さいしょにあさりよしとお宅の台所で作り始めたロケットエンジン本体は350ミリ缶程度の大きさで、燃料タンク、液酸タンクも500ccペットボトルくらいな大きさだった。でも、燃焼実験上で火を噴くと噴射は超音速なんで爆音だし噴射炎にはショックダイヤモンドも見えた。 twitter.com/hiroyoshimaeda…
2017-07-21 10:46:20赤平でカムイロケット開発してる植松電気の軒先を借りて開発したロケットは、最初の推力30キロから90キロ、100キロ越えと大型化していった。もちろん延ばした手が届く範囲での大型化だったんだが、小さなロケットエンジンに慣れると、新型ロケットエンジンがバケツのサイズになって驚いたっけ。
2017-07-21 10:49:47今、組み立て中の到達高度100キロを目指すMOMOロケットはエンジンだけで一斗缶くらい、タンク容量もぜんぶで1000リットルくらいになる。いやあ、大きく育ったもんだと思う。が、次の軌道投入機は長さだけでも倍以上になるし、その次、惑星間空間まで行こうと思ったらもっと大きくなる。
2017-07-21 10:52:50フォン・ブラウンの娘が、完成したサターンV型ロケットを見上げる父を見て「こんなうれしそうな顔の父をそれまで見たことがなかった」って述懐を読んだことがある。ベルリン郊外で手作りロケット実験やって、V二号開発したフォン・ブラウンも、やっぱり「大きくなったなあ」って思ったのかなあ。
2017-07-21 10:54:461969年にサターンV型ロケットで打ち上げられたアポロ11号の月着陸、日本時間だと今日、7月21日だったそうです。願わくば、フォン・ブラウンが夢見たその先まで行けますように。
2017-07-21 10:56:13大樹町から札幌のマンションに無事帰宅。今回の大樹町は四泊五日、と考えて、布団で寝たのが三回しかない?そりゃそうだなあ、打ち上げの日曜日は午前中に打上げ中止、コスモールでの記者会見に付き合ってから合宿所で仮眠して19時には起き出して夕食、移動、射場のあとずーっと見学場だったもん。
2017-07-31 16:57:38工場に行ったのが土曜22時、そのまま射場に移動してランチャー移動、機体起立とか観て、その後翌日曜午前2時に見学場スカイヒルズに移動、報道対応としてのお仕事開始。技術担当ではありません。早ければ5時には打ち上がるから後始末考えても昼は街でゆっくり食って寝られると思ってたのに。
2017-07-31 16:59:32賢明なるフォロワー諸氏はご存じの通り、延期に次ぐ延期で打ち上げは16時半過ぎ、それまで車んなかで仮眠したけどずうーーっとメディア受付けで報道対応、NOGO判断が出るたんびに報道のカメラの砲列に囲まれて適当なことをもっともらしく抜かすというSF作家らしい仕事をしておったわけだ。
2017-07-31 17:00:57一般的にロケットの打ち上げ延期理由は、機械、技術的理由と天候、そして外的要因つまり立ち入り禁止区域への進入。土曜、日曜の打ち上げでこれぜんぶやって、ぜんぶ説明しなきゃならなくなるなんて想像してなかったわ。おかげで報道対応の経験値あがるあがる。
2017-07-31 17:02:231994年のH2ロケット初号機を皮切りにしたロケット打ち上げ現場取材はもちろん将来の自作というかスペオペの役に立つに違いないと思って始めたんだが、まさか報道と一緒に取材した経験がこんなところで活かされることになるとは思ってもみなかった。
2017-07-31 17:03:45種子島で、内之浦で、KSCで、報道と一緒に取材して広報の仕事観てたから、どういうときにどんな質問が出るかわかるしその時の報道の気分もよくわかる。でもさあ、二日間しかない打ち上げ機関に技術要因3回、天候と外的要因(警戒区域への船の進入)とぜんぶ説明させられるとは思わんかった。
2017-07-31 17:05:45二日目の午後、もう何回目か数えてないGO/NOGO判断の説明のあと、HASTIC伊藤理事(ロケットの偉い人)がにこにこしながらメディア受付けに来て、「最初にこれだけやっとくとあとが楽だよ」ありがたい言葉頂きました。どれも絶対起きることだもんねえ。
2017-07-31 17:07:33だけど、次回は楽な報道対応したい。挨拶してばあーっとあがって拍手して目立たしめでたしですぐ帰れるような報道対応したい。機体と運用が安定するまで、まあしばらくは無理だろうなあ。
2017-07-31 17:08:39おかげで、大樹町スカイヒルズ報道席における報道対応の仕事、退屈だけはしなかったぜ。あと、打ち上げ時は濃霧に覆われて聞えてきたのは音だけ。現地にロケット打ち上げ見に行って、見れなかった、音だけ聞けた、ってのはさっすがにこれが最初だ。各方面ありがとう&おつかれさまでした。
2017-07-31 17:09:51ところでISTのメディア対応は今回は笹本が主力だったが、バックアップにあさりよしとお、松浦晋也が一緒にいた。この三人が広報で報道対応って、日本で最強の布陣だよなあ。まあ、日本じゃ二番目だが。一番は誰かって? 的川先生に決まっておろうが。
2017-07-31 19:48:38んなこと考えてたら今日の北海道新聞に的川先生のコメントが。「安全が第一なので、エンジンの緊急停止を命じる手だてを確保し、実行できたのはよかった」ありがとうございます。
2017-07-31 20:06:19何年生きてきても人生初!な事は起きるもんで、今回は現地に行ったのにロケットの打ち上げが濃霧で見れなかった、聞くだけだったってことだったんだが、もう一つ。打ち上げ終って街に帰ってきたら、十勝毎日新聞が号外でうちのロケットを報じていた。一面の記事の中に報道担当として笹本の名前が。
2017-07-31 20:09:49ところで、打ち上げ延期になった土曜日、夕方15時から大樹町コスモール二階で記者会見があったんだが、入場列チェックしてたらメディアパス持ってない老夫婦がいてあわてて止める。「どちらのメディアですか?」「いや一般人ですが」聞いてみると、翌早朝の打ち上げだと見れないかもしれないという。
2017-07-31 20:25:01日曜の打ち上げ予定時刻は早朝5時から8時。ところが見学場所である航空公園は8時開場予定なんで、見れないかもしれないからこっちに来てみたという。気持ちはわかるが、一般人の入場を認めると皆いれなきゃならなえくなる。その方が喜んでくれる人は多いだろうがそういうわけにもいかないのよ。
2017-07-31 20:29:11