どじょうの事例にみる在来種と外来種の違い

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オイカワ丸 @oikawamaru

いつまでも環境教育と称して外来生物を子供達に放流させてる場合じゃないよねぇ。我が国は。

2017-11-19 22:08:35
オイカワ丸 @oikawamaru

例えばドジョウだって地域によって歩んできた歴史、すなわち刻まれた遺伝子は違うのですよ。ドジョウがいなくなった~金儲け~地域おこし~などと言って安易に余所の地域からドジョウもってきて放流してる場合じゃないのです。それは外来生物になるわけですから。

2017-11-19 22:13:34
オイカワ丸 @oikawamaru

江戸時代の釣りの本にすら、どこそこのは骨が堅いとか産地ごとに区別して記録してるくらいで、ドジョウはドジョウと一緒くたにして地域おこしとか言ってよそのドジョウをもってきて放流してるのは、退化もいいところ。21世紀の地域おこしなら、遺伝子で確認した在来ドジョウを増殖するくらいしないと。

2017-11-19 22:18:39
オイカワ丸 @oikawamaru

そんな面倒なことできない、というなら何もしない方が良い。何故なら一度壊れてしまった遺伝的多様性は、二度と復元できないからです(少なくとも今の技術では)。外来ドジョウがはびこって在来ドジョウと交雑したら、「地域のドジョウを特産品に」という売り出し方は、未来永劫できないわけです。

2017-11-19 22:26:20
オイカワ丸 @oikawamaru

個人的には分類学的に同種の範囲でも、地域によってドジョウの味は違うと思うんですよね。それは遺伝子によるのか、水によるのか、餌によるのか、予想される要素は色々ですけど、地域おこしとしてするなら何より遺伝的な特性、地域性ていうのは看板として重要だと思うのですよね。本当の特産なわけで。

2017-11-19 22:29:55
オイカワ丸 @oikawamaru

まあ結論としてドジョウに限らず、安易に生き物をよそからもってきて放流するな、とこれですね。少なくとも環境教育には100%用いるべきではない。取り返しがつかない、自動的に増殖する、分散する、という点で、場合によっては環境構造の破壊よりも生態系に与える影響は大きい。

2017-11-19 22:35:00
オイカワ丸 @oikawamaru

日本の自然環境とそこに暮らす野生生物は、本当に世界的にも珍しい素晴らしいものばかりなんですよ。そのことを多くの人に知って欲しいですし、あらゆる方法で大事にして欲しいです。

2017-11-19 22:47:00
オイカワ丸 @oikawamaru

ところで外来種がどうのとつぶやくとすぐに人種差別主義者が外国人排斥につながるとか追い出すとか言い出すので面倒なのですが、人間が設定する外来種問題において「人間は別枠」、これが基本ですのでよろしくお願いします。こんなことは考えるまでもなく直感的にわかって欲しいですが。

2017-11-19 22:49:51