兄好き”Taste of Paradise” -閉音節化と二重母音化、大森祥子さんについて-

途中までしか書いてないけど、もう古いので公開します。しかし「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」はすごくいいアニメだった。あと「これはゾンビですか?」も。
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料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

なので、ここでもむせいか(←なぜか変換できない)を使おうと思います。 #ofuse

2011-03-19 22:54:04
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

ですから、僕のここまでの主張をまとめると、「Taste of Paradise には、語末にスやツの音を配置することで母音を無声化させる作詞技法が使われている」という指摘です。 #ofuse

2011-03-19 22:58:13
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

歩きながら続きをしよう。さて、Taste of Paradise で語末にスの音やツの音を配置することで母音の無声化をつくりだしていることは、日本語の音を英語と等価にあつかおうとしている意志をあらわしています。 #ofuse

2011-03-20 00:38:10
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

たとえば、1番サビの終わりには、「体当たりでつかみたいいつか Precious Big Love」というフレーズがあります。ここに置かれたプレシャスのスの音は、もちろんSと発音され、母音を含みません。今僕は当たり前のことを言っています。 #ofuse

2011-03-20 00:42:44
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

でゎわ、Taste of Paradise を語るの続きやります。 #ofuse

2011-03-20 19:07:40
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

Taste of Paradise 冒頭のサビに「甘くても辛くても絶対 Fabulous It's world」というフレーズがあります。 #ofuse

2011-03-20 19:13:37
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

「Fabulous」の語末のSの音、「It's」のTSの音は、それぞれ昨日述べた「ロマンス」のSの音と「果実」のTSの音と意識を共有しています。意識とは? #ofuse

2011-03-20 19:14:30
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

その意識とは、日本語のことばの音と英語のことばの音を等価に扱おうとする意識です。ここで人名を出しますが、このTaste of Paradise の歌詞を書かれているのは大森祥子さんという方です。 #ofuse

2011-03-20 19:19:29
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

大森祥子さんは、アニメ版けいおん!のOP曲の歌詞を書かれている方で、「Cagayake! GIRLS」の作詞で僕は注目しました。 #ofuse

2011-03-20 19:29:25
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

だけど僕がリアリティのようなものがうまれてくるのが面白いから。だけど僕たちが消費している。就活のとき、今うまいか、それは何が詩やツの縁の強い発音であるか行が、日本語において、けいおん!の重要性はほんとうにあると思

2011-03-20 19:32:00
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

今回は、日本語と英語を等価に見るような作詞についての基本的な知識を確認しつつ、大森祥子さんの作詞について考えるという感じになると思います。 #ofuse

2011-03-20 19:34:13
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

さて、ここまでは母音の無声化という話をしました。大森祥子さんは、母音の無声化という作詞技法を通して、日本語のことばと英語のことばを等価に扱って歌詞を構成しようとしている。そのようなことを述べました。 #ofuse

2011-03-20 19:37:01
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

次は、これも作詞やVOCALOID調教をされている方なら知っている話題と思いますが、日本語の2音を1音にするという英語的なとらえ方という話をしようと思います。 #ofuse

2011-03-20 19:44:10
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

ことばづかいがちょっと乱暴になったので、もう少し丁寧に書きます。日本語で2音で表記される「あん」などの音韻は、英語の1音「AN」として読み変えることができます。こうすることで、音符1音に対して「あん」という2音を当てはめることができるようになります。 #ofuse

2011-03-20 19:49:22
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

そのようなことについて話します。 #ofuse

2011-03-20 19:52:16
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

Taste of Paradise 冒頭の歌詞「一線だって越えたいの 楽園の味を知らないまんまじゃいられない」。ここには「一線」と「楽園」という2つのことばがあります。「せん」「えん」のようにンの音を含んでいるのが特徴です。 #ofuse

2011-03-20 19:54:54
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

ンの音が含まれることばを自覚的に使っているように見えるとき、その作詞家は日本語の音韻を英語的にとらえようとしていると考えるよいと思います。 #ofuse

2011-03-20 20:08:18
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

作曲という視点から見ると、メロディー中のある1音に2音のことばをあてると、その音符はふつう半分に分割されてします。たとえば、もともと4分音符で作曲されていた音符が8分音符ふたつに変形されてしまうということです。 #ofuse

2011-03-20 20:21:23
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

作曲という視点から見ると、メロディー中のある1音に2音のことばをあてると、その音符はふつう半分に分割されてします。たとえば、もともと4分音符で作曲されていた音符が8分音符ふたつに変形されてしまうということです。 #ofuse

2011-03-20 20:21:23
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

このとき、ンの音を含む2音を用いることで、1音で作曲されたメロディーを破壊せず保存することができます。 #ofuse

2011-03-20 20:27:04
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

このように、「一線だって越えたいの 楽園の味を知らないまんまじゃいられない」というフレーズには、ンの音を用いることで2音のことばを1音に偽装するという作詞技法が見られます。 #ofuse

2011-03-20 20:33:03
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

1番のサビ「ハートがBombって膨らむことばっかしたい(We want)」や、「一線だって越えたいの(Tension high)」にある「want」のンの音、「tension」のンの音は、「一線」や「楽園」のンの音と意識を共有しています。 #ofuse

2011-03-20 20:41:44
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

さて、次は二重母音化という話をします。 #ofuse

2011-03-20 20:55:45
料理研究家 やおき @yaoki_dokidoki

日本語には二重母音はないのですが、メロディー上の1音に、英語的なとらえ方で2音をあてることで二重母音のように扱うという作詞技法があります。これを僕は二重母音化と呼びます。 #ofuse

2011-03-20 21:07:56