2016年7月26日

【費用と人命は】コストとダメコンの関係【等価交換】

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眠れる森のパンダ @Panda_51

42型の加筆準備を進めてるのですが、この艦級って、英国病時代の英海軍の業を背負ってる感じが…目先のコストカットのために全長を切り詰めたので、機関部はパラレル配置になり、前檣と後檣が近すぎて衛星通信装置と電波探知装置が干渉してしまい、フォークランドでの喪失に繋がると

2016-07-12 17:25:32
眠れる森のパンダ @Panda_51

"British Destroyers & Frigates"で「フォークランド紛争で42型が失われたとき、現代の精緻な軍艦は対艦ミサイルに耐えられないという誤解が蔓延したが、20年にわたる冒険的なコスト削減のツケがとうとう回ってきたというのが実態である」(意訳)という名言が

2016-07-12 17:26:17
眠れる森のパンダ @Panda_51

ちなみに、海自の護衛艦に親しんでいると少々意外なことですが、実は42型駆逐艦よりも22型フリゲートのほうが高価なのだそうで

2016-07-12 21:30:41
眠れる森のパンダ @Panda_51

そんなわけで[[42型駆逐艦]]加筆。恥ずかしながら、今回の加筆のための資料集めまで、てっきり主機はシフト配置なのかと思ってました ja.wikipedia.org/wiki/42%E5%9E%…

2016-07-12 22:24:40
眠れる森のパンダ @Panda_51

昼間にも流しましたが、42型って、ホント悲惨なまでに切り詰めた設計なんだなと。実は全長は海自ゆき型よりも短くなっていて、そのせいでこんな問題が ・艦首は常に波に洗われる状態 ・機関部はパラレル配置 ・衛星通信装置がESMに干渉 ・ソナーと機関部の離隔不十分

2016-07-12 22:29:15
眠れる森のパンダ @Panda_51

この辺を踏まえますと、「シェフィールド」は設計からして余裕が切り詰められていて、失われるべくして失われた、というほうが実態なのかもしれません twitter.com/Panda_..「シェフィールド喪失とアルミ」 togetter.com/li/661956#c288…

2016-07-13 00:01:15
眠れる森のパンダ @Panda_51

ただこの話読んでちょっと不安になったんですけど、海自のゆき型とかって大丈夫なんでしょうか…NOLR-6とスーパーバード衛星通信装置ってけっこう近いですし、スーパーバードB2も確かXバンドですから、干渉の懸念はあるのかなと twitter.com/Panda_51/statu…

2016-07-13 16:39:59
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

ペリー級はコスト重視で1軸推進のくせに非常用の補助推進装置(マブチの水中モーターの親玉みたいなん)を積んだり、ハイローミックスのロー側の割りには抗たん性に配慮されてたりする。 同時期のシェフィールドとよく比較されるけど、ハードだけでなく運用面も両者の運命を分けた要因だと思う。

2016-07-23 22:52:43
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

排水・消火ポンプの能力はハードだけど、その能力を維持するのは運用。主管が詰まって消火出来ないのも、メンテナンスにコストを払って全力を発揮出来るよう維持するのも常日頃にどうフネを運用してるのかの結果に過ぎない。

2016-07-23 22:58:51
眠れる森のパンダ @Panda_51

@tebasaki_s 「シェフィールド」被弾時の消防主管の機能喪失について、岡田先生の『艦艇工学入門』では主管の整備不良説を採っていましたが、英海軍の公式報告によると、どうも消防ポンプ4基のうち1基しか起動できなかった上に、これも間もなく機能停止したのが致命的だったようです

2016-07-23 23:23:25
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

@Panda_51 実質すべての消火ポンプが使えなかった訳ですね。

2016-07-23 23:26:35
眠れる森のパンダ @Panda_51

@tebasaki_s そういうことになりますね。そしてその代替になるかもしれなかったRoverの可搬式ガスタービンポンプは著しく能力不足だった("performed outstandingly badly")と

2016-07-23 23:30:15
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

@Panda_51 シェフィールドの場合は、ハード面の欠点が喪失に繋がった感じなのですね。ありがとうございます。

2016-07-23 23:32:58
眠れる森のパンダ @Panda_51

@tebasaki_s そういうことになるのかなと。そもそも発端になった衛星通信装置のサイドローブによる電波探知装置への干渉から、機関室の配置、更に可搬式ポンプの能力不足も含めて、フリードマン先生の言うように「無謀なコストカットの代償」と括っても良いのかなと

2016-07-23 23:37:16
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

@Panda_51 ただ、必要な時と場所にフネを送り込むのには成功してるんですよね。現場の将兵がその代償を支払っているものの、国家としての目的を果たしてはいるという。 新戦艦としては最良とは言い難いものの必要な時期に就役していたKGVといい、この点では英国は侮れないと思います。

2016-07-23 23:47:51
眠れる森のパンダ @Panda_51

@tebasaki_s 確かにそうなんですよね、元々が、正規空母の絶滅が確定した英海軍で、各戦隊にシーダート搭載艦を配することで最低限の防空力を確保することを目的にした量産型防空艦ですから、その役割は果たしたとも考えられるんですよね

2016-07-24 00:04:09
眠れる森のパンダ @Panda_51

この辺の経緯とか、22型のほうが42型よりも高コストだったという話を考えますと、日米的な感覚に当てはめるなら、21型がDE、22型がDD、42型がDEGとすると分かりやすいんじゃないかなと

2016-07-24 00:07:21
眠れる森のパンダ @Panda_51

個人的に、シェフィールドとスタークの命運を分けたのは ①タマの当たり所:スタークでは機械室まで達していなかったはず ②平時か戦時か:救援活動に割けるリソースの差 ③外洋か湾内か:シェフィールドも被弾そのものは生き延びたものの、南大西洋を曳航中に沈没 ってあたりかなと思っていたり

2016-07-24 00:23:06
酉阿字@フルチン(Full Vaccinated) @moeseifuku

戦訓から、はつゆき型の上部構造物の材が何番艦からアルミ系軽合金から鋼材に変わったという記述を読んだことあるのですが、構造物材の違いというのは実際どれぐらいのものか気になります twitter.com/panda_51/statu…

2016-07-24 00:42:37
眠れる森のパンダ @Panda_51

@moeseifuku シェフィールドの場合、船体も上部構造物も鋼製でしたが、通風トランクや仕切弁がアルミ合金製で、これらが溶解したことで、致命的な機関室火災へと延焼したようです。ただ、より広範にアルミ合金を導入していた21型FFでは喪失に繋がるほどの問題は指摘されていないようで

2016-07-24 00:52:45
眠れる森のパンダ @Panda_51

@moeseifuku ですので、フォークランド紛争の戦訓というよりは、1977年の英海軍「アマゾン」、また1975年の米海軍「ベルナップ」など、平時の火災事故の教訓のほうが大きいのかもしれません…どちらもアルミ製上構が火災で溶解し、損害拡大につながったと指摘されてます

2016-07-24 00:54:53
眠れる森のパンダ @Panda_51

ちなみに、ゆき型で上部構造物を鋼製にしたのって8番艦「やまゆき」からですけど、同艦は昭和56年度計画の艦なので、1982年のフォークランド紛争の戦訓を反映した部分はあまり無いんじゃないかなと思っていたりします

2016-07-24 01:01:27

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まとめ シェフィールド喪失とアルミ たぶん続くんじゃよ 6326 pv 53 2

コメント

海彌(ロードスターを駆る猫) @a_hibernant 2018年2月26日
アンテナ類の配置って、艦船の設計ではかなり後回しにされるので、 機関や武器の配置が終わった後の残った空間でやりくりしなきゃいけない。 その辺の事情は日本もイギリスも変わらないのだなと思うのと同時に、 余裕のある設計というのは電子装備の運用性に直結するのだなということ
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憑かれた大学隠棲:再稼働リプレイスに一俵 @lm700j 2021年10月27日
イギリスはフォークランドを領有してるのに投資してこなかったり軍を常駐させなくて、そういう財政的要因による制約が紛争の遠因になったと思えば、結構メタな構造かも。
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