- Uroak_Miku
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改めて紹介。野外バスケでひと汗かいたメイリンが「But I'm hot.」と聞いている。教科書の冒頭なので凝った英文が出せないからといってこれは論外。「けど熱があってね」と聞こえる。「I'm all sweaty now.」(うはー汗でるわー)にすればいいのに。 pic.twitter.com/BdtK6aWFqg
2017-11-29 08:31:01「あっつー」を「hot」とか「warm」とか機械的にひらめいてしまうのをどう「sweaty」(汗でるわー)に矯正するか。twitter.com/KaoruKumi/stat…
2017-11-29 08:32:42かつてはネイティヴ英会話(これもすごく日本的な呼称だけどね)を身につけるには学校英語を極めて留学のチャンスをつかんで下宿先のおかみとだべるしか方法がなかった。漱石みたいにオール英語で高校大学大学院相当の教育を受けた者でさえそうでした。
2017-11-29 08:36:384)今から数十年前、自民党議員で外交官出身の平泉渉と上智英文科教授の渡辺昇一が「今の学校教育で英語全員必修はナンセンスだから一部英語エリートに絞って英語教えろ」「てめ教育なめんな」と激突。ただ二人とも留学経験者で、下宿のおかみを相手に英会話をマスターしたのは同じ。ここが興味深い。
2017-11-29 08:40:265)ここに当時の論争が図式化されています。 d.hatena.ne.jp/TerasawaT/2011… 下宿のおかみという視点がないですねこの要約も。どなたのもそう。だからあの論争の本質が誰もつかめていない。
2017-11-29 08:42:266)「(バスケ熱中して)暑いわー」を「I'm all sweaty!」(汗だくだわー)とさっと思考チェンジするのは、一回教わればすぐ身についてしまうけれど教わるチャンスがなかなかない。日本にいてはこんな英文使う機会まずないし「こういうときどういうん?」と訊ける相手もいない。
2017-11-29 08:46:397)留学して英語の世界に身をさらす。下宿のおかみは生活全般の面倒をみてくれるわけだから「(運動したら)暑いわー」みたいなやり取りも担当する。大学や大学院のゼミではもっと高邁な話をするわけだからおかみしか教師がいない。
2017-11-29 08:48:398)渡辺が論争のなかで「アイルランドかどこかの英語圏の貧乏国からばーさんを日本に呼んで学校の英会話クラブで話し相手をさせれば効果があるだろう」とぶっきらぼうに提案していました。これがですね、数十年後にエレン・ベーカーに進化するわけです。 pic.twitter.com/DsF6xx1M1q
2017-11-29 08:51:359)でもね、今は「運動であっついわー」的な日常フレーズを網羅した教材もあるわけですよ。暗記してもぱっと思い出せるひとはまずいないとしても、一回でも「こういうときどういうんだっけ?なんか読んだことあるような…」と記憶を探って教材を再見して「ああこれこれ!」な経験があると[続く]
2017-11-29 08:55:2510)そこからぱーっと広がっていくのです。自分の経験からもわかる。検索で必死に調べるなか「そうか『汗まみれ 英語』で検索すればいいかも」とひらめて「あったあった」な経験をするとか、そういうの今の環境なら可能なわけです。
2017-11-29 08:57:2811)小さいうちに英語圏に引っ越してバイリンガルに育つか、エリートとして英語圏に留学して下宿のおかみから教わるとか、どちらかしか道がなかった時代ではもうないのです。
2017-11-29 08:58:3812)「正月には皆でいっしょにすごす」は「We spend New Year's together.」(新年をいっしょにすごす)と変形するのがコツとか、そういうのを独習できる時代になっています。困難ですけどね。それでも明治や昭和のエリート街道を突き進むのにくらべたらうんと楽。
2017-11-29 09:02:3313)「暑い」→「汗まみれ」と変換するのがコツよと子どもらに笑顔で教えてあげられる英語教師が最強。しかしながら学校教材が教科書からなにからどうしようもない代物ぞろいなのでどうしようもない。
2017-11-29 09:04:2514)要するに学校教科書とセインやピーターセンらの英語本のあいだに横たわる断絶をスマートに橋渡しする教材が開発されてしかるべきだってことです。
2017-11-29 09:09:1915)このテーマについては後日さらに深く考えるつもりです。That's all for today, class.
2017-11-29 09:11:52