編集部イチオシ

「零戦の塗色、ついに決着!」 A6M232(@A6M232)氏・片渕須直(@katabuchi_sunao) 氏他による結果報告

A6M232(@A6M232)氏・片渕須直(@katabuchi_sunao) 氏他による長年謎とされてきた零戦の塗装に使われてきた色材の成分結果の報告です。
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片渕須直 @katabuchi_sunao

塗料としての色名(ラベルに貼ってあるもの)が「灰色」だということがまずひとつ。 含まれている顔料が無彩色系のものものばかりだということがひとつ。 けれど、バインダーの成分が必ずしもクリアーな透明ではないので、出来上がる塗料は「完全な無彩色灰色ではない」。 twitter.com/katotyankobe/s…

2017-10-19 11:09:10
カト⋈ちゃん @katotyankobe

片淵監督がおっしゃってる零戦の機体色、飴色とかじゃなくて単なる灰色って事だけど、写真拝見すると色見本ではマンセルのN7か8ぐらいの感じかな?無彩色ではなくてごくごくわずかーに青みを帯びてる、建物なんかでもよく使われてる明るいグレー、あんな感じなのかしら? >RT pic.twitter.com/M8B1wUCoPe

2017-10-19 11:03:10
片渕須直 @katabuchi_sunao

物的証拠も、それがその状態で存在する「文脈」をこちらがきちんと押さえておかなければ、ちゃんとしたことを話してくれないんです。 twitter.com/1220kumeyakoji…

2017-10-19 15:08:52
旅来(たびこらい)幸治 正解ではなく自分だけのこたえがほしい @1220kumeyakoji

@katabuchi_sunao 物的証拠をそのまま信じてならない場合がある…時の流れを忘れてはならないんですねえ。別の分野でも気をつけないといけないかも。

2017-10-19 11:06:55
片渕須直 @katabuchi_sunao

今回は東京文化財研究所で「産業遺産としての航空機用塗料の無機顔料分析をやってたら、有機染料使ってるとしか思えない結果が出てきた」という話になってるとA6M232さんからうかがって、ありゃ、それは自分の出番かも、と思って、行ってきてしまった次第です。 twitter.com/1220kumeyakoji…

2017-10-19 10:49:50
旅来(たびこらい)幸治 正解ではなく自分だけのこたえがほしい @1220kumeyakoji

@katabuchi_sunao 色材とは色をつける材料・着色材で、水や油に溶ける染料と溶けない顔料があり…って難しくてギブアップです。

2017-10-19 10:45:54
片渕須直 @katabuchi_sunao

なんかもう、博物館の学芸員を一生の仕事としたい。再就職したい。

2017-10-19 10:50:47

 
 
追記
 

yochi @yochisora

決着してなかったんだ…。 「零戦の塗色、ついに決着!」 A6M232(@A6M232)氏・片渕須直(@katabuchi_sunao) 氏他による結果報告 - Togetterまとめ togetter.com/li/1162984 @togetter_jpさんから

2017-10-21 08:21:11
片渕須直 @katabuchi_sunao

決着は10年以上前からついてたつもりなんですが、疑問を挟む余地がないような証拠が出てきたわけです。 twitter.com/yochisora/stat…

2017-10-21 10:01:54
片渕須直 @katabuchi_sunao

今回のは「含有色材で白が確定、黒は検出できないので未確定、その他の色は入っていない」というものと、「顔料としては白と黒しか入っていない」という→ 「零戦の塗色、ついに決着!」Togetterまとめ togetter.com/li/1162984 @togetter_jpさんから

2017-10-21 10:42:40
片渕須直 @katabuchi_sunao

@togetter_jp →自分の手元にある実際の塗料レシピが一致し、さらに塗色名として「灰色」だった(たとえば塗料の缶にそう書かれていただろう色の名前)という別の史料から得られるものをそこに添えたような感じです。 しかし、色材を溶かし込んでいるバインダーの成分ははじめから淡く黄色みを帯びていて、→

2017-10-21 10:45:18
片渕須直 @katabuchi_sunao

@togetter_jp →さらに黄変していきます。 まったくの無彩色灰色ということは最初からありません。

2017-10-21 10:48:08
片渕須直 @katabuchi_sunao

全くの灰色ではない方が良いと思います。塗料実物は新品の状態でごく淡いクリアイエロー+白+少な目の黒です。 このクリアイエローが、時とともにさらに黄ばんで行くわけです。 twitter.com/hachi_kuji/sta…

2017-10-21 12:33:46
A6M232・中村泰三・大戦機修復家・報国515資料館管理人 @A6M232

元となる色が、レシピと共に数多くの現物収集も科学的分析もされずに、様々な意見でまことしやかに何十年と( ̄▽ ̄;)💦 元の色の科学的指針も判明していてこその、各人なりの表現でのスケールモデルが健康的かと私は思う訳です。 なんたって、スケールモデルですから(^-^) あ、怒られる!!

2017-10-22 00:19:36
A6M232・中村泰三・大戦機修復家・報国515資料館管理人 @A6M232

勿論、レシピから現在の結果は見えていて、片さん含め何人かの方々から発表されてはいたが、やはり色だけに話題性のある特色のある傾向に流されやすいわけで・・ 分析は勿論当時の産業遺産としての真面目な資料残しですが、副次的要素として模型界の元指針となれば幸いな訳です。 続↓

2017-10-22 07:04:23
A6M232・中村泰三・大戦機修復家・報国515資料館管理人 @A6M232

続→)勿論!製作と表現は自由な訳です、そこに私は決して言及していない訳です。 なんにせよ、スケールモデルというならば、色であっても元の指針は冷静である科学的観点でも捉えて頂きたい訳です。 この点、私が実機復元の世界に入り込んだ、当時の航空機の姿を再現したいと言う思いにも通じます。

2017-10-22 07:10:44
攻撃やめろ、くたばれプーチン #нетвойне #standwithukraine 🇺🇦 @Schlieffen_Plan

塗料の技術者だった祖父の遺品から、戦中の仕事の資料。 旧軍機の色見本。 ただし、これらがそれぞれなに色なのか、キャプションはない(最後のは、いわゆる味方識別帯でしょうが)。 まあ、普通、プラモデルの色で指定されているのと大して変わりはない。 pic.twitter.com/J0sUGCZUhv

2017-10-19 22:46:11
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A6M232・中村泰三・大戦機修復家・報国515資料館管理人 @A6M232

@Schlieffen_Plan びっとさんの紹介で辿り付きました、びっとさんありがとうございます。 先ほど某模型会社のところで返信させて頂いています。 後備役さん、もし大丈夫でしたらお願いしたいところですm(_ _)m 航空協会の担当を紹介させて頂きますので。

2017-10-20 07:00:39
A6M232・中村泰三・大戦機修復家・報国515資料館管理人 @A6M232

色見本張ではなく現物の羽布に塗られている物が現存していたとは・・・ 現在、飛燕の羽布を下準備段階でもあり、東文研でも会合を持ち多くの資料を分析したいと頑張っている所だけに、早速お願いしてしまった(^-^; twitter.com/Schlieffen_Pla…

2017-10-20 07:06:23
A6M232・中村泰三・大戦機修復家・報国515資料館管理人 @A6M232

後備役さんが航空機塗料色別標準分析調査に御協力頂けることになり、蛍光X線元素分析等にて所有サンプルを調査させて頂けることになりました。後は東京文化財研究所での検査時期が未定なだけです。 ありがたや、ありがたやm(_ _)m (続↓ pic.twitter.com/7xDIk9vZzY

2017-10-20 23:03:13
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A6M232・中村泰三・大戦機修復家・報国515資料館管理人 @A6M232

続→)金属面と違って羽布の場合は蛍光X線元素分析が金属面を拾わないので最良のサンプルな訳です。 調査を進めているときに大変貴重な現物資料をお持ちで、大変ご理解のある方が表れて何かに導かれているのか?!(SNSの力なんでしょうが(^-^;)私の羽布類もお役に立てます(*^-^*) pic.twitter.com/wQQbM4aitN

2017-10-20 23:12:00
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A6M232・中村泰三・大戦機修復家・報国515資料館管理人 @A6M232

@Schlieffen_Plan ご連絡頂き、また何度かの調整をメールにてやり取りさせて頂き大変感謝致しております、おかげさまで東京文化財研究所にて蛍光X線元素分析等をかける算段が付きましたので安堵している所です。 実施時期的な問題ではご迷惑をお掛け致しますが、今後とも是非とも宜しくお願い致しますm(_ _)m

2017-10-20 23:17:44
A6M232・中村泰三・大戦機修復家・報国515資料館管理人 @A6M232

まとめサイトがアップされて拡散してしまいましたが、分析の初段階な点を御理解下されば幸いです。 飴色の元ネタとなった18年以前のサンプル調査は、これからですのでお楽しみに下さればです。 しかし既に10年前から片さん達とは結論付けている訳で、結合材以外の顔料には目新しい事はないかと? pic.twitter.com/Sd0LR3ZNbc

2017-10-21 13:10:45
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(※)本件の詳細について、片渕須直氏の寄稿記事が雑誌『歴史群像 2018年2月号』に掲載されました。より詳しい内容を知りたい方はそちらを御覧下さい。