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「 恐竜の卵と巣のなぞ」今井 拓哉さん2017年7月16日・福井県立恐竜博物館セミナー 須田葦也さん採録

博物館セミナー「地球と生命の物語④ 恐竜の卵と巣のなぞ」 https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/event/2017/20170716/ 日時 2017年7月16日㈰
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須田葦也さんの福井県立恐竜博物館紀行 2017年7月 特別展「恐竜の卵」

まとめ 特別展「恐竜の卵」レポート 福井県立恐竜博物館2017年7月 須田葦也さんのFPDMぶらり旅 福井県立恐竜博物館 2017年 特別展「恐竜の卵 ~恐竜誕生に秘められた謎~」 https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/special/dinoeggs/ 2017年7月14日㈮~10月15日㈰ 2723 pv 11 22

須田葦也 @sudaashiya

ひっぱりますが、そろそろ福井県立恐竜博物館・夏の特別展記念セミナー「恐竜の卵と巣のなぞ」の採録に入りたいと思います。もし記憶違い等ありましたらごめんなさい。 pic.twitter.com/ujP9kgpGcM

2017-07-19 21:46:29
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須田葦也 @sudaashiya

謎1:恐竜は卵を産んだか? ・アメリカ自然史博物館のモンゴル探検隊(隊長:ロイ・チャップマン・アンドリュー)   1923年ゴビ砂漠で世界で初めてプロトケラトプスの卵を発見     →実はオヴィラプトルの卵 pic.twitter.com/IAkr5FE3sD

2017-07-19 21:57:11
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須田葦也 @sudaashiya

その前に、フランスで1800年代後半に発見されていたが、当時は恐竜の卵とは思わず、大きな鳥の卵と思われていた。 モンゴル探検隊の卵発見シーンは動画が残っている。 (これかな? →) youtube.com/watch?v=HHrSKh…

2017-07-19 22:02:34
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須田葦也 @sudaashiya

南米・・・竜脚類 北米・・・鳥脚類(マイアサウラ) アジア・・・オヴィラプトル(中国、モンゴル、韓国) いろんな地域で色んな恐竜の卵が見つかっているが、半分はまだ卵が確認されていない。 (剣竜、堅頭竜、ケラトサウルス類、コンプソグナトゥス類、ティラノサウルス上科など) pic.twitter.com/mGXQFsuAvs

2017-07-19 22:09:10
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須田葦也 @sudaashiya

結論:「恐竜の一部は卵を産んだ」  →確認されていないものは、卵を産んだのかどうか断定できない。

2017-07-19 22:11:09
須田葦也 @sudaashiya

謎2:なぜ中国で恐竜の卵が多産するのか? ・中国で恐竜の卵が発見されるのは赤茶色の崖   →乾燥して水はけのよい河川地帯だった地層 ・中国に多い赤い地層はアルカリ性の土壌 ・日本に多い黒い地層は酸性土壌   →酸性では卵が溶けるので(ex.酢卵)、欠片は残っても卵は残りにくい pic.twitter.com/RZ2sA3BgxS

2017-07-19 22:23:25
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須田葦也 @sudaashiya

結論:「中国の土壌は卵が化石化するのに適していた」

2017-07-19 22:25:05
須田葦也 @sudaashiya

謎3:卵の形は何故違う? ◇爬虫類  ・身体に対して小さな卵  ・対称的な卵の形 ◇鳥類  ・身体に対して大きな卵  ・先細りの卵の形 pic.twitter.com/mKz1h2VxUs

2017-07-19 22:42:00
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須田葦也 @sudaashiya

◇恐竜  ・先細りの卵・・・身体に比べ卵が大きい  ・丸い卵・・・ハドロサウルス類、ティタノサウルス類などの大きな恐竜    →身体に比べ卵が小さい pic.twitter.com/PGzXhYBxX4

2017-07-19 22:43:54
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須田葦也 @sudaashiya

謎4:マイアサウラは子育てした? ◇マイアサウラとは  ・植物食恐竜  ・白亜紀後期の北米に生息  ・「恐竜の子育て」を初めて提唱(ホーナー) pic.twitter.com/fOXfnjU4dq

2017-07-19 22:49:47
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須田葦也 @sudaashiya

マイアサウラという名前は「良い母親恐竜」という意味  →母親が子育てするのは哺乳類特有の行動   →自然界では父親(オス)が子供を見るのは普通にある    →良い父親恐竜だったかも? pic.twitter.com/HAdECu8mGu

2017-07-19 23:54:14
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須田葦也 @sudaashiya

◇子育てした根拠? ・軟骨でできた四肢   →生まれた直後は足が弱かった ・巣の中から複数のマイアサウラ幼体が発見された ・巣の近くで親の化石が見つかった ・孵化直後は親が世話をした可能性がある

2017-07-20 00:00:27
須田葦也 @sudaashiya

◇子育てしなかった根拠? ・1歳になるまでに幼体の90%が死亡   →爬虫類に匹敵    →鳥はそういうことはない ・孵化直後のマイアサウラの腰の骨は発達   →肢は弱くても歩けた? ・イグアナの幼体は群れで暮らす   →しかしそこに親はいない ・子育てをした明確な証拠はない

2017-07-20 00:06:24
須田葦也 @sudaashiya

結論:「結論は出ていない」  →マイアサウラが子育てしていたとしても、父親が面倒見ていたのかもしれない。

2017-07-20 00:08:33
須田葦也 @sudaashiya

それでは、謎5以降は明日へ持ち越したいと思います。 pic.twitter.com/5JugEQMDMw

2017-07-20 00:11:36
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須田葦也 @sudaashiya

@kazugon1103 断定できないということでした。魚竜などで胎児を抱えた化石も見つかっており、恐竜でも、無いとは言い切れないのではと思います。 pic.twitter.com/ytZbt3I3bH

2017-07-20 00:17:01
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つづき 謎5から

須田葦也 @sudaashiya

ではあらためて、福井県立恐竜博物館・夏の特別展記念セミナー「恐竜の卵と巣のなぞ」の採録、謎は残すところあと8つ! 8! 8! 8!8!8!(♪チャラララン)♪光るー海、光る大空、ひーかーるー大ー地ー pic.twitter.com/Rqdwg29cN9

2017-07-20 23:48:48
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須田葦也 @sudaashiya

謎5:厚い殻からどうやって生まれた? ・恐竜の卵殻の厚さは4mmを超えるものも   →中には7mm超もあった   ◇原生鳥類では・・・  ・ニワトリの卵殻=0.4mm  ・ダチョウの卵殻=3mm

2017-07-20 23:55:00
須田葦也 @sudaashiya

◇内側からの圧力に弱い卵殻   →厚くても壊れやすい構造  ※この仕組みの応用が車のフロントガラス  →外から物がぶつかっても壊れにくいが、内側から人が当たった衝撃で砕ける pic.twitter.com/aVfKFzNfO2

2017-07-21 00:19:06
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須田葦也 @sudaashiya

◇ティタノサウルス形類には卵歯があった? ※卵歯・・・爬虫類や鳥類のように、丈夫な殻を持つ動物では、孵化時の幼生にのみ、殻を破るための特殊な歯を発達させるものがある pic.twitter.com/tGtUfBKsyr

2017-07-21 00:24:12
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須田葦也 @sudaashiya

結論:「卵殻は、外からの衝撃に強く、内側からは壊れやすかった」

2017-07-21 00:26:15
須田葦也 @sudaashiya

謎6:ベイビー・ルイから何がわかる? ・学名:ベイベイロン・シネンシス ・河南省の白亜紀後期の地層から発見 ・孵化する前の大型オヴィラプトロサウルス類の化石 ・成長すると体重1tに達したと推定 pic.twitter.com/ErYQO53ro4

2017-07-21 00:30:54
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須田葦也 @sudaashiya

結論1:「史上最大の巣の親がわかる」 ・昔はティラノサウルスの卵とか言われていた ・ベイビー・ルイの近縁種・・・ギガントラプトル   →この大きさなら、このサイズの卵が見つかっても仕方がない

2017-07-21 00:33:56
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