まずDE向けにNOLR-5を開発したのち、DD向けに周波数帯を拡大したものがNOLR-6で、-6BでECM連接機能を付加、-6Cで分析系と方探系の機能が分離…そして水電妨(Q-X)の成果を踏まえて、NOLR-6B/CにOLR-9 RWRの受信機機能を統合したのがNOLR-8なのだとか
2020-11-20 22:48:18従来、DD向けESMはNEC、ECMは富士通が担当しており、あめ型でも当初はNECのNOLR-8と富士通のOLT-3改を組み合わせる方針だったのが、諸般の事情で富士通が降りてしまい、結果的に、NOLR-8をベースに、三菱電機のNOLQ-2から派生させたECM部を統合したNOLQ-3になったのだとか
2020-11-20 22:48:18電波探知妨害装置の初代にあたるNOLQ-1ではオイルショックの影響で仕様が二転三転し、スペックダウンを図ったNOLQ-1-1と-1-2が設計されたものの結局は当初仕様通りの-1で装備化され、CDS連接を図った改良型は-1-3となったので、-1-1と-1-2は空席になったのだとか
2020-11-20 22:48:19あ、あとチャフロケットランチャとしては、まず昭和50年度にRBOC Mk33を「きくづき」に試験装備したのち、52DEよりSRBOC Mk36を装備したのだとか
2020-11-20 23:52:32それにしても、フリードマン先生がUSNIから出してた艦載装備本とかなり食い違うのはある程度予期してたのですが、香田氏の国産護衛艦本ともやや異なるのは興味深いところです…香田氏は、46DDGのWESについても堤氏とやや異なる見解でしたし、電子装備の細部についてはやや要検証なのかなとも
2020-12-17 08:40:11特にNOLR-1・5については搭載艦が悩ましいところで…香田氏は「たちかぜ」とはるな型は元々はNOLR-5を搭載してたとしてるものの、元海幕武器1課の小滝氏は「たちかぜ」は当初からNOLR-6を搭載してたとしてますし、はるな型も、DE向けで機能が限定されてるらしいNOLR-5を積んだとは考えにくい気が
2020-12-17 23:34:09NOLR-1についても、BLR-1とNOLR-1はほぼ同仕様だから混同はやむを得ないとしても、40DDAはNOLR-1BなのかNOLR-5なのか、37DDKは最初からNOLR-1Bを積んでたのか後日装備なのか(あるいはBLR-1/NOLR-1なのか)という問題が ja.wikipedia.org/wiki/NOLR-1#%E…
2020-12-18 00:13:27そんなわけで、引き続き、水電妨(NOLQ-X)の系譜に連なる電子戦装置について項目作成。NOLR-8の海上公試で長短両面が顕在化したってのは香田氏も書いてましたが、特に誤追尾とマスト遮蔽が問題になったのだそうで ja.wikipedia.org/wiki/NOLR-8 ja.wikipedia.org/wiki/NOLQ-2 ja.wikipedia.org/wiki/NOLQ-3
2020-12-20 13:02:5703DDのECM装置から富士通が撤退したのは、どうもOLT-3の途中でアクティブ素子を採用した際、本来なら研究開発すべきだったのを直接調達したために、特にソフト的に不備が生じたのと、素子のコスト高のために原価割れを起こしたらしい…と飯田氏が書いてますが、やや曖昧な記述なので盛り込まず
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