とリビアは可能な限りの支援はするが当事国や近隣諸国の自助努力を求めるという形にならざるを得ない。米国としても厳しいが同盟国としても厳しい所である。

2011-03-18 17:45:52
fj197099 @fj197099

米国は単極だの帝国だの呼ばれて世界の警察官として振る舞おうとしていると国際的に非難されてきた。しかし世界は警察官がいなくなる状況の恐怖に十分自覚的であるとは言えまい。米国は世界の問題を作り出す元であるかもしれないが、それ以上に多くの国にとって問題解決の手段でもあるのである。

2011-03-18 17:48:21