北海道における木彫り熊について
某ゲストハウスの問題は芸術以前の運営業務問題で、石を投げたり熊土産をfetishに落とし込んで再消費したり開拓使から歴史を始めたりすることも芸術祭の足跡としては罪深いだろうと考えてます
2017-09-02 17:57:05資料館、熊をfetishに再消費しているように見えました? 私はそういう美方はしませんでしたが。 twitter.com/emimura/status…
2017-09-03 01:42:48美方→見方。 twitter.com/akira_yanai/st…
2017-09-03 02:13:26@akira_yanai 僕は資料館での展示はフェティッシュに消費している風に見える可能性はあると思いますが、企画の意図はもう少し違うところにあると感じます。それより白濱さんの作品について言ってるのかと思いました。
2017-09-03 07:40:28そりゃ私はコレクターの方を知ってるので、そういう企画ではあり得ないです。白濱さんの作品、どんなのでしたっけ。そもそも、熊そのものが良いので、公募コーナーはなくてもいいと思ったくらいですが。 twitter.com/sa_touta_kumi/…
2017-09-03 07:46:47@akira_yanai そうですね。僕は山里さんとは面識ありませんが「北海道木彫り熊の考察」は持っていて読んでるので、どういうコレクションかは何となくわかってるつもりです。 展示では系統や年代順に並んでいませんでしたし、パンフレットの紹介文を見ると手彫りへの称賛が意味合いとして強く感じます。
2017-09-03 08:23:06@akira_yanai それらはフェティッシュな消費として受け取られる要因になりえると思います。 公募はおまけみたいなもんでしょう。 白濱さんのは僕は写真しか見ていないのであまりコメントしたくないのですが、木彫り熊のマスクにペイントした作品だったと思います。
2017-09-03 08:26:00@akira_yanai @sa_touta_kumi あの書籍の版元の出版社で当時バイトをしていた関係で少し携わっていました。ご本人のコレクションについての認識は少なからずあります。
2017-09-03 09:14:32@akira_yanai 木彫り熊の発生というものは道南アイヌ観光や旭川アイヌ観光と切り離されて長年語られてきました。今回もそうです。展覧会の意図に沿う沿わないに関わらず、語るべき背景を語ることがああいう物を展示するときの最低限のマナーだと思います。
2017-09-03 09:25:35@akira_yanai 資料が単に造形的価値だけを有するオブジェではないという認識をあの展示からは知ることが困難です。全てを書き連ねろということではなく、造形物の背景含めてアクセスしたい人がアクセス出来るような仕組みを、あのような展覧会で用意しなければいつ用意できるのか。
2017-09-03 09:31:36@akira_yanai 昭和10年代に木彫熊を愛で、その後大量消費していったときの価値観を覆そうとしているのかはわかりませんが、結局それと同じ価値観の延長によって展示していることになっていると思います。
2017-09-03 09:32:02@emimura 説明文が足りないというのはわかりましたし、その通りだと思います。
2017-09-03 09:33:25ぶっちゃけ言うと、コレクターの熱意を、企画者がくみ取れていないというか、アイヌ民族も絡むアートを「既存のアートを脱構築するための道具のひとつ」としてしかとらえられていないんじゃないか疑惑、ですかね。
2017-09-03 09:43:20コレクターの向いてる方向と、キュレーティングの配慮(不足)は、全然別の問題ですね。えみさんの言うとおりだと思います。失礼しました。 twitter.com/emimura/status…
2017-09-03 09:51:46@akira_yanai しかし「作品を、企画の意図を具現化するための道具にしてしまう」というのは、キュレーター優位の現代美術の現場では、いつでも起こりうることだよなあ。さらに言えば、熊は、作家の意図を代弁しない(表象の問題?)
2017-09-03 09:55:35@emimura とんでもないです。m(._.)m 私こそ考えが足りなかったと思います。しかし、せっかく木彫り熊に脚光があたる機会だと思うと、ちょっともったいない気はしますね。
2017-09-03 15:34:17過去の観光ブーム、旭川での誕生のいきさつ、最近のペイント熊、そういったことが常について回る。そのうえであえて言えば、ペイント熊は無視できない現象だと思います。
2017-09-03 16:51:09木彫り熊については「語る」ことが困難です。今でも作られている。かといって郷土玩具でも伝統工芸でもない。語るとしたら覚悟がいる。アイヌも和人も関わっている。複数の立場があり、それらを外部の購入者以外の人が「いろいろあるね」あるいは「忘れましょう」で済ませるのは外部の傲慢でしょうね。
2017-09-03 17:03:29木彫り熊は何よりも「現在も売られている工芸品である」ということが重要です。あえていえばリサイクル店や骨董屋で取引されても、作家にとっては何の利益もない。
2017-09-03 17:05:59