Twitter で論文レジュメ(Ann Brown の論文)

Ann Brown の 1981 年の論文を題材に,「Twitter で論文レジュメ作成」を実験してみました.ゼミで取り入れてみる予定です.
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Atsushi Terao @aterao

論文よみながらtwitterでメモを書いていく実験を今からする。授業や研究者コミュニティーで使えるかも。ハッシュタグは #cogresume

2010-03-25 15:11:53
Atsushi Terao @aterao

RT @aterao: 論文は Learning to learn: On training students to learn from texts. Ann Brown ほか 1981 Educatinal Researcher #cogresume

2010-03-25 15:16:06
Atsushi Terao @aterao

RT @aterao: この論文の一般的なテーマは、学生の「学ぶことを学ぶ」能力を、どうしたら高められるか。 #cogresume

2010-03-25 15:45:01
Atsushi Terao @aterao

学生のパフォーマンスそのものを高めることを目的とした教育から、自身の学習プロセスの自己コントロールと気づきを高めることを目的とした教育へ #cogresume

2010-03-25 15:52:14
Atsushi Terao @aterao

歴史的には、トレーニング研究は単純な記憶再生を高めるストラテジーを教えることを目的としてきた。 #cogresume

2010-03-25 15:56:47
Atsushi Terao @aterao

しかし、記憶再生だけが学習活動からの望ましい産物ではない。われわれはしばしば、学習材料の再生能力よりも、その重要な点を理解する能力を高めたい。 #cogresume

2010-03-25 16:08:40
Atsushi Terao @aterao

トレーニング研究の多くは記憶再生に焦点を当ててきたので、これらの文献を簡単に見てから、テキストの学習のような学習方略の理解を目指したトレーニングを議論する。 #cogresume

2010-03-25 16:19:13
Atsushi Terao @aterao

前書き終わり。次はセクション1:Strategies for rote memory #cogresume

2010-03-25 16:21:34
Atsushi Terao @aterao

もっともよく研究された機械的な記憶再生方略は、リハーサル、カテゴリ化、精緻化である。これら方略の発達について多くの研究が行なわれてきた。 #cogresume

2010-03-25 16:34:18
Atsushi Terao @aterao

これら方略が最初に使用されるのが何歳ごろで、どのような発達的軌跡をたどるかは、記憶材料の変換が求められる程度と、さまざまな方略の導入、洗練、組み合わせが必要となる程度によって決まる。 #cogresume

2010-03-25 16:44:57
Atsushi Terao @aterao

しかしながら、一般に、こうした方略の出現は、公的な学校教育の程度と近接性recencyに依存する傾向がある。学校教育を受けている集団では、これら方略がはっきりと現れるのは5歳から7歳ごろで、学年が上がるに従って洗練されていく。 #cogresume

2010-03-25 16:54:54
Atsushi Terao @aterao

こうした方略の発達コースで他に共通して認められるものに、産出欠如production deficiencyと呼ばれる中間的段階がある。自発的には方略を使用しないが、使用を促せば容易に実行する。 #cogresume

2010-03-25 17:01:55
Atsushi Terao @aterao

初期のトレーニング研究は、さまざまな理論的理由から、この中間的段階にねらいを当てた。しかしながら、そのいくつかは、こうした方略を自発的に使用することは滅多にない、年少者や発達に遅れがある子どもの方略使用を助けるものであった。 #cogresume

2010-03-25 17:14:01
Atsushi Terao @aterao

次のセクションでは、こうした「教育instructional」研究について見る。 #cogresume

2010-03-25 17:16:31
Atsushi Terao @aterao

セクション2:Training rote recall strategie #cogresume

2010-03-25 17:18:43
Atsushi Terao @aterao

広範な文献を整理すると、これまでに試みられてきたトレーニングには三つのタイプがある。最初のグループは、もっともよく行なわれてきたもので、ブラインド・トレーニング研究である。ストラテジーのトレーニングは行なわれるが、その学習活動の重要性の理解はともなわない。 #cogresume

2010-03-25 17:33:59
Atsushi Terao @aterao

たとえば、子どもに対して、大人を手本にしてリハーサル方略を使用するよう教えるが、なぜそういうことを行なわなければならないのかは明示されない。そうした方略が記憶を向上させること、特定の課題や状況のみならず他の状況でも有効な学習活動であることは知らされない。 #cogresume

2010-03-25 17:44:51
Atsushi Terao @aterao

子どもの記憶成績は向上する。しかし、後で自発的にその方略を使用することもなければ、類似の学習状況に転移が生じることもない。 #cogresume

2010-03-25 17:58:06
Atsushi Terao @aterao

文献:Murphy & Brown, 1975; Gerjuoy & Spitz, 1966; Green, 1974; Turnure, Buium, & Thurlow, 1976 #cogresume

2010-03-25 18:00:53
Atsushi Terao @aterao

第二のグループ、中間レベルの教示は、インフォームド・トレーニングである。子どもは、方略の使用を教えられるだけではなく、その学習活動の重要性についても教えられる。 #cogresume

2010-03-25 18:08:39
Atsushi Terao @aterao

たとえば、リハーサル方略を教えられるとともに、記憶成績が向上したというフィードバックを与えられる(Kennedy & Miller, 1976)。 #cogresume

2010-03-25 18:17:15
Atsushi Terao @aterao

あるいは、複数のリハーサル課題でトレーニングされることで、その方略の重要性がわかるようにする(Belmont, Butterfield, & Borkowski, 1979)。 #cogresume

2010-03-25 18:20:05
Atsushi Terao @aterao

こうしたトレーニングによって、トレーニング課題でのパフォーマンスが向上するとともに、類似の学習状況に出会ったときにこうした学習方略を使用するようになる。 #cogresume

2010-03-25 18:24:06
Atsushi Terao @aterao

こうした一般化が生じるという証拠は得られているけれども、一般化される範囲はとても近い。つまり、トレーニング課題にとても似た課題に限られる(Brown & Campione, 1978, in press)。 #cogresume

2010-03-25 18:28:21
Atsushi Terao @aterao

第三のレベルの教示は自己コントロール・トレーニングである。ストラテジーの使用を教えられるだけではなく、ストラテジーを選び、モニターし、チェックし、評価する方法を明示的に教えられる。 #cogresume

2010-03-25 18:35:49
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