- Kirsch_CRZ
- 3189
- 6
- 1
- 0
ビクトリーさんにアレンジいただいた、結城康平さんとの対談がアップされました。ご笑覧ください。全四回の予定です。@日本代表に足りない“ポジショナルプレー”とは何か? 五百蔵容×結城康平対談(1) - Victory victorysportsnews.com/articles/5533 #Victory
2017-10-10 12:45:15日本代表に足りない“ポジショナルプレー”とは何か? 五百蔵容×結城康平対談(1) - Victory victorysportsnews.com/articles/5533 五百蔵さんとの対談、第一弾がアップされました。恐らく、難解な部分も多いとは思います。
2017-10-10 19:50:48ポジショナルプレーについては、フットボリスタ4月号で大枠を説明する記事を寄稿しており、(footballista.jp/magazine/34947)、5月号にもマンチェスター・シティのポジショニングと絡めた記事を寄稿しております(footballista.jp/special/35465)。参考までに。
2017-10-10 22:17:57ポジショナルプレーってなんなのか余計にわかんなくなった。その言葉の背景とか調べてみたくなったぜ。実際の現象とうまく照らし合わせられないというか。たぶん、他の言葉で代用されている現象なんだろうけど。
2017-10-11 00:12:20「ポジショナルプレー」の語源は、多分「チェス」から来てます。チェスの攻め方にポジショナルプレーというのがあって、それがグアルディオラの使うそれと類似してるので。なので、チェスについて調べると理解のきっかけになると思います。
2017-10-11 00:26:25結城さんとの対談の前段階の雑談で戦争の方法(時間と空間の差し合い)とボールゲームの構造的な類似性(特にサッカーとラグビー)について喋ってましたが、チェスは正に時間空間ゲームとしての戦争を圧縮抽象化したシミュレーターなので、ポジショナルプレーはもともとチェス用語というのはそうかも。
2017-10-11 00:37:29チェスの文献や戦術ググったら「これってアレのこと?」というのがけっこう出てくるはず。たぶん将棋や碁でも出てくると思う。場の占有の段取りによって自軍を攻守両面で有利にしていくという戦略的な戦い方は実際の戦争でも重要な方法のひとつで、それを落とし込んだものがチェスであり碁だから。
2017-10-11 00:45:51ただ、盤面ゲーム的に考えるとサッカーはスペースと駒の数とプレールールの関係が原理的にはかなり無秩序化を志向しているので、旧来のポジショナルプレー論でや選手のパフォーマンスではそれを総合的に(攻守・トランジション全てをサイクル化するなどの形で)秩序化するに至らなかった。
2017-10-11 00:49:23しかし現在では、よりよい組織化の方法、補完方法が発見され選手のアスリート化も進んだので、とくに空間面での差分を吸収することができるようになり、総合的にサッカーのプレーを秩序化する考え方として再生したという側面があるのではという仮説を持ってます。
2017-10-11 00:50:38チェスのポジショナルプレーを一言で言うなら、「じっくり攻める」ってことのようです。膠着状態なら攻め急がずにまずは駒が有利になるような配置を良く考え、決して不利にならないように慎重にじっくりと陣形作りを進め、駒の形の優位性を生かして相手の穴を少しづつこじ開けていく攻め方だそうです。
2017-10-11 01:11:07対して、がんがん前に出て、直接相手の駒取りを狙い、リスクを冒して急所に飛び込み勝ちを狙いに行く攻め方を、チェスでは派手な「タクティカルプレー」と言うそうで、地味な「ポジショナルプレー」と区別されているそうです。サッカーでいうところの、ダイレクトか、ポゼッションかに近いですね。
2017-10-11 01:17:30「ポジショナル」を日本語に訳すと、「陣形的、配置的、位置的」という意味になり、配置的な優位のことを「ポジショナル・アドバンテージ」と言うそうです。駒の配置が有利か不利か、駒が良い位置を占めているかどうかなどの時に用いるようです。
2017-10-11 01:21:17駒の得点を重視した考え方を「マテリアル・アドバンテージ」、位置を重視した考え方を「ポジショナル・アドバンテージ」と言うそうで、ということは、ポジショナルプレーというのは、得点よりも、まずは選手が良い位置を占めること、陣形上の優位、選手の位置の良し悪しを基準にボール支配し攻める事。
2017-10-11 01:29:02ポジショナルプレーのベースにある考え方として、チェスというゲームは実力伯仲してると、膠着状態に陥りやすいという事があるようで。そうなった時には一発を狙わず、位置や配置を重視してじっくり陣形作って攻めましょうと。相手の穴を少しづつこじ開けていって、ここぞでタクティカルで点取るぞと。
2017-10-11 01:38:43で思ったんですけど。ポジショナルプレーって、ポゼッションサッカーに選手の位置を重視した攻防を足した言葉だなと。それと日本だと、将棋文化だし、将棋にその言葉に似たものがあるかどうかはわからないけど、どちらかといったら、チェスから来てるであろうポジショナルって言葉はとっつき難い面も。
2017-10-11 01:50:53あとは、サッカーのポゼッションが、ボールを持ってる内は失点しない、ボールを持ってると休めるという守備や安全を念頭に置いたボール保持の考え方でもあると言われていますが、ポジショナルプレーの場合はまずは位置を大事にしてじっくり攻めるという攻撃の考え方と見て良いかなと。出発点としては。
2017-10-11 01:55:07「チェスには『2つの弱点の原則』というのがある。1ヵ所を攻撃するだけでは強敵は倒せない。1ヵ所に集中せず、圧力を他の部分に分散させて弱点を見つけ出さねばならない。」byガリー・カスパロフ(元チェスプレイヤー)
2017-10-11 01:25:20「主導権を握るための主な手段は、動き、柔軟性、陽動である。唯一のポイントに全精力を注ぎ込むことは守備時には弱点にもなる。」byガリー・カスパロフ(元チェスプレイヤー)
2017-10-11 01:26:14五百蔵さん @500zoo 結城康平さん @yuukikouheiさん対談、2回目がアップされました。サッカーだけでない領域における、文化を積み上げ継承し発展させていくうえでの日本の課題の話です。 vsne.ws/BBMsAi
2017-10-11 12:05:19「型破り」か「形無し」かという話。前回よりも専門用語少なめで読みやすい上に単体の読み物として成立してる。面白い。 日本サッカーの重大な課題は、「抽象化できないこと」である。五百蔵容×結城康平対談(2) - Victory victorysportsnews.com/articles/5535
2017-10-11 13:01:31結城康平さんとの対談、2回目アップされました。読んでいただけますと幸いです。@日本サッカーの重大な課題は、「抽象化できないこと」である。五百蔵容×結城康平対談(2) - Victory victorysportsnews.com/articles/5535 #Victory
2017-10-11 14:15:53