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で、目的機能は、「期待した通りに、人(=一義的にはユーザー)の役に立つこと」を確認します。 この時、「いつまでの機能?」、「どこで使われる機能?」、「ユーザーはどこまで想定する?」の3つを考えて検証します。
2017-11-20 23:41:51「いつまで(When)」については、その機能が使われなくなるまでを想定します。 ROMに焼かれた車のソフトウェアなら10年くらいでしょう。テスラのようにバージョンアップを想定できるなら1年とかの短期間で構いません。スマホアプリのように1週間くらいでどんどん変わっていくのなら1週間でOKです。
2017-11-20 23:47:39「どこで(Where)」については、想定できません。そこで、過負荷となるノイズを検討して検証の時に過負荷をかけてテストをする事で理想的な環境下でなくても正しい動きをすることを確認します。要は意地悪な環境下で動くのなら大抵のところで動くことが期待できるということです。
2017-11-20 23:51:30さいごの「利用ユーザー(Who)」についても、ペルソナにいくら作ってもキリがありませんので、「お客様のお客様(Whom)」の想定で止めておきます。
2017-11-20 23:53:47理想機能が理想的な環境下でアルゴリズムが使える(=機能する)こと、すなわち、期待した計算量となることと性能が出ることを確認したのに対して目的機能では、理想環境下ではなく、いまの3条件下でテストをします。
2017-11-20 23:55:58つまり、機能が使われなくなる頃に現役でいられる働きをすること、意地悪な環境下で働くこと、お客様のお客様を満足させる機能であることを目的機能のテストで確認します。
2017-11-20 23:58:31結局は開発する機能のゴールを考えることになりますのでユーザーストーリー(ユーザーxxの役割として、ゴールyyを達成したい、その理由はzzだからだ)を考える事で目的機能を考えることと近いことを考えてもらうようになりました。
2017-11-21 00:01:06ですから、ユーザーストーリーはあくまでも(目的機能の)代用品です。 ユーザーストーリーの「いつ」はリリース時点、「どこ」は要求者の環境下、「だれ」は利用ユーザーですから目的機能よりも範囲が狭いのです。範囲が狭いから考えやすいとも言えるのですが。 連ツイおしまい。
2017-11-21 00:04:36@akiyama924 理解が進みました。ありがとうございます。 理想機能は理想的な機能のイメージが強いため、"理想環境下における機能"とかの方が個人的にはしっくりきます。 そうすると目的機能は"実環境下における機能"ってことですね。
2017-11-21 00:14:51@nemorine ですです。 でも、よく考えると「理想環境下における機能」は「理想的な機能」を測定することと同じだったり、「実環境下における機能が目的を達するか」は「目的を達成する機能」と同じだったりします。
2017-11-21 00:21:42@nemorine リサーチ(研究活動と技術開発活動)は今のところHAYST法の対象外なので基本機能(研究)と、理想機能(技術開発)の話はほとんど出てこないのです。 HAYST法は、今のところデベロップメント(開発活動)のみを対象にしているので。
2017-11-21 00:27:59ゆもつよメソッドや、VSTePも同じだと思うのだけれど、表面的な表記法や手順の裏にあるものが大切で、それがしっかりとしていないと全体の統一感がなかったり、矛盾が生じたりしてしまいます。 でも、手法を使う人にとってはそういった背景の話はどうでもいいので話す機会もないです。
2017-11-21 00:37:02