サイダー×錦戸

赤い公園 サイダー×錦戸亮
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よつげ @Eight_os

26 次の日の昼休み。 チャイムが鳴り終わると同時に教室を飛び出す。 …今日で、答えが出るんだ。 喉が渇く。夏の太陽が暑かった。 「…お前早いって笑」 亮が来たのは、私が来た5分後。 「…返事、聞かせてくれるんだよね?」 「返事ゆうか…俺からちゃんと言お思て」 #エイトで妄想

2017-03-07 18:13:59
よつげ @Eight_os

27 それって… 見ないふりを決め込んでいた予感がまた姿を現す。 「…好きです。俺と付き合ってください!」 「…はい」 届いた… 諦めなくて、よかった… 「…ありがと」 「…うん」 「…幼なじみ卒業やな」 「…そうだね笑」 #エイトで妄想

2017-03-07 18:19:27
よつげ @Eight_os

28 嬉しい。 その気持ちだけが溢れて、会話が続かない。 亮も照れた様に俯いて、お互い無言が続いた。 「…っあ!そうや、これ、また買っといたで!」 亮が手に持っていた例のサイダーを私の頬に当てた。ひんやりと冷たい感触。 「またそれか笑」 「だって好きやろ?笑」 #エイトで妄想

2017-03-07 18:23:51
よつげ @Eight_os

29 「そうだけどさ笑」 よかった。話せるようになってきた。 ありがとうサイダー。 グーッ と、思いっきりお腹が鳴ってしまった 「…一緒に昼飯食べる?」 「…うん笑」 「ん、行こっか」 亮が手を差し出したから、そっと握る。と、 「…!?」 ぐいっと引っ張られた。 #エイトで妄想

2017-03-07 18:30:57
よつげ @Eight_os

30 「んっ…」 そのまま唇が重なる、初めての感触。 やがて、ゆっくりと離された。 「…どうでしたか?」 「もう、ばか!」 イタズラっぽい笑顔で亮が笑う。 その後ろには眩しく射す夏の太陽。 恥ずかしさに、サイダーを口に含んだ。 炭酸と幸福が口の中で溶けた。 #エイトで妄想

2017-03-07 18:38:05
よつげ @Eight_os

というわけでサイダーのお話でした。 いやあ…錦戸難しい笑 まあ元ネタには添えた(本家は本家でちゃんとストーリー作ってるんですけど) ので、大満足です。 pic.twitter.com/Wyj7y0oyHu

2017-03-07 18:41:03
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