「レールから外れたら人生終了」という日本に蔓延る神話が皆を不幸にしている

僕のブログは弱小すぎて誰にも読まれないため、以下同内容のもの(ブログよりはやや短く、コンパクト版)をツイートし、ここにまとめました
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元の記事(ブログ)

リンク 東大を2回も留年した人のブログ 「レールから外れたら人生終了」という日本に蔓延る神話が皆を不幸にしている - 東大を2回も留年した人のブログ Twitterをしていたら、こんなまとめを見かけた。 togetter.com とりあえず大学に行って、時期が来たら就職活動をする。適度な年齢になったら結婚する。そして、新卒で入った会社で定年まで働く。 こんな人生が「普通」であり、「理想」だと思っている人は多いのではないだろうか? あるいは「理想」とまでは思っていなくても、知らず知らずのうちに上記のような人生を歩もうとしている人が多いかもしれない。 「いい学校に入って、いい大学に入って、いい会社に入る」 こんな言い回しもよく耳にする。 なぜ、このような価

僕のブログは弱小すぎて誰にも読まれないため、以下同内容のもの(ブログよりはやや短く、コンパクト版)をツイートし、ここにまとめました

以下、ブログのコンパクト版です

こう@東大留年生 @todairyunen

「レールから外れたら人生終了」という日本に蔓延る神話が皆を不幸にしているという話。 この国では「大学を卒業したら、すぐにどこかの会社で働き始める」 というのがデフォルトになっていて、そのレールに沿っていないものは「落第者」と見なされてしまう。レール脱線者への風当たりは強い。

2017-07-22 09:01:38
こう@東大留年生 @todairyunen

だから、まず ①「レール」から外れた者は、落第者と見なされ社会から冷たく扱われがちなので、「不幸」になる可能性が高い と言うことができるだろう。 この中で、より深刻なのは「レールから外れると不幸になる、人生終了する」と強く思い込んでいる人だ。

2017-07-22 09:02:00
こう@東大留年生 @todairyunen

確かに、レールから外れると不幸になる可能性が高まるかもしれない。しかし、全員が全員不幸になるわけではない。 同じような人生を送っていても、幸福の考え方は人それぞれ。成功者になれなくても、年収が低かったとしても自分の人生を「幸福だ」と捉えられる人なら紛れもなく幸福なのである。

2017-07-22 09:02:33
こう@東大留年生 @todairyunen

ところが、「レールから外れると不幸になる、人生終了する」と思い込んでいる人は、いざ自分がレールから外れた時は間違いなく「不幸だ、人生終了だ」と思うだろう。 例えば就活自殺の問題では、就活失敗者の中でも特に強く「レールから外れると人生終了」と思い込んでいる人が自殺してしまうのだ。

2017-07-22 09:03:09
こう@東大留年生 @todairyunen

就活失敗者だけではない。就職活動で一流企業に内定しても不幸は起こりうる。 電通に入社した東大卒女性が自殺した例。 あれはもちろん、電通の長時間労働やパワハラ・セクハラがいけないのだが、それにしてもなぜ彼女は自殺という最悪の選択をしなければならなかったのか?

2017-07-22 09:03:59
こう@東大留年生 @todairyunen

亡くなった方に対し推測のようなことを書くのはよくないが、あえて書くと彼女が「電通を辞めるという選択をしなかった(できなかった)」のは「レールから外れる(それも東大→電通という超エリートコースのレール)」ことの恐怖・絶望が大きかったためではないだろうか?

2017-07-22 09:04:32
こう@東大留年生 @todairyunen

ここまでで、以下のようなことがわかる。 ①「レール」から外れた者は、落第者と見なされ社会から冷たく扱われがちなので、「不幸」になる可能性が高い ①-A 「レールから外れると不幸になる、人生終了する」と思い込んでいる人がレールから外れるとほぼ確実に不幸になる。

2017-07-22 09:05:02
こう@東大留年生 @todairyunen

①-B 「レールから外れると不幸になる、人生終了する」という思い込みのない人は、レールから外れても不幸にならないかもしれない(もちろん不幸になる可能性もある)

2017-07-22 09:05:34
こう@東大留年生 @todairyunen

ここまで、「レールから外れた人」の例を考察した。 次に「レールから外れてない人」の例を考察しよう。 僕は「レールから外れていない人でも、レールから外れたら人生終了する、と思い込むと不幸になりやすい」と考える。

2017-07-22 09:06:19
こう@東大留年生 @todairyunen

「辛くなったらいつでも辞めればいい。レールから外れたら人生終了なんて嘘だから」 「辛くなっても仕事は続けないといけない。なぜなら、レールから外れたら人生終了だからだ。」 この両者を比較すると日々の労働をする中でどちらがストレスを貯めやすかったり、不幸になりやすかったりするだろう?

2017-07-22 09:06:47
こう@東大留年生 @todairyunen

どう考えても圧倒的後者ではないだろうか? となると、 ②「レールから外れていない人」の中でも「レールから外れると人生終了」と思い込んでいる人の方が不幸になりやすい と言うことが出来そうな気がする。

2017-07-22 09:07:15
こう@東大留年生 @todairyunen

ブラック企業なんかも「レールから外れたら人生終了」と思い込む人の心理を利用しているんだと思う。 劣悪な労働条件でも働かなきゃ、と思うのは「ブラック企業のような糞みたいなレールでもいいからしがみつかないと人生終了する」と思い込んでいるからだと思う。

2017-07-22 09:07:42
こう@東大留年生 @todairyunen

つまり、 ③「レールから外れると人生終了する」という人々の意識が、ブラック企業を生み出し日本を労働地獄へ追い込んでいる。 と言うことができるかもしれない。

2017-07-22 09:08:11
こう@東大留年生 @todairyunen

日本は起業家志向が少ないと言われる。起業家志向とはチャレンジ精神だ。 話が飛躍し過ぎかもだが、 ④「レールから外れたら人生終了」というところから生まれた安定志向が、チャレンジ精神やイノベーションの減少に繋がり、ひいては社会の停滞や不幸の増大を招く と個人的に思ったりする。

2017-07-22 09:08:40
こう@東大留年生 @todairyunen

ここまでの内容をまとめよう。 まずはミクロ(個人単位)のお話 ①「レール」から外れた者は、落第者と見なされ社会から冷たく扱われがちなので、「不幸」になる可能性が高い ①-A 「レールから外れると不幸になる、人生終了する」と思い込んでいる人がレールから外れるとほぼ確実に不幸になる。

2017-07-22 09:09:10
こう@東大留年生 @todairyunen

①-B 「レールから外れると不幸になる、人生終了する」という思い込みのない人は、レールから外れても不幸にならないかもしれない(もちろん不幸になる可能性もある) ②「レールから外れていない人」の中でも「レールから外れると人生終了」と思い込んでいる人の方が不幸になりやすい

2017-07-22 09:09:40
こう@東大留年生 @todairyunen

社会全体のお話 ③「レールから外れると人生終了する」という人々の意識が、ブラック企業を生み出し日本を労働地獄へ追い込んでいる。 ④「レールから外れたら人生終了」というところから生まれた安定志向が、チャレンジ精神やイノベーションの減少に繋がり、ひいては社会の停滞や不幸の増大を招く

2017-07-22 09:10:10
こう@東大留年生 @todairyunen

ここまで来れば記事タイトルの 「レールから外れたら人生終了」という日本に蔓延る神話が皆を不幸にしている という僕の主張が分かって頂けるだろう。 一刻も早く、「レールから外れたら外れたら人生終了」という神話を打破しなければならないと思う。

2017-07-22 09:10:42

「レールから外れると人生終了」という日本に蔓延る神話を打破する方法

先程の記事の続きです。
「レールから外れたら人生終了」というような風潮や雰囲気を打破するための方法論として

①新卒一括採用の廃止
②ベーシックインカムの導入
③ニートや無職のインターン制導入

を挙げました。
このことについては下のリンクから僕のブログをぜひ読んでいただけると嬉しいです。

リンク 東大を2回も留年した人のブログ 「レールから外れたら人生終了」という日本に蔓延る神話を打破する方法 - 東大を2回も留年した人のブログ 前の記事で、 「レールから外れたら人生終了」という日本に蔓延る神話が皆を不幸にしている ことを説明した。 todairyunen.hatenablog.com この記事では方法論が現実的・非現実的かはさておいて、「レールから外れたら人生終了」というような雰囲気・風潮をどうやったら打破できるかを考えていきたい。 ①「新卒一括採用」をやめてしまう これが一番話が早いだろう。 新卒一括採用という制度が「教育から就職」という一本道のレールを形作っているからだ。 新卒で大量に採用するということは、中途採用の門戸は狭