エイトで妄想×村上

伊吹 @sonoyokogao

どしたん今日は甘えたやなぁ、と信ちゃんがわらう。大きな腕に飛び込めば、ふは、いきなり危ないやろぉと眉を下げ受け止めてくれるやさしさが、すきで。 「うん、なんか、甘えたくなっちゃって」 「ふは、今日はそんな気分か」 「ん、」 「そぉかそぉか。…もっとこっち来ぃ、抱きしめたるから」

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微睡みて浮遊×村上 #エイトで妄想 pic.twitter.com/EoC9slVaty

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いつも遅れてくるのに×村上 #エイトで妄想 pic.twitter.com/eEVm3scB75

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融心論×村上 子どもにはいつもみたいに突っ込めねんなぁ、とけたけたとわらう渋谷さんと彼の姿をテレビ越しの画面で見つつ。 彼らが出演している、いつかの番組を録画再生していると「おー、懐かしいなぁそれ」といって、お風呂上がりの信五くんがビールを片手に持ってこちらに来た。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

2. ふふ、もう一年前だもんね、といいつつ。わたしはまだ、ぽたぽた彼の髪から降ってくる雫を見て「…でもそれよりちゃんと髪の毛、ふいてください」風邪ひいちゃうよ、というと 「お前も様んなってきたなぁ」嫁みたいやわ、とわしゃわしゃ、肩に掛けられたバスタオルで拭き始める。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

3. …そんなやり取り。 たった一言二言で飛び上がってしまいたくなるくらい、嬉しいこと、当の信五くんはしらないだろうけど。 「なあ、」「んん？」 「…いつか家族作るんなら相手はお前がええな」「、そん時は頷いてくれるか？」…ああもう答えなんてずっと前からきまってるよ。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

熱帯夜の融解×村上 …ふは、なんや、と受話器の向こう側で信ちゃんがわらった。なんでもないよ、…なんでもなくないけど。 …会いたい、なぁ。 夏の生ぬるい空気に、うかんだまま引っ込んでくれない感情までとけてしまえばいいのに。「言うてみ」「…」「…俺かてお前に会いたいわ」#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

砂糖と天秤×村上 …だって、ずるいとおもうんだ。 …ふは、なんや、と余裕げに笑むのは信五くんで、言うてくれたらええのに、とはずかしくて自分から触れられないわたしを抱きしめるのは信五くんなんだ。 「…ん？どないしたん？」とサッカーの特集ページを見ていた彼が顔をあげる。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

2. 背中に抱きついたわたしを見ようとしたのだろう彼が体を向ける。見つめあって、数秒。 うん？という表情をした彼に。「…！」「…たまには、わたしからしたいなぁ、っておもった、から」 拙い言葉遣いで紡ぐと「…アホやなぁ。そんなかわええことしとったら襲われてまうねんぞ」#エイトで妄想

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フォーチュンリングは廻った×村上 お前、ふらふら歩くなや、危なっかしい奴やなぁ、と信ちゃんが言う。あは、ごめんごめん、と笑いながらわたしは信ちゃんの手から逃れるように、して。 たまに、おもうんだ。…怖いなぁって。 この、さらりと車道側に変わってくれる手もやさしさも。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

2. 勘違いを、してしまいそうになる。 だけど、違っていたら、と考えると泣きそうになるときもある。…勘違いなんやろうなぁ、空気とともに消えたと思った一言。 「…勘違い、してええと思うけどな」 「さっさと気付け、…いつまでも兄ちゃんポジションで居る気は俺、あらへんで」#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

Vorrei la tua mano!×村上 …にあわない、というと「うるさいわ」と信五くんががははと笑った。 ウエディングなんか苦手なのにとおもってたのに。『ええやん。一生に一度なんやからおめかししてもらい』なんて子ども扱いで頷いたわたしの頭をくしゃり、と撫でて。#エイトで妄想

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2. 「…せやけど、よぉ似合っとるやんか、そのぉ、ヒラヒラ」「ふふ、レースだよ」 控え室に信五くんとふたり。 白いウエディンググローブと、彼のゆびがからむ。「ねえ、信五くん」「ん？」「…信五くんとだったら、不幸になってもいいなあ」「…あほか、不幸になんかさせへんわ」#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

あふれだす、ラブレターのゆくえ×村上 …信ちゃんの鈍感。 心の中での一言にこの人はもちろん気づかない。「おーなんや洒落た格好して、女の子みたいやなぁ」…信ちゃんのせいなのに。 「…でもあんま洒落すぎんとき。心配になってまうから」「…兄貴分として言うとるわけちゃうぞ」#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

ストーリーはまだ序盤×村上 村上せんぱい、と引き止めてしまった。引き止められるのは苦手なはずなのに、そう呼んだわたしに「おぉどしたん？」と、何事もなかったかのように言ってしまうから。 「あの、さっきのって、」「さっきの？」ととぼける先輩に、だから！と大きな声が出た。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

2. スポーツタオルを肩に下げた先輩の目を見れず、床の方を睨んでしまう。 「ふは、本気やで。…デートしてくれ、言うたな」そういうの、似合わないのにさらりと言ってしまう先輩はずるいとおもう。「…なあ、遅刻したら許さんで俺」ああもう、そんなこと言う先輩にむねがくるしい。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

暁に溺れる×村上 …なんやねん、と苦笑いひとつ。 寝とるんか。…人の気ぃも知らんとほんっま無防備な顔しやがって。終電を逃したらしい茉優をリビングに残しちょぉ風呂入らせてくれ、と上がれば。 「…俺やなかったら襲われとるぞ」…ええよ、聞こえた声にぱらばら崩れるのは理性。#エイトで妄想

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きみとゆるやかに描く×村上 なんやお前、あったこぉして教室で待っとれ言うたやんか、と部室にひょこっと姿を表した夏帆と歩きつつ。 「んは、待っとれんかってん」 「ふは、しゃあないやつやなぁほんま」 いっつも遠回りしてまうのはなんでやろな。もうすこし、居たいと思っとる。#エイトで妄想

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2. 寒ないんか、て短いスカート見る度言いそうやけど、お洒落！て言いそうやからせめて風邪ひくなやと思いつつ。 「ふふ、やってなぁ？」 「すばるが あいつ夏帆のことむっちゃ大事にしとるんやでって聞いて無性に会いたなってん」すばるにはゲンコツもんやけど、…許したろかな。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

きみよ、とまれ×村上 …ああ、きれいな横顔だなぁとおもう。 ちょぉ無理やなぁ…と珍しく、とろんとした口調で言いつつ酔ってしまったらしい、信ちゃんの寝顔。 見つめてしまうくちびるに離れようと、して。「…キスせえへんのか」…せえへんなら俺がしてまうぞ、くちびるが触れる。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

聞いてゐるラブレター×村上 びっくりしたのだ。 くしゃくしゃ、頭を撫でる手はかわらず雑なのに、みつめる目がやさしいこと。 「なあ」「…？」「…ふは、俺なぁお前のことが好きやねん」 唐突に紡いで、ぜんしんを熱くさせるところさえ。…お前は？ああもう、わかっているくせに。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

ブーゲンビリアをきみに×村上 春が頬にふれる。俺、男やのに、触れ方がな、まるで宝もんみたいにふれるから、くすぐったくてしゃあないねん。…けど嫌ちゃうねん、なんでやろな。 「…ずうっとこうやって、信ちゃんに触れたかったからなんかゆめみたいや」…ああもう、知らんでアホ。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

心拍数は限界よ×村上 …わ、視線を反らす。 目と目が合って、合うたびひどく心臓が鳴って、さわいで、いそがしい。心臓の労動があまりに多くて、信ちゃんばかりずるいのだ。 …ふは、とサッカー番組から目をあげた彼が笑う。「なあ」「、」「もっとこっち来い、…抱きしめたろか？」#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

睫毛を撫でる×村上 …気ぃついてへんやろなぁ、とこいつの寝とる姿を横目で見て、思うのだ。ん゛ー…とその声に内心アホやなぁ、と笑いながら、顔に掛かった前髪を退けると、途端子どもみたいにゆるむ口角とか。 「…ん、」…あ、起きてもうたか、と思いながら、鈴？となまえを呼ぶ。#エイトで妄想

伊吹 @sonoyokogao

2. するとふとこっち向いて、「…あ、しんちゃんやぁ」って、もうこっちが驚いてまうくらい、嬉しそうな声出さんといてほしいんや。いい加減我慢効かんくなってまいそうやから。 「…ん、どないしてん」「…すき」 …ああもう、ほんまコイツは。ちょおすまん、もう我慢効かへんわ。#エイトで妄想