編集部イチオシ

「消費者の得する商品」の生産は、競争ではなく余裕が生み出すのではないか

タイトルの通り
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

しかし、「耐久性を低くして買い替えを促す」というのは、競争合理的なので、一種の「市場の失敗」でしかない。。。これを調整するにはどうしたらよいのだろう? twitter.com/99mina_jeju/st…

2017-09-19 18:34:51
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

一つあるのは、公営、ないし準公営の耐久財企業を一つ用意して、機能やデザイン、価格はともかく、耐久性には十分力を入れた商品を作らせるというもの。 こうすることで民間企業は、公営生産品に対して耐久性の面でも勝負せざるを得なくなる。競争原理と耐久性の矛盾を緩和できる。

2017-09-19 18:38:52
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

問題は、この方法では家電メーカー同士が疲弊しあって、経済全体の中で家電のウェイトが小さくなっていくという弊害が生じえるという点か。耐久性に優れた製品ばかりを作っていても収益への弊害が小さいビジネスモデルないし経済システムが結局必要にはなるのか。

2017-09-19 18:41:29
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

一つ思うのは、市場の信用創造が豊富であり、利益を出しやすい環境であるならば、耐久性の高い商品を売り出してしまうような「ぼんくらな」「趣味的な」方針も淘汰されず、生き残ることが出来るだろう、ということ。マクロ環境が緩い方が、多様、ないし消費者に利得のある商品が生き残りやすいかも。

2017-09-20 13:55:12
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

もちろん、「経済学的」には、付加価値最大化にきちんと向かわないような企業に経済資源が配分されるのは"非効率"であり、そういった企業は倒産して経済資源を放出すべきだ、という結論を導きがちなのだが、財の多様化が効用に繋がる場合、必ずしもそういうことは言えないのでは。

2017-09-20 13:58:21
akira @a_maybeimwrong

@motidukinoyoru クライミングシューズってのがあって、長い間小さめを買って、足に馴染ませるというか足を靴に合わせるという使い方で、商品種も少なかった。 今、ブームで沢山メーカーがニューモデルを出して、性能も耐久性も足型数も向上した。 豊富な需要と競争かなとおもいます。

2017-09-20 15:51:27
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@a_maybeimwrong 「経済学的」には、需要が大きかったら、品質が悪くても売れるから競争にならない(どんな粗品でも売れてしまう)ということになるのだが、実際には需要が十分見込める方が、挑戦的な開発が出来て多様な商品が生まれて消費者が得する場合もあると。

2017-09-20 19:41:30
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

今はゲーム市場も顧客からの搾取に成功するか、あるいは死ぬかみたいなところがあるから、「いかにガチャを回させるか」「いかにDLCを買わせるか」というところに経営資源が集中してしまって、却って『遊び』の部分が損なわれてしまっている感がある。『遊んで』も潰れないくらいの余裕がない。

2017-09-23 11:04:44