韓国と中国がeスポーツで強い理由

Ernest Croft @middlander

したがって、韓国の一般の中高生などにとっては、スポーツを行う“意味”というものが極めて薄く、また機会にも乏しい。体育の時間が少ないとか、スポーツの部活動が殆ど存在しないとかいう話を聞いたことがある方もおられるだろう。

Ernest Croft @middlander

これは人口と予算から鑑みたスポーツに対する国策であって、この場で是非を議論するつもりはない。スポーツの資質のある者というのは、早咲きの者もいれば遅咲きの者もいる。単に事実として、韓国ではそのうちの後者はスポーツと巡り合うことが非常に難しいのだ。

Ernest Croft @middlander

では、彼らの行きつく先はどこか。チキン屋……ではない。PC房である。そう、韓国では身体的な資質に恵まれた人材が、eスポーツとマッチングしやすいのである。韓国はこのような国策的な背景により、eスポーツが人材を拾い上げる場となっている、のではないだろうか。

Ernest Croft @middlander

以上がぼくの考える、韓国がeスポーツ強国である三つの理由である。いずれの背景も非常にユニークで、そう容易く真似したりできるようなものではない。中国の人口を真似できないのと同じだ。

Ernest Croft @middlander

日本は現状、eスポーツの分野において大きな成果は上げていない。希望的な言い方をすると、韓国は“自然発生的に”eスポーツ強国となれる背景を持っていたが、日本はそうではなかった、ということなのではないだろうか。

Ernest Croft @middlander

日本には日本の背景がある。日本という名のパズルに、eスポーツという名のピースは、そのままの形では嵌らなかった。今できあがっているパズルはあまりにも強固で、その形を変えるのは難しい。せいぜい穴を少し広げるくらいだ。ならば、あとはピースの形を変えるしかない。

Ernest Croft @middlander

そうそう、余談ですが一応申し述べておきますと、タレント業になれと言いたいわけではないです。それはまた違った商売だと思います。高橋名人をプロゲーマーと扱うか否か、という議論において、否定的な意見のほうが主流であることはご承知の通りかと思いますが、ぼくもそちらのスタンスです。

Ernest Croft @middlander

ただ一方で、スポーツというものは概してショウビジネスであるので、ショウとしての価値を高める、という理念でもって活動をされている方々は尊敬しております。岸さんとかね。