2011年3月25日

Twitterが世界を変えない理由。

Twitterが世界を変えたといわれる昨今であるが、世界を変えたテクノロジーには1つの重要な法則があり、Twitterはその法則には適合しないのです。というお話。
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taku @_heathworld_

Twitterが世界を変える!っていっている人多いんだけど、私は「Twitterは世界を微塵も変えない」と思っている。正確には「テクノロジーが世界を変える場合は1つの決定的な条件がある」のである。残念ながらTwitterはこの部分に関しては間接的に影響を与えるのみである。(続)

2011-02-16 23:24:43
taku @_heathworld_

では、「テクノロジーが世界を変える場合の1つの決定的条件」とは何であろうか?それは、「人が生み出す情報価値の“伝達スピードの上昇”」に他ならない。これはどのようなジャンルにも言えて、例えば、古代に馬を使い始めた時の進歩スピードはありえないレベルだったと思う。(続)

2011-02-16 23:27:11
taku @_heathworld_

さて、この条件を基にしてTwitterを考えてみる。極めて良い例が身近に存在する。それはエジプトのお話である。これを解きほぐしながら、「Twitterが影響を与える伝達スピードの変化とは何か?」という部分を詳しく見て行こうと思う。(続)

2011-02-16 23:28:42
taku @_heathworld_

エジプトにおいてソーシャルメディア、とりわけTwitterの価値が再認識されたという発言がここかしこで見られる。これはTwitterによって「リアルタイムで情報が“ダイレクト”に伝わってくる」事が大きな要員であると考えられる。(続)

2011-02-16 23:30:17
taku @_heathworld_

私は今、“”をリアルタイムにはつけずに、ダイレクトの部分にのみ使った。この部分が極めて重要な部分だと私は考えている。「情報がリアルタイムで入ってくる!」というのは、私はちょっと言いすぎ、もしくはちょっとズレていると感じる。それは何故か。(続)

2011-02-16 23:31:53
taku @_heathworld_

まず、リアルタイムに関してであるが、Twitterの性質上、「物事が起こる」→「それを第一次情報として受け取る人がいる」→「それを第一次情報として重要かどうか判断する」→「自分の中で第一次情報であるとしてTwitterに書き込む」→「他の人が二次情報として受け取る」となる。(続)

2011-02-16 23:33:32
taku @_heathworld_

このときに、「物事が起こる」→「二次情報として受け取る」のタイムラグが少なければ少ないほど「リアルタイムに情報を得ている!」という、リアルタイム性を情報の受け手が感じ、欲求を満たす。さて、ここで何かの条件がストップしていると実はリアルタイムではない事にお気づきだろうか?(続)

2011-02-16 23:36:29
taku @_heathworld_

それは2点であり、1つが「物事が起こっているのがわからない」という事ともう1つが「本当にそこにタイムラグが無いのかを判断する方法が無い」という事である。前者は、「作り出された情報」を意味する。後者は「一次情報のすぐ後に2次情報化しているのか?」という事だ。(続)

2011-02-16 23:39:08
taku @_heathworld_

後者の方をより詳しく見ていく。例えば、エジプトで暴動が発生しました!という最初の情報を3時間後に情報発信した場合はどうなるのか?もし、この3時間後の情報発信が初発信だったらどうなるのか?Twitterはタイムラグがほとんどないと思っているとこのタイムラグは説明できなくなる。(続)

2011-02-16 23:41:05
taku @_heathworld_

このタイムラグは結局、信頼できる一次情報(現状ではマスメディアがほぼ一手に引き受けているわけであるが)によって照合され、信頼性を増幅させなければ説明できない。つまりここに、Twitterが持つ「情報のリアルタイム性」の限界がある。情報への信頼性に欠けているのだ。(続)

2011-02-16 23:43:04
taku @_heathworld_

これは、「ソーシャルメディア(Twitterを含む)は第一次情報の発信源となりうるのか?」という、現在のメディア論に直結する極めて重要な点である。ここの部分は他の議論に譲るとする。(続)

2011-02-16 23:44:24
taku @_heathworld_

ここまでTwitterの限界について議論してきた。つまり、Twitterは情報の通信と発信という点で現存メディアに比べて信頼性が十分でないために、「人が生み出す情報価値の“伝達スピードの上昇”」という条件を満たしきれていないのだ。信頼性の低い価値とは価値なのだろうか?(続)

2011-02-16 23:46:51
taku @_heathworld_

しかし、Twitterには今までのメディアには存在しなかった部分も存在する。それは先ほどの“ダイレクト”の部分に繋がってくる。このダイレクトとは何か?言うならば、Twitterにおける事件の情報伝達はその人自身のrareな情報が入ってくるということだ。(続)

2011-02-16 23:48:31
taku @_heathworld_

今までのメディア情報は「出来る限り真実性を伝える」という点で、極めて客観的で出来る限りneutralな情報伝達を心がけていた。このneutral性が信頼性を生むとも言えたわけだ。しかし、Twitterはその信頼性とneutral性を幾分下げたためにrareが入り込んでくる。(続)

2011-02-16 23:50:26
taku @_heathworld_

このrareとは何か?これはメルロ・ポンティ的には「身体性」といえるし、他の言い方をすれば「ザラッとした感じ」や「異物性」や「生の」等と言った、「精神に触れられる」というモノだと言う事ができるだろう。もっと大まかに言ってしまえば、「心を揺さぶる」モノである(続)

2011-02-16 23:52:37
taku @_heathworld_

つまり、「7時のニュース」等で感動のあまり涙したり、烈火のごとく激怒したりなどという様な人はあまりいないのでは無いだろうか?という事だ。しかし、Twitterではこのneutral性というバイアスが外れ、rareな“生身の”声が伝わってくる。(続)

2011-02-16 23:54:18
taku @_heathworld_

これが、今までのメディアとの決定的な差異であり、これは新しいメディアの形であるともいえる。今までの価値ある情報の前提(neutralな報道姿勢)に挑戦するスタンスであると言っても良いだろう。この点においてTwitterは極めて重要なポジションにいるといっても過言では無い。(続)

2011-02-16 23:56:26
taku @_heathworld_

だが、しかし、Twitterはその重要性故に「人が生み出す情報価値の“伝達スピードの上昇”」には寄与していないのである。よって私は「Twitterが世界を変える事は出来ない」と思っているのである。(終)

2011-02-16 23:58:22

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