【横山光輝「三国志」講座145「東南風」】
- yms_karuta
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【横山光輝「三国志」講座145「東南風」26】 一方、丁奉らから孔明を逃したという報告を受けた周瑜。またしても孔明に出し抜かれたと悔しそうです。ここでも「むむむ」、が出ました。自分は孔明に油断はしなかった、孔明は呉のために呉の陣にいたのではなく、呉と魏を戦わせんがため、とつぶやきます。
2017-11-14 16:37:49【横山光輝「三国志」講座145「東南風」27】 ああ、なぜもっと早く殺しておかなかったのだろう、そうだ、曹操と和を結び、先に玄徳と孔明は討ってはどうだろう、と周瑜は孔明憎さのあまり発想が飛躍してしまいました。あわてて魯粛が、急に何を言うのかと諌めに入ります。
2017-11-14 16:39:46【横山光輝「三国志」講座145「東南風」28】 たしかに孔明は敵に回すと恐ろしい人間だが、曹操の方が玄徳や孔明に比べれば十倍も害が多いと。これまでの準備も曹操と和を結ぶためではないと言って、魯粛は周瑜を説得します。周瑜もそうであった、と冷静さを取り戻します。
2017-11-14 16:42:27【横山光輝「三国志」講座145「東南風」29】 一時の怒りで本来の目的を忘れては、なんのための戦略かわかりません。まず叩くは曹操、と目的を確認した周瑜は、その曹操をたたけるはこの風が吹いている間、と火計が有効な時は今を逃してはないということを確認。そして行動に移します。
2017-11-14 16:44:14【横山光輝「三国志」講座145「東南風」30】 周瑜は諸将を集め、指示を出し始めます。まずは甘寧に。かねての計画通り、蔡中をオトリとし、曹操に降参すると唱え、船を敵の北岸に寄せ、烏林に上がり曹操の兵糧に火をつけるように言います。甘寧はもうひとりのスパイ、蔡和はどうするかと聞きます。
2017-11-14 16:46:28【横山光輝「三国志」講座145「東南風」31】 蔡和は軍神への血祭りの儀式に使う、と周瑜。わかりました、と甘寧。蔡和・蔡仲の運命はこれで決しました。続いて周瑜は太史慈に、三千の兵を率いて黄州の境に進出し、合肥にある曹軍の勢を打ち破り、まっしぐらに敵の本陣にかかり火を放つように言います。
2017-11-14 16:48:28【横山光輝「三国志」講座145「東南風」32】 次いで周瑜は凌統に、夷陵の境にあって烏林に火の手が上がるのを見たらすぐ攻めかかるように命じます。このように矢継ぎ早に練りに練った作戦を諸将に授けます。いま吹く東南の風が呉の運命を握っています。
2017-11-14 16:50:17【横山光輝「三国志」講座145「東南風」33】 この機を外したら呉の勝利は考えられませんが、果たして呉は曹軍に勝つことが出来るのか…。運命のときが近づきますが、続きはまた次回です。 今回はここまで。
2017-11-14 16:51:46