2017/10/29 月末ボードゲーム会前半 『NAVEGADOR(邦題:ナヴェガドール/ナヴィゲイター』

おなじみロンデルシステム搭載型ボードゲームのプレイ記録。 数を数えられないおじさんたちのガバガバ大航海時代。
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runochecv @runochecv

月末定例ゲーム会に久々に参加。今回は自分、ザキさん、ヨシダゾックさん、もつにこみさんに加え、新メンバーのおでぃおさんの計5名。台風当日にもかかわらず雨天決行です。 お馴染みロンデルシステムの「ナヴィガドール」、「ラストナイトオンアース」と「オレのケツを舐めろ」です。#ボードゲーム

2017-10-29 19:58:50
ヨシダ(くま) @antonioyosida

エンリケ航海王子が活躍した15世紀前半、ポルトガルは国土も狭く人口も少ない国でした。しかし欧州の端だが、新世界へは最も近い!命知らずのラテン野郎どもは、まだ見ぬ新航路に夢を求め、海に旅立って行った!というフレーバーの歴史ゲーム。一人、ポルトガルから旅立たなかった奴がいたがな!

2017-10-29 22:04:06
ヨシダ(くま) @antonioyosida

そしてゲーム名は、「ナヴィゲイター」もしくは「ナヴェガドール」であった。ゲーム名までガバガバだ。こんな感じで、とにかく誰か自分より儲けているのが許せないが、数を数えられないといういかにもラテンなノリで俺たちは東インド会社の経営を任された。

2017-10-29 22:10:02
リンク Twitter ヨシダゾック on Twitter “日本のエンリケ航海王子こと麿赤兒”
runochecv @runochecv

承前) 「ナヴィガドール」は数年前に一度やっていましたがルールを完全に忘却していたため、インストを1から。 まぁ要はポルトガルから長崎まで航海しつつ、工場建てたり植民地作ったりして金を稼ぎ、労働者を生贄にして恩恵タイルを買ってVPを稼ぐゲームです。

2017-10-29 20:01:44
ヨシダ(くま) @antonioyosida

「ナヴィガドール」のプレイボード。プレイヤーは東インド会社を経営し、プランテーション、鉱山、工場、海路の新規開拓などをする。 pic.twitter.com/rOWvLYTaBq

2017-10-29 20:33:55
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ヨシダ(くま) @antonioyosida

「ナヴィガドール」の得点ボード。工場や造船所、新たな海域への航路開拓などアクションは全て最終的に勝利点になる。 勝利点の倍率を決めるのが、有力者への寄付?で、なるべく自分がたくさん持っている施設の勝利点を伸ばせるように頑張る。 pic.twitter.com/5zYlrPxe5A

2017-10-29 20:37:20
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ヨシダ(くま) @antonioyosida

プレイヤーの手番アクションはこの円環パネル、ご存知ロンデルシステムで、前のターンに自分が行ったアクションから三マス先まで減速使用できる。生贄を捧げるともっと先のアクションもできる。ロンデルシステムにより手番アクションが整理されるので、重ゲーだが五分に一回くらい出番が回ってくる。 pic.twitter.com/RB1VHDPh4O

2017-10-29 20:41:09
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ヨシダ(くま) @antonioyosida

船を未開海域に打ち込む船を作るにも、船を増やすにも、プランテーションを買い取るにも、工場を立てるにも、労働者を雇うにもとにかく金が必要なので、我々の東インド会社は基本的に常に自転車操業である。 ただしインカムを得る方法はたくさんあるので、自分の設備にあったロンデルを選べばいい。

2017-10-29 20:43:54
ヨシダ(くま) @antonioyosida

そんなん手番遅い人クソ不利やんバランス考えろよというご意見に対応するために、手番遅い人から順番にエンリケ航海王子のブロマイドが回ってくる。これを消費すると、ボーナスで船を移動させることができる。使い所が重要だ。前やった時に山田さんが麿赤兒にそっくりだと言っていた。 pic.twitter.com/XdkNEEZEUs

2017-10-29 20:51:16
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ヨシダ(くま) @antonioyosida

そんなこんなで「今、麿赤兒どこにいる!?」「早く麿赤兒を回せ!」「麿赤兒使えば捲れるかな?」と演劇マニアが聴いたら激怒しそうな空間となる。「マチュピチュの王子」の時の「俺は処女を買うぜ!」「うーんこのコカインじゃ旨味がねえ」といいゲルツ先生のゲームは何かおかしい。

2017-10-29 20:54:38
ヨシダ(くま) @antonioyosida

日本のエンリケ航海王子こと麿赤兒 pic.twitter.com/gaZucAjS9P

2017-10-29 20:03:33
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ヨシダ(くま) @antonioyosida

エンリケが未来を託した商人。 「止まるんじゃねえぞ」を社是とするヨシダ海運。 「イトー家が主催する王家に忠実なる会社」、通称イトー忠。 フリーメイソンと噂のゼネコン、ザキオ物産。 五百円の海鮮丼でお馴染みの、商船おでぃお。 農園経営に強いルノチェコフ商事。 この五つ。

2017-10-29 23:05:09
ヨシダ(くま) @antonioyosida

ヨシダ海運の社是、「止まるんじゃねえぞ」は、正確には「たどり着く先はどこでもいい、 進み続けるだけで王家から援助金が入る、だから止まるんじゃねえぞ」である。新航路に突っ込むと船が必ず一隻沈むのだが、新しい船を調達する資金はもっぱら、このボーナスである。

2017-10-29 23:11:03
ヨシダ(くま) @antonioyosida

設備投資を一切しないヨシダ海運は、社員の高い目的達成意識が持ち味である。造船所を一切作らず現ナマで非効率に船を購入して喜望峰を周りマラッカ海峡まで突き進む。 終着地長崎までの犠牲になる船を調達し終え準備は万端である。だからよ止まるんじゃねえぞ。

2017-10-29 23:16:08
ヨシダ(くま) @antonioyosida

正直数を数えられないので、今何位なのかもわからない。だが勝ち取りたいもののない無力なままでは終われない。今更謝っても死んで行った船員たちが許さない。だからよ止まるんじゃねえぞ。 ところがマラッカ海峡を越え東シナ海をうかがう地点で思わぬ対抗馬が現れた。 ゼネコン、ザキオ物産である。

2017-10-29 23:20:18
ヨシダ(くま) @antonioyosida

スペインを追い出されたフリーメイソンリーが作ったと噂されるザキオ物産は、教会や造船所などの大型ハコモノ建設で、本国の政治家と癒着していた。これまで新航路には興味を示していなかったが十分な船団を率いて遂に長崎までのレースに参入である。しばき体質のヨシダ海運は絶体絶命だ。

2017-10-29 23:25:29
ヨシダ(くま) @antonioyosida

ヨシダ海運のヒューマンデブリたちは長崎まであと一歩のところまで来た。東インドの王になる、上がりは見えていた。しかし、ザキオ物産が麿赤兒カードを使い強引にゴール。これが勝負の分かれ目だった。

2017-10-29 23:45:31
ヨシダ(くま) @antonioyosida

東インド会社設立以後、本国ポルトガルは、最先端地域ネーデルランドもかくやとばかりに手工業が隆盛を極めていた。その主役は、世界最大の香辛料加工工場と経産省の官僚と癒着したイトー忠と、五百円の海鮮丼から製糖業に鞍替えした商船おでぃおであった。

2017-10-29 23:30:27
ヨシダ(くま) @antonioyosida

商船おでぃおが製糖業に特化したのは、序盤砂糖プランテーションの乱立によって砂糖価格が大暴落した時期があり、加工した砂糖を作ることがアドバンテージになるからであった。その後、商船おでぃおはそれを元手に教会建設というハコモノにも手を出す。もちろん宗教界への根回しも忘れない。

2017-10-29 23:33:21
ヨシダ(くま) @antonioyosida

一方近づくだけでくしゃみが出そうなほど香辛料加工工場を林立させたイトー忠である。こいつがとんでもない悪党であった。なんと船を沖合で遊ばせて工場をフル稼働。市場価格の操作と政財界との癒着で運転資金をまかない、ポルトガル経済を混沌へ叩き込んだ。

2017-10-29 23:36:02
ヨシダ(くま) @antonioyosida

ここにイトー忠の会長、ドン・モツニコミの言葉が残っている。 「どうせ船使い道ないし全部生贄にして建設します」 イトー忠は序盤から船ゼロ戦術で戦うことになる。が、いかにも派手に荒稼ぎしているので全員のヘイトが集まる。 反イトー忠の怪文書をばら撒いたのはルノチェコフ商事だった。

2017-10-29 23:40:22
runochecv @runochecv

承前) ターン順が2番目だったため、ルノチェコフ商事が最初に立てた戦略は ①未開の地を航海し、航海ポイントを稼いでメインポイント元とする ②航海のたびに船が沈むので、造船所を積極的に建築し、サブポイント元とする ③建造の運転資金は植民地経営で稼ぐ というもの。

2017-10-29 20:08:11
runochecv @runochecv

承前) 喜望峰進出は一番に果たしつつ、造船所+1、植民地2個と、序盤は概ね戦略通りに進んでいきました。ところが、隣にいて航海ポイントを争っていたヨシダ海運が造船所を持っていないにもかかわらず、金にあかせて船を買い、どんどん先に進み、こちらは造船所などを立てるため遅れていきます。

2017-10-29 20:11:37
runochecv @runochecv

承前) ぶっちゃけこの時点で①の戦略はもう無理だと判断し、以降喜望峰に先端を切って突入したルノチェコフ商事の探検航海部隊はずっと喜望峰で停泊することに。方向性を変えて、植民地を大量に経営してこれをメインポイント元にしようと戦略変更しました。

2017-10-29 20:14:19