僕と黒猫と彼のハートフル共同生活・４

サトリ💚💜🌻 @satori_hdk_fmkg

「だいたい俺は構われたくない」 「またまたぁ」 「寄るな暑苦しい」 「いいじゃん、気にしないで」 「うるさい離れろ」 スザク君に後ろから抱きつかれたので肘でがしがし押し退けるルルーシュ君。なかなか離れないため仕方なく諦めて寄りかかれば、重いはずなのになぜか嬉しそうにされる

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「はっ！！！もしかして今日で三連休終わり！？」 「ああそうだな」 「嘘！！！今週何もしてないのに！！！」 「何もってなんだ」 「えっち！！！してない！！！だから今からしよう！！！」 肩を掴んで迫ってきたスザク君をぐーで殴るルルーシュ君

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昨日ルルーシュ君にぐーパンチされたから今日はもっと下手に出てみようと思い、「えっちしたいなぁ」と帰るなり後ろから抱きついて囁いたら、今度は平手で殴られたスザク君

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「殴んなくても良くない！？」 「お前が殴られるようなことを言うからだろ」 「ちょっとした冗談なのに！」 「お前は冗談で俺とセックスしたがるのか？それは心外だな」 「本気でやるならこのままここで押し倒すよ！」 「だったらやってみろ！」 「えっ、いいの？」 「……あ」

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玄関先で押し倒されるのは回避したものの、じゃあ明日にしよっか！とスザク君に全開の笑顔で言われ、帰ったらされるんだろうか…本気で玄関でするつもりなのか…いやでもまだ平日だしスザクだってそのくらいの分別は付いてるだろうし…と今日一日ずっと考えてそわそわどきどきしていたルルーシュ君

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そんなルルーシュ君を窺って、「考えてる考えてる、無意識にえっちなこと考えてここは会社だって思い出して慌てて追い払ってる、ルルーシュ可愛いなぁ」とこっそりにまにまするスザク君。次の日が休みなら本当に玄関で押し倒しちゃおうかなと密かに計画中

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ただいまーと先に部屋に入り、お出迎えしたルルにゃんをよしよししているスザク君はいつも通りで、良かった…玄関で押し倒すなんてやはり冗談だったか…とほっとしていると、あっそうだと振り返ったスザク君が「明日の夜は楽しみにしててね」と耳元で囁くから、えっ！！！？！となるルルーシュ君

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昨日の宣言通り、帰るなりスザク君が玄関先でキスしてきてそのままシャツを引っ張り出して脇腹を撫でられ、ちょっと待てスザク！と慌てて引き剥がそうとするけど、「そんなこと言ってこの間からずっと期待してたくせに」とオスの顔で笑われて、顔どころか全身がカッとなって言葉に詰まるルルーシュ君

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何も言えずに真っ赤になって固まっているルルーシュ君に笑みを深め、下から唇を掬うようなキスをしてきたスザク君に、ああそうだずっとスザクのことを考えて期待していたんだ悪いか！くそ…！と心の中で悪態をついて諦めて目を閉じたルルーシュ君

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このあと玄関先→お風呂→ベッドに移動して無茶苦茶セッ〇スしてしまい、なんかこのパターン以前にもあったぞ…そのときも後悔したぞ…と思ったけど、終わったときには息も絶え絶えで何も考えられずに気を失うように眠ったルルーシュ君。夕飯食べ損ねたことも忘れてた

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昨日は起きたら昼どころか夕方で、またやってしまった…何回目だ…と頭を抱えたので、今日は絶対にしないからな！寝室に入ってくるな！とスザク君を追い出し、ルルにゃんと籠城して眠ったルルーシュ君。なお、スザク君は「もうルルーシュったら照れ屋なんだから」となぜか喜んでソファで眠ったのでした

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先週の金曜日のことを思い出し、家に帰って玄関のドアの鍵が閉まる音についついびくっとしてしまうルルーシュ君に、さすがに明日も仕事があるときは手を出さないよと苦笑いするスザク君。 「お前は信用ならない」 「もー、あんまり可愛いこと言うとキスするよ」 「何が可愛いだ。お前の目は節穴か」

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「だいたいスザクが卑猥なのがいけないんだ！見た目は可愛い顔をしながら体はしっかり筋肉が付いていて力だって強いからそのギャップに女性が騙されるのはよくわかる。だが俺だって男だ。男が男の体に胸を鳴らすなんておかしいだろ？だから俺のせいじゃない、スザクが悪い！そう思うだろ？」 にゃーん

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ってことをルルにゃん相手に愚痴り、よしそうかお前もそう思うかとうんうん頷いていたら、廊下の方から何かがどさりと落ちる音がし、ルルーシュ…！！！と顔をめちゃくちゃキラキラさせたスザク君が立っていて、前もこのパターンあったぞ…と頭を抱えるルルーシュ君

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「ルルーシュってえろいよねー。頭が良くて仕事もできて普段はキリッとしててストイックで真面目そのものなのに、僕がキスしたり触ったりしたらすぐにとろんとなってとろとろに溶けちゃうんだ。ほんと可愛くてえろいと思わない？」 にゃーん 「だよね〜」 「スザぁあああああク！！！！！！！！！」

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スザクは俺のことをそう見ていたのか…と思ったらなんだか色々いたたまれなくて、今日一日スザク君の顔をまともに見られなかったルルーシュ君。書類を渡すときに指先が触れようものなら、パッと離しちゃって紙の束がバサバサ落ちる

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「もー、変なことしないから大丈夫だって」 「へ、変なこととはなんだ！」 「んーと、キスとかセッ」 「会社でその単語を口にするな！！！」 「わー！ぎぶぎぶ！！！」 会社のトイレで絞められるスザク君

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変なことはもう言わないから機嫌直してよと帰ってからも謝るスザク君に、別に本気で怒ったわけじゃないし…ともごもご言うルルーシュ君。 「あのね、僕はルルーシュの傍にいられるだけで幸せなんだよ」 「なんだいきなり」 「言っておかなきゃいけない気がして」 「変なやつ。でも、俺もそうだな」

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この間からご主人様たちがイチャイチャしていて、二人が仲良しなのはいいけど自分と遊んでくれない！猫じゃらしフリフリしてくれない！お腹でぴょんぴょんさせてくれない！とすっかりご不満なルルにゃんが、先制攻撃とばかりにスザク君に体当りしてきたのが本日の帰宅時のハイライト

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普段はぴょーんと飛び付いてくるところを、今日は鍵が空いた途端ものすごい勢いで駆けてきて鳩尾に思い切り突っ込み、さすがのスザク君も「ぐはっ…！」となったのでした。 「ルルーシュに殺されかけた…」 「遊んでほしいだけだろ」 にゃーん 「アピール激しすぎない！？」

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昨日も今日もスザク君とルルーシュ君の間に丸まって川の字で寝られたから大満足のルルにゃん。朝5時ごろに目覚め、ご飯ほしいとにゃーにゃー鳴き、棚の上からスザク君の鳩尾辺りにダイブして「ぐはっ！」とさせて起こすのはご愛敬。 「朝から熱烈な目覚まし嬉しいよルルーシュ…」 にゃーん

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「最近ルルーシュに愛されているのかいないのかよくわかんなくなってきたよ。あるときは熱烈なのにあるときは素っ気ないし、でもそれがルルーシュの性質っていうか、まあ元々ツンデレだから仕方ないんだけど。ってことはやっぱり愛されてるのかなぁ」 「喋るときは『猫の』と付けろ。紛らわしい」

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だいぶ気温が低くなってきて、まだ毛布を出してなかったから明け方が寒く、眠ったまま無意識にスザク君に抱きつくルルーシュ君と、眠ったまま無意識にルルーシュ君を抱き締めて温めるスザク君と、暖を求めて二人の間に潜り込んでくるルルにゃんが近頃の朝の光景

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最近、帰宅時のルルにゃんのお出迎えがなくて、あれ？まさか具合悪くしてる？と心配して部屋中を探したらベッドの中で丸まってすやすや眠っているという。 「あー寒いのかな」 「少し早いがコタツ出すか？」 「そうだね」 またコタツでえっちなことする時期が来たなぁとスザク君が思ったことは内緒

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今夜はお月見しよ〜とスザク君がみたらし団子を買ってきたので、ルルーシュ君がお茶を煎れてベランダの前でお月見をする二人。そこへルルにゃんがとことこやって来て、お団子の前にちょこんと座って一緒にお月見。 「綺麗だね」 「ああ」 「今のはルルーシュのことなんだけど」 「はいはい」