シャドウ・オブ・ウォーは版権ゲームの枠を超えた至高のオーク大殺戮指輪物語アクションゲームだった

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

さて、ここまでは絶賛していましたが、以下、ネガティブな点にも簡単に触れておきましょう。

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まず、上述したように行動の選択肢が極めて豊富なのですが、それは裏返せばシステムがそれなりに複雑ということ。

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その一方で、本作のチュートリアルは比較的簡素で『前作で大体覚えたでしょ？』というスタンスなので、いきなり本作から入ると慣れるまでに戸惑いがあるかもしれません。（わたしは前作や類似ジャンルのゲームに慣れているので困りませんでしたが）

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あと、指輪物語の枠を超えたゲームとは再三申し上げた通りですが、外伝的ストーリーとはいえ、用語や世界観の把握には指輪物語を知っているのがほぼ前提。 pic.twitter.com/9NMrBlZujh

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ゲーム内に用語ガイドなどもありますが…ここは『映画観ていなくても楽しめる』というより、せっかくだからこの機会に映画のロード・オブ・ザ・リングを観てほしいと言わせていただきます。

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（シンプルに史上最高レベルに面白いエンターテイメント映画です。オークが10万匹くらい出て死ぬ。）　#これだけドヤ顔であれこれ語っておきながら原作を読んでいない天狗がいるだって　#棒で叩け　#酸をかけてやる

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また、ネメシスシステムの上でのオークとのじゃれ合いは真に革新的で独創的なものの、通常のストーリーミッションは、オーソドックスなオープンワールドゲームの典型で, 相対的に斬新さに欠け、（オーク以外の）人間やエルフのキャラクターの魅力が薄い点も痛いです。

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最後にですね・・あまりに不毛な話題なので正直触れたくないんですが、このゲームですね、メタクリティック（ゴツいレビューサイトだと思いねえ）のユーザースコアがやたら低いんですが、これですね、少額課金、いわゆるガチャの要素を入れたことで”炎上”したんですね。 pic.twitter.com/6DtXnYdYrD

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で、スコアの構成を見るとですね、ネガティブレビューの大半が１０点満点中０点というバランスで、要するに客観的にどういうスコアをつけるかではなく「僕の嫌いな課金要素が入ってる！許せないぞ！！ハイ０点！！スコア平均点を下げてやる！」という人達が大挙した結果なんですよ。 pic.twitter.com/vZDWElp81w

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最近ではこのゲームに限らず他のゲームでも、炎上めいた話題の対象になると、こうした参考に値しないスコア傾向になることがままあります。（そもそも実際に購入やプレイせずともレビュー投稿可能な仕様）

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ちなみにゼルダBotwを見るとこんな感じです。世間の評価に流されない独創的な感性と強い信念をお持ちの方々ですね。 pic.twitter.com/9JolAqibWQ

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こうした幼児そのものの振る舞いによって、ユーザーの生の声として、メディアによるレビューのカウンタパートとなり得たはずのユーザースコアという指標がユーザー自身の手で死んでしまったというのはなんというか残念ですね・・・

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で、その上で実際に最後までプレイしてこの課金要素がどうなるかという点ですが、終盤の展開に触れざるを得ないので、要点のみ書きます

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・ガチャは全く不要。ガチャをすれば有利・時短というバランスですらない。 ・その上で、終盤の展開はダルい。ガチャの有無に関わらずダルい。 ・そもそも国内版だと、ガチャ要素がカットされてる（オチ）（ドヒャー）（一同ズッコケ）

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＜細々した点はここに書きますが、読まなくていいです＞ note.mu/alohatengu/n/n…

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さて、正直に話したいのでネガティブな要素にも触れましたが、こうした要素はこのゲームの本質的な面白さを毀損するものではありません。

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広大なオープンワールド、多数の収集要素。美しい指輪物語ユニバース、ちょっとしたオンライン要素…そうした装飾を剥ぎ取っていった時、このゲームに残るもの、それはガントレット、オークスマストダイなどの、いにしえより伝わるオーク大量ぶち殺しアクションとしてのピュアな要素です。 pic.twitter.com/4nHPVopasL

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そして、これらオーク大殺戮ゲームの中でもこのゲームを特異なものとしているのが、上述したネメシスシステムです。

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ただのモブではない個性豊かなオークたちがそれはそれは景気良く首を刎ねられ、真っ二つにされ、射られ、踏み潰され、喰われ、焼かれ、落とされ、毒を盛られて勢い良く死んでいくこのゲームこそは、まるでこのゲームのオークたちのような唯一無二の個性を持ったオーク大殺戮ゲームと言えるでしょう。

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わたしは前作が出たときに、この革新的なネメシスシステムがパクられまくって普及するものと期待していましたが、何故か一切パクられることのないままこのゲームの続編が出てしまいましたので、知名度向上のためにこうして宣伝しました。

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２０１７年、おそらくはゼルダとマリオが無慈悲にゲーム・オブ・ザ・イヤーを根こそぎにするであろう、近年屈指の豊作年の本年においては賞レースの話題の中心となるタイトルではないはずですが、それでも『代替品のないタイトル』であることには間違いありません。

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あなたが、次にプレイするゲームに悩んでいるなら、指輪物語の世界に興味があるなら、またはオークを見かけると殺さずにはいられない性分の持ち主なら、是非、プレイする候補の上位に加えていただけると嬉しいタイトルです。 pic.twitter.com/BB2NE6LaSa

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おわりです

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まっとうな紹介とは別に、このゲームが余りにもニンジャスレイヤーとの精神的な近似性が高く、ニンジャスレイヤーファンの方にも是非オススメしたいのでそっちの観点からも紹介を書きました。 togetter.com/li/1167743