机上 綴る 思想

ひぃ∞ @hi_chan8er

176 ───────Barで時間をつぶして 深夜に帰ったら みりがおった どーせ最後の挨拶とか そんなんやろ と 近づくと 「横山さん･･･」 『･･･おん』 泣きはらして瞼が腫れている ゆっくり目元に触れると 「捨てないでください…」 #机上_綴る_思想

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177 『あかん、渋谷すばるのとこ行け』 立ち上がってポットの電源を入れる 「なぜです？横山さんが好きなのに･･･」 『もう･･･いじめられへんねん そんなご主人様いややろ？』 「もし ご主人様じゃなくなっても 横山さんが 好きなんです･･･」 #机上_綴る_思想

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178 いつの間にか後ろにいた みりが 背中に顔をピトッとつけて そう言った 返そうなんて そんな簡単なもんやなかった 向き合って 俺が素直になるだけ 『ホンマに俺でええんか？』 「だから帰ってきたんです 彼にも会って、話してきました」 #机上_綴る_思想

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179 『俺もみりが･･･ええねん』 ポットからシューッと湯気が上がった お茶でも煎れて、二人で飲もう そしたら俺も ちゃんと話すから── #机上_綴る_思想

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180 「ねぇ、なんでいじめなくなっちゃったの？」 左の薬指には指輪 どこに連れ出しても可愛い奥様と 評判の良いみりは 意地悪そうな顔をしてそう聞いてくる 「またいじめてほしいなぁ」 #机上_綴る_思想

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181 『たまにはええかもな』 みりのびっくりした顔が見たくて嘯く 『せぇへんよ、ほら怖いんやろ』 「･･･もう、」 可愛すぎていじめられへんなんて 一生言ったらんからなw 【end】 #机上_綴る_思想