ヒトナラザルモノ

異形設定あり(Kityuのお二方ごめんなさい)
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よつげ @Eight_os

360 「…うん」 「いや、うんやなくて、面接ははいやろ?」 「はい…っていや!面接ちゃうし!」 安田は久々に喫茶Black Boardを訪れていた。 「そうやなくて、ここに住まい置きたい言うてんの バイトは今楽しいから辞めたないし… お願いします」 #エイトで妄想

2017-10-16 18:11:49
よつげ @Eight_os

361 「ふーん…」 横山にとっては、安田が『お願いします』と付けるようになっただけでも随分な進歩である。 が、しかし このお願いはからかわずには居られない横山。 「それだけとちゃうやろ?」 「へ?」 「亜衣ちゃんの傍に居られるからやろ?」 「なっ」 #エイトで妄想

2017-10-16 18:14:02
よつげ @Eight_os

362 真っ赤になってたじろぐ安田。 しかし開き直ったのか 「まあ…そうやけど」 その言葉に、今度は掃除をするフリをして二人の話を盗み聞きしていた亜衣が、真っ赤になって箒を取り落とし 「…ったく、何やっとんねん二人とも笑」 横山の笑いを誘う。 #エイトで妄想

2017-10-16 18:16:14
よつげ @Eight_os

363 「「…すみませーん」」 二人の声が綺麗にハモる。 亜衣はそのまま住居のある2階へ逃げてしまった。 それを見送った横山。 安田に向き直る。 「…ええけど、一つだけ条件がある」 「…何?」 「亜衣の親に挨拶に行け」 #エイトで妄想

2017-10-16 18:21:17
よつげ @Eight_os

364 安田は目を見開く。 横山は続けた。 「実を言うとな、亜衣をこの店に置くってなった時も、挨拶には行ってん 二人共、急に出てったって心配しとったわ そんなんで男連れてこられてもとは思うけど… 一応、同棲するってことやから、 言っといた方がええやろ」 #エイトで妄想

2017-10-16 18:23:35
よつげ @Eight_os

365 横山の言い分は理解出来た。 亜衣の親が、本当はやはりちゃんと亜衣を思っているのだということも。 ただ。 「俺で…大丈夫かな」 安田の言葉に、横山はふっと笑った。 「掴みかかろうとでもせん限り大丈夫や! それに、 今のヤスなら、きっといける」 #エイトで妄想

2017-10-16 18:25:41
よつげ @Eight_os

366 「近いうちに、亜衣と一緒に行き? ゆくゆくは結婚もしたいんやろ?」 「せやなー」 「けっ…!?」 いつの間にか、戻ってきていた亜衣が二人の背後で真っ赤になって固まった。 「お、亜衣ー!ええってー!」 「う、うん…よかったね、しょたさん」 #エイトで妄想

2017-10-16 18:28:26
よつげ @Eight_os

367 安田はふと思う。 今の自分の居場所は この店と 横山と (…亜衣の隣) 「せや、写真撮らへん?待ち受けにしたい!」 「…撮りたい」 「じゃあ俺が撮っ」 「何言ってん、よこちょも入るんやで?」 「え、俺も!?いやいやいや! ええから、二人で写r」 #エイトで妄想

2017-10-16 18:31:55
よつげ @Eight_os

368 今までと同じ しかしちょっと明るくなったこの世界で 安田は今日も生きていく。 「うっわよこちょ目ぇ瞑ってるやん」 「うっさいわボケ!┃ 「もっかい撮ろ」 #エイトで妄想 pic.twitter.com/QUbvDnzhv9

2017-10-16 18:35:54
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